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令和5年度インド太平洋方面派遣(IPD23)第2水上部隊 輸送艦「しもきた」のフィジー共和国スバへの寄港について

 8月17日~20日、令和5年度インド太平洋方面派遣(IPD23:The Indo-Pacific Deployment 2023)第2水上部隊の輸送艦「しもきた」は、フィジー共和国スバに寄港しました。
 同部隊指揮官の掃海隊群司令 金刺基幸海将補は、川上文博駐フィジー日本国特命全権大使を表敬訪問するとともに、スポーツ交歓、艦上レセプション等の交流行事を実施し、同国との友好関係及び信頼関係の深化を図りました。また、寄港中、統合幕僚長 吉田圭秀陸将の激励を受けました。
 金刺海将補は、「Bula!(フィジー語で「こんにちは」)フィジーでは、国民の皆様の温かく心のこもった歓待を受けたことに心から感謝しています。寄港中、海自・陸自、フィジー軍、『パシフィック・パートナー2023』に参加している米・ニュージーランド軍の隊員が混合チームを組み、雨の中でフィジーの国技であるラクビーを行い相互に敬意を表すとともに、バレーボールでも共に汗を流しました。また、『パシフィック・パートナー2023』の一環として実施したマングローブの植樹では、統合幕僚長も参加して、階級や所属、国籍の区別なく、皆が泥んこになって、フィジーの環境保護に寄与することができました。今回の寄港を通じて、フィジー共和国との友好関係をさらに深めることができ、大変嬉しく思います。海上自衛隊は今後も、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けて、地域の安全保障上の課題に対処するため、この地域へのコミットを重視し、太平洋島嶼国との対話と協力の推進に寄与してまいります。Vinaka!(フィジー語で「ありがとう」)」と述べました。
 自衛艦隊は、即応態勢を維持し、強力な日米同盟の抑止力・対処力に基づく我が国の防衛に万全を期すとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、同盟国・同志国海軍と協働して、インド太平洋地域の平和と安定に貢献しています。