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令和5年度海上自衛隊演習(実動演習(共同演習))へ比海軍軍人初参加

 11月6日~23日、自衛艦隊は、令和5年度海上自衛隊演習に初めてオブザーバー参加したフィリピン海軍スティーブ・モラタ大佐及びレイ・ルマクトッド少佐に対して各種研修支援を実施しました。
 海上自衛隊演習では護衛艦「ひゅうが」において対潜戦を中心とした各種戦術訓練について、P-1哨戒機での監視飛行及び護衛艦「あまぎり」におけるダメージコントロール(故障や被攻撃時の対応)に関する研修プログラムを実施しました。
 本年8月の日米比司令官懇談において、齋藤自衛艦隊司令官から直接、トリビオ・アダチJr.比海軍司令官に対して、海上自衛隊演習へのフィリピン海軍の参加を招請し、これにフィリピン海軍が応じたものです。
 我が国と同じく米国の同盟国であるフィリピンは、自由、民主主義、そして法の支配といった普遍的価値を共有していることに加え、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた同志です。自衛艦隊は、様々な機会を捉えて、共同訓練及び防衛協力・交流を一層拡大し、より深化させ、更に強固な連携態勢の構築に努めてまいります。
 自衛艦隊は、即応態勢を維持し、強力な日米同盟の抑止力・対応力に基づく我が国の防衛に加え、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、同盟国・同志国海軍と協働し、インド太平洋地域の平和と安定に誠実に貢献しています。