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米海軍主催固定翼哨戒機多国間共同訓練(シードラゴン2024)について

 1月8日~24日、第4航空群 第3航空隊所属P-1哨戒機は、グアム島周辺海空域において実施された、令和5年度米海軍主催固定翼哨戒機多国間共同訓練(シードラゴン2024)に参加しました。本訓練には、日米のほか、カナダ、インド、韓国等から固定翼哨戒機が参加し、各国との対潜戦の技量を競い、海上自衛隊は2年連続1位の快挙を達成しました。
 日本側指揮官を担当した第3航空隊第31飛行隊長 片桐尚樹2等海佐は、「シードラゴンは毎年開催される対潜水艦戦に関する多国間共同訓練です。一般的な多国間共同訓練は参加国間の連携強化や相互運用性の向上を目的として実施するものですが、そのような訓練に加えて国別対抗で戦術技量を競い合う“競技”の要素があることがシードラゴンの特徴であり、この訓練を通して、参加国海空軍に対する尊敬の念と相互理解をより深めることができました。なお、海上自衛隊航空部隊の精強性を示し、競技においては、並み居る強豪を制してチャンピオンベルトを持ち帰ることができたことを誇らしく思います。」と述べました。
 自衛艦隊は、即応態勢を維持し、我が国の防衛のみならず、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、同盟国・同志国海軍と協働して、インド太平洋地域の平和と安定に寄与しています。