洋上救難

 海上自衛隊は医療施設が不足している離島などの急患患者を救難機US-2などで緊急輸送しています(急患輸送)。
 なお平成21年度の災害派遣総数599件の内、353件が急患輸送で、南西諸島(沖縄県、鹿児島県)、五島列島(長崎県)、伊豆諸島、小笠原諸島(東京都)など離島への派遣が340件でした。
 他機関の航空機では航続距離が短いなどの理由で対応できない本土から遠く離れた海域で航行している船舶からの急患輸送も行っております。

硫黄島沖における漁船横転による乗組員の人命救助及び輸送に係る災害派遣(平成30年10月28日)

第21航空群(館山)は、第三管区海上保安本部長からの、硫黄島沖での台湾船籍の船の横転に伴う、乗組員8名の人命救助及び輸送に係る災害派遣要請を受け、第21航空隊硫黄島航空分遣隊のUH-60J救難ヘリ×2機で対応しました。UH-60Jの搭乗員は、無事に乗組員を救助し、硫黄島航空基地へ搬送し、海上保安庁に任務を引継ぎました。

長崎における大村航空基地間の急患輸送(平成30年9月8日)

第22航空隊は、有川町ヘリポート(長崎県新上五島町)から大村航空基地間の急患輸送を行いました。この飛行は、大村航空基地の部隊として長崎県知事からの災害派遣要請に基づき行った5000回目の任務でした。第22航空隊は引き続き、各種任務を安全に行ってまいります。

沖縄南東海上における火災漁船の捜索救難に係る災害派遣(平成23年1月12日)