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令和5年度インド太平洋方面派遣(IPD23)第1水上部隊 護衛艦「さみだれ」のシンガポール共和国 チャンギへの寄港及び米海軍主催多国間共同訓練SEACAT2023への参加について

 8月13日~17日、令和5年度インド太平洋方面派遣(IPD23:The Indo Pacific Deployment 2023)第1水上部隊の護衛艦「さみだれ」は、シンガポール共和国 チャンギに寄港しました。まだ、同港停泊中に米海軍主催多国間共同訓練「SEACAT2023 (Southeast Asia Cooperation and Training)」に参加し戦術技量の向上、海上自衛隊と参加国海軍等との相互理解の増進及び信頼関係の強化を図りました。この訓練は、シンガポール及び南シナ海、マラッカ海峡で開催される多国間海洋安全保障・情報共有訓練であり、東南アジア諸国の海軍や沿岸警備隊、法執行機関との危機対応に関する協力態勢の構築及び参加国海軍間の信頼醸成の深化を図ることを目的として実施されているものです。海上自衛隊は2020年から本訓練に参加しており、今年は、海洋状況把握(MDA: Maritime Domain Awareness)に関するシンポジウムや、立入検査ワークショップ等が実施されました。
 同艦長の奥村健二2等海佐は、「今回の寄港及び多国間共同訓練への参加を通じて、シンガポールをはじめ東南アジア諸国との友好関係を深めることができました。海上自衛隊は、『AOIP(インド太平洋ASEANアウトルック)』を全面的に支持するとともに、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けて、米海軍と歩調を合わせて、今後も日ASEAN防衛協力・交流を一層強化していきます。」と述べました。
 自衛艦隊は、即応態勢を維持し、強力な日米同盟の抑止力・対処力に基づく我が国の防衛に万全を期すとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、同盟国・同志国海軍と協働して、インド太平洋地域の平和と安定に貢献しています。