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日米印豪共同訓練(マラバール2023)(実動訓練)への参加について

 8月16日~21日、令和5年度インド太平洋方面派遣(IPD23:The Indo-Pacific Deployment 2023)第1水上部隊の護衛艦「しらぬい」及び特別警備隊は、シドニー及び豪州東方海空域において日米印豪共同訓練(マラバール2023)の実動訓練に参加し、各種戦術訓練(対潜戦、対空戦、対水上戦等)、洋上補給等を実施し、戦術技量の向上に加え、日米印豪海軍種の連携の強化及び相互運用性の向上を図りました。
 本訓練には、米海軍から駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」、補給艦「ラパハノック」、潜水艦、P-8A哨戒機、特殊作戦部隊が、インド海軍から駆逐艦「カルカッタ」、フリゲート艦「シャヒャドリ」が、オーストラリア海軍から駆逐艦「ブリスベン」、揚陸艦「チャールズ」、潜水艦、特殊作戦部隊が、また、同空軍からP-8A哨戒機、F-35A戦闘機がそれぞれ参加しました。
 同艦長の南和宏2等海佐は、「不法かつ不当な『力による一方的な現状変更』の代表であるロシアによるウクライナ侵攻から1年が経過しました。また、インド太平洋地域においても、『力による一方的な現状変更』の試みが依然として存在しています。今回の共同訓練では、ハイエンドな戦闘訓練を実施しました。このような安全保障環境の中で、海洋秩序の維持、民主主義や法の支配といった普遍的価値を共有する日米印豪の強固な結束を国際社会に対して顕示するという意味で、極めて大きな意義がありました。」と述べました。
 自衛艦隊は、即応態勢を維持し、わが国の防衛に万全を尽くすとともに、力による一方的な現状変更を許容しない安全保障環境を創出するための「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、同盟国・同志国と協働して、インド太平洋地域及び国際社会の平和と安定に貢献しています。