チェスター・W・ニミッツ元帥と東郷元帥
 ニミツツ元帥は、1941年米太平洋艦隊司令長官となり、 終戦まで日米海戦の総指揮をとりました。 1944年元帥に昇進、戦後、海軍作戦部長 となり、1947年海軍を退役、1966年2月カリフォルニア州のバークレーの自宅で死去、 80歳でした。

 同元帥は、世界的な海戦の一つである日本海海戦で大勝利をおさめた智将東郷元帥を 心から尊敬し、師と仰いでいたといわれています。

 1976年米海軍退役軍人によってニミッツ元帥の功績をたたえ「 ニミッツ記念公園」が建設されることになり、同元帥の遺志をかなえるため、 東郷元帥ゆかりの「一心池」と同型のものが同公園 内に建設された際、敷地内に日本の海軍OB等が日本庭園を寄贈しました。
 その一角にこの書斎と一心池が作られ、世界の海軍史上に残る日米アドミラルの栄光 と物語が語り継がれています。