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日米加共同訓練(ノーブル・レイブン23)について

 6月14日~19日、IPD23第1水上部隊の護衛艦「いずも」は、米海軍駆逐艦「ラファエル・ペラルタ」及びカナダ海軍フリゲート「モントリオール」とともに、南シナ海において日米加共同訓練(ノーブル・レイブン23)を行いました。
 これは、米国が、インド太平洋地域における同盟国、パートナー国等との連携強化を目的として計画した米国主催大規模広域訓練2023(LSGE23)の一環として実施したものです。
 海上自衛隊とカナダ海軍は、定期的な2国間訓練(KAEDEX)の実施に加えて、米海軍を中心とした多国間訓練についても積極的に参加するとともに、北朝鮮籍船舶が関与する「瀬取り」を含む違法な海上活動に対する警戒監視についても協力・連携を強化しており、インド太平洋地域における日加両国の防衛協力を深化しています。
 IPD23第1水上部隊指揮官の第1護衛隊群司令 西山高広海将補は、「今回の訓練を通して、本部隊の戦術技量の向上及び参加国海軍との連携の強化を図ることができました。また、今回の訓練は、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けて、日本と同盟国・同志国が法の支配に基づく国際秩序を維持しようとする強い意思と能力を体現するものであったと考えています。」と述べました。
 自衛艦隊は、即応態勢を維持し、わが国の防衛に万全を尽くすとともに、力による一方的な現状変更を許容しない安全保障環境を創出するための「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、同盟国・同志国と協働して、インド太平洋地域及び国際社会の平和と安定に貢献しています。