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五省

一 至誠(しせい)に悖(もと)るなかりしか

真心に反することはなかったか

一 言行に恥づるなかりしか

言葉と行いに恥ずかしいところはなかったか

一 気力に欠くるなかりしか

気力が欠けてはいなかったか

一 努力に憾(うら)みなかりしか

努力不足ではなかったか

一 不精に亘(わた)るなかりしか

不精になってはいなかったか

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 五省は昭和7年、第34代海軍兵学校長「松下元(はじめ)少将」の発案により、生徒各自の行為を反省させて明日の修養に備えさせるため、5か条の反省事項を考え生徒に実施させました。

 海軍兵学校では、夜間「自習止め5分前」のラッパが鳴り響くと、生徒は素早く書物を机の中に収めて、粛然と姿勢を正し、その日の当番生徒が、「五省」の各項目に問いかけ、その他の生徒は瞑目し、心の中でその問いに答えながらその日一日の自分の行動について自省自戒していました。

 ここ江田島で学んでいる海上自衛隊第1術科学校及び海上自衛隊幹部候補生学校の学生たちは、旧海軍時代の伝統を受け継ぎ、現在でも兵学校時代と変わらぬスタイルで毎晩自習終了時刻の5分前になると、五省の唱和により自分を顧みて、日々の修養に励んでおります。


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