引渡式・自衛艦旗授与式
引渡式・自衛艦旗授与式とは
造船所において建造された艦艇が、防衛省に引き渡され、艦艇の所有が移転したことにより、艦(艇)尾に自衛艦旗を掲揚するものです。就役する艦艇は、艦(艇)尾に自衛艦旗を掲揚した時点で、自衛艦として海上自衛隊の編成に加えられると同時に、国際法上の軍艦として扱われることになります。
潜水艦救難艦「ちよだ」 引渡式・自衛艦旗授与式
平成30年3月20日(火)三井造船株式会社 玉野事業所において潜水艦救難艦「ちよだ」の引渡式・自衛艦旗授与式が行われました。
潜水艦救難艦「ちよだ」 の由来
本艦は、5,600トン型潜水艦救難艦の1番艦です。
潜水艦救難艦の名称は、主として城の名を付与することが標準とされています。
「ちよだ」は「千代田」と書き、海上自衛隊の部隊から募集し、防衛大臣が決定しました。
概要
艦番号 | 404 |
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基準排水量 | 5,600トン |
全長 | 128.0m 全幅:20.0m 深さ:9.0m |
機関型式(軸数) | ディーゼル2基(2軸) |
出力 | 19,500PS |
最大速力 | 20ノット |
主要装備 | 深海救難装置 1式 深海救難艇(DSRV) 1隻 |
特徴
潜水艦事故発生時に深海救難艇(DSRV)・飽和潜水等により潜水艦の乗員を救出するための艦艇です。
艦長
1等海佐 布田 英二(ふた えいじ)
写真で見る潜水艦救難艦「ちよだ」の引渡式・自衛艦旗授与式
潜水艦救難艦「ちよだ」 引渡式・自衛艦旗授与式の動画
掃海艇「ひらど」 引渡式・自衛艦旗授与式
平成30年3月16日(金)ジャパン マリンユナイテッド株式会社 横浜事業所 鶴見工場において掃海艇「ひらど」の引渡式・自衛艦旗授与式が行われました。
掃海艇「ひらど」 の由来
掃海艦の名称は、島の名、海峡の名を付与することが標準とされています。 本艦は、「あわじ」型掃海艦の2番艦であり、引き続き「島の名」から選出することとされ、海上自衛隊の部隊等から募集しました。
「ひらど」は長崎県平戸市にあり、古くから国際交易航路の拠点であったことから、知名度も高く隊員の士気及び艦に対する愛着心を高揚するに十分であり、新造艦艇の名称として適当であると考え、防衛大臣が決定しました。
概要
艦番号 | 305 |
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基準排水量 | 690トン |
全長 | 67m 全幅:11m 深さ:5.2m |
機関型式(軸数) | ディーゼル2基 (2軸) |
出力 | 2,200PS/td> |
最大速力 | 14ノット |
主要装備 | 20ミリ遠隔管制機関砲 1基 掃海装置 1式 |
特徴
掃海艦「やえやま」型の性能向上型であり、同艦との相違点は、機雷掃討、機雷掃海システムの性能向上等を図るとともに、船体材料にFRP複合材料を採用している点です。
艦長
2等海佐 相馬 誉介(そうま たかすけ)
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掃海艇「ひらど」 引渡式・自衛艦旗授与式の動画
潜水艦「せいりゅう」 引渡式・自衛艦旗授与式
平成30年3月12日(月)三菱重工業株式会社 神戸造船所において潜水艦「せいりゅう」の引渡式・自衛艦旗授与式が行われました。
潜水艦「せいりゅう」の由来
潜水艦の名称は、「海象、水中動物の名、ずい祥動物の名」を付与することとされています。
本艦は、そうりゅう型潜水艦の9番艦であり、引き続き「ずい祥動物の名」から選出することとされ、海上自衛隊の部隊等から募集し、防衛大臣が決定しました。
概要
艦番号 | 509 |
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基準排水量 | 2,950トン |
全長 | 84.0m 全幅:9.1m 深さ:10.3m |
機関型式(軸数) | ディーゼル・スターリング、電気推進(1軸) | 主要装備 | 水中発射管 1式 |
特徴
「せいりゅう」は、「そうりゅう」型潜水艦の9番艦で、AIP(非大気依存推進:Air Independent Propulsion)システム装備潜水艦である。
艦長
2等海佐 平間 武彦(ひらま たけひこ)
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潜水艦「せいりゅう」引渡式・自衛艦旗授与式の動画
護衛艦「あさひ」 引渡式・自衛艦旗授与式
平成30年3月7日(火)三菱重工業株式会社 長崎造船所において護衛艦「あさひ」の引渡式・自衛艦旗授与式が行われました。
艦艇名「あさひ」の由来
護衛艦の名称は、天象、気象、山岳、河川、地方の名を付与することが標準とされています。
本艦は、5000トン型護衛艦1番艦であり、「天象の名」から選出することとされ、海上自衛隊の部隊等から募集しました。
「あさひ」は「朝日」と書き、防衛大臣が決定しました。
概要
艦番号 | 119 |
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基準排水量 | 5,100トン |
全長 | 151m 全幅:18.3m 深さ:10.9m |
機関型式(軸数) | ガスタービン 2軸 推進電動機2基 (2軸) |
出力 | 62,500PS |
最大速力 | 30ノット |
主要装備 | 62口径5インチ砲 1基 VLS装置 1式 水上発射管 2基 |
特徴
海上自衛隊の艦艇初のガスタービン機械推進に電気推進を組み合わせてハイブリット推進(COGLAG)を採用し、主燃料の消費を抑え、無補給の作戦可能航続距離が飛躍的に延伸するとともに、ライフサイクルコストの低減も図っています。
艦長
2等海佐 高岡 智(たかおか さとし)