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仏海軍空母打撃群司令官の来訪について

 1月11日、自衛艦隊司令部幕僚長 川村伸一海将補は、仏海軍空母打撃群司令官ジャック・マラード少将の来訪を受けました。
 フランスは、欧州やアフリカのみならず、世界に影響力を持つ大国であるとともに、インド洋及び太平洋島嶼部に領土を保有し、インド太平洋地域に常続的な軍事プレゼンスを有する唯一のEU加盟国であり、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた特別なパートナーです。
 日仏海軍種は、我が国の周辺のみならずソマリア沖アデン湾に至る広大な海域で二国間、多国間共同訓練を数多く実施しており、防衛協力・交流を着実に積み重ね、連携の強化を図っています。
 懇談では、グローバルな安全保障上の課題について認識を共有し、一方的な現状変更の試みに強く反対する立場を確認するとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、今後も日仏2国間及びEUやNATOといった多国間の枠組みでの防衛協力・交流を強力に推進していくことで一致しました。
 自衛艦隊は、即応態勢を維持し、我が国の防衛に加えて、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて、同盟国・同志国軍と協働して、インド太平洋地域の平和と安定に貢献しています。