海防艦「稲木」(いなき)の展示披露
 平成21年5月15日(金) 広報資料館において海防艦「稲木」に関する新たな展示物の完成披露を行いました。今でも、靖国神社遊就館から永久貸与された海防艦「稲木」の戦闘旗や、縁の品を展示してきましたが、八戸の歴史の一部として市民の皆様にも広く知っていただけるよう、ジオラマ等を使った新しい展示物を製作しました。 
 「稲木」は、昭和20年8月9日、八戸港、蕪島沖に仮泊中に米第38機動部隊艦載機F6Fグラマン・ヘルキャット等の攻撃を受けました。3時間に及ぶ激しい戦闘で「稲木」は弧軍奮闘しましたが、複数の爆弾の直撃を受けて大破して浸水、右舷に大傾斜して戦闘機能を失いました。
 この戦闘で山田艦長以下戦死者29名、重軽傷者83名の尊い犠牲を出し、艦は夕闇せまる頃、蕪島沖に後部より沈没しました。
 この時の八戸空襲において「稲木」が米艦載機の攻撃に激しく反撃したため、八戸市街地への被害が少なかったと言われています。また、「稲木」の負傷者は八戸市内の病院等に運ばれ手厚い看護を受けました。