再就職の事例

 毎年、数多くの退職自衛官が全国の企業・地方公共団体等に再就職し、新天地でその資質と能力をいかんなく発揮しています。

 ここで、現在さまざまな業種・職種において活躍中の退職自衛官の方々からのコメントをご紹介しましょう。

         石川 忠祐
石川 忠祐 
・退職時階級 : 3等海佐
・現役時特技 :航空電子整備
・勤務先 : 岩国法人会
・現在の業種 : 一般財団法人
・現在の職種 : 事務局次長
    

再就職について

現役時の主な職務内容

職種:航空電子整備幹部
 昭和57年から約18年間は、主に対潜ヘリコプター(HSS-2B、SH-60J)のセンサーマンとして勤務しました。
 平成16年からは、岩国航空基地において電子整備隊の先任班長として勤務し、航空機搭載電子機器の維持整備・故障復旧業務を統括する傍ら、教育航空隊、術科学校及び教育隊の教官配置の経験を生かし人事分隊長として、曹士隊員の人事管理や内務指導に携わりました。

現在の職務内容

 平成24年4月、海上自衛隊を定年退職後、一般社団法人岩国法人会に事務局次長として採用されました。
法人会は、税務知識の普及を推進するとともに法人企業の団体としての活動を通じて、適正な申告納税制度の確立と納税意識の高揚を図ることを目的としております。
 私は岩国法人会事務局次長として当会の事務上の管理と公益事業の推進業務に携わっています。

自衛隊で培ったこと

 海上自衛隊には34年間勤務しました。この間、上司や先輩あるいは学校教官から「自衛官として何事にも挫けない強い精神力」、「臨機応変な処置対応」を学びました。
 長年の自衛隊勤務で教わったことは、今の職場で日々仕事するうえでも、とても有益であると思います。
 現在の仕事内容は、自衛隊での勤務内容とは一変し、戸惑うことも多々ありますが、失敗を繰り返しながらもチャレンジ精神を失うことなく常に前向きな姿勢で臨むことができるのも自衛隊で培った「自衛官として何事にも挫けない強い精神力」、「臨機応変な処置対応」であると確信しております。