海上自衛隊は、主として海上における消火活動、行方不明者・遭難船舶の捜索救助活動、 また、離島及び僻地からの救急患者の輸送を実施しており、これに備え艦艇・航空部隊が応急出動待機態勢をとっています。
実績としては、離島からの急患輸送が多いのが特徴であり、消火活動、遭難船舶の捜索・救助等をあわせると、年間400件以上にのぼります。
なお、平成25年度の災害派遣総数555件の内、401件が急患輸送であり、南西諸島(沖縄県、鹿児島県)、五島列島(長崎県)、伊豆諸島、小笠原諸島(東京都)などへの派遣が大半を占めています。
これは、災害派遣部署等の配置の確認や陸上部隊の編制、艦艇における対応等、基礎的訓練を実施することにより、災害派遣態勢の確立などを図るために行っています。
避難所の設定では、災害派遣態勢の確立などを図るために行っています。
またエンジンカッター等の特殊救援器材の取扱法に慣熟するため、小屋を作り、建物が崩壊したことを想定する等、実際に即した演練も行います。
その他にも、給水装置、排水管の点検及び応急措置、諸用水の確保といった各種災害に対応した器材及び救助物品を常時使用可能状態にし、不測の事態に即応し得る態勢を維持しています。
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