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日米共同訓練(護衛艦「いせ」及び2個米空母)の実施について

 1月29日~2月1日、護衛艦「いせ」は、沖縄周辺の海空域において日米共同訓練を実施しました。
本訓練には、米海軍「セオドア・ルーズベルト」空母打撃群及び「カール・ヴィンソン」空母打撃群の2個空母群が参加し、極めて実戦的な訓練の実施を通じて、海上自衛隊の戦術技量の向上及び米海軍との相互運用性の向上を図りました。
 日本側指揮官を担任した第2護衛隊群司令 清水徹海将補は、「日米は、ともに太平洋に長い海岸線を有する海洋国家であるとともに、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けて、法の支配に基づく国際秩序を維持しようとする同盟国です。本共同訓練では、米空母2隻を含めた米海軍空母水上打撃群と訓練を行うことで、我が国にとって望ましい安全保障環境の創出に寄与するとともに、力による一方的な現状変更を許容しない強い意思と能力を体現できたと考えています。第2護衛隊群は、様々な不測事態に即応できる態勢を維持しつつ、これからも任務に邁進します。」と述べました。
 日米海軍種は、本訓練のように平素から緊密に連携して行動し、様々な不測事態に対する共同対処能力の維持・強化を図っています。そして、このような海上自衛隊と米海軍とのかつてないほど強固な関係は、日米同盟の抑止力・対処力の強化に貢献し、インド太平洋地域ひいては世界の平和と安定に寄与しています。
 自衛艦隊は、即応態勢を維持し、我が国の防衛のみならず、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、同盟国・同志国海軍と協働して、インド太平洋地域の平和と安定に貢献しています。