太平洋での訓練を終了し、早朝の佐世保に入港しました。今回は、

入港作業を中心に紹介します。

 

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今回の訓練で一緒だった「むらさめ」と「えんしゅう」の2隻です。

訓練射撃前の日出風景です。

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佐世保帰投時に甲板散水装置の試験を実施しました。甲板散水は、放射線・生物・化学物質による攻撃から防御する際に使用します。甲板散水装置とは、甲板に多数設置してあるノズルから海水のシャワーを放出し、汚染物質を洗い流す装置です。

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佐世保港高後埼信号所です。出入港時は、信号所に通報を行います。信号所では出入港船を「赤」と「白」の灯火により管制しています。

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 前部員が“もやい”(岸壁に艦を留めるロープ)を準備しているところです。

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 六六測距儀と呼ばれる陸岸や他の船までの距離を測る光学式の測定器です。

 狭い海域を航行する際はこまめに陸岸までの距離を計り、安全な航行に努めます。

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 測距員が計った陸岸までの距離と自分で測定した方位をもとにして、船務士が海図に艦の現在の位置を記入している光景です。

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準備が整い、艦長による「入港用意!」の号令で岸壁に進入を開始します。

 

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 エンジンの制御を行っている“操縦室”です。出入港時は、細かな速力調整を実施するため、艦橋からの指示にすばやく対応します。

 本艦は可変ピッチプロペラのため、出入港時の低速の場合は主軸の回転数は変えずプロペラの角度で速力を調整します。

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 マスクをしている二人は、万が一に備え、錨をいつでも投入できるよう待機しているところです。

 手に持っているハンマーで前のスリップ(錨の鎖を止めている金具)を叩くと、支えていた錨が投入されます。

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 入港前に内火艇(小型の搭載ボート)を降ろします。

よく広報で吊っている内火艇の降ろし方について質問されるのですが、写真のように内火艇を吊っている支柱を海面に張り出して降下します。

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 “サンドレッド”と呼ばれる先端に錘の付いたロープを投げる光景です。このロープを接岸する岸壁や僚艦に投げ、徐々に太いロープをつなげて送ります。

 ちなみに本艦の係留用ロープは65mm径のナイロンロープです。

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 接岸までの距離が近づいてきたら、追加のロープを投げ、あとは適度に張り合わせて係留が完了します。写真は、後部側の2本目の索を渡しているところです。

 通常、護衛艦は前後ろに各3本の計6本の“もやい”をとり、環境状況(風や潮等)に応じて本数を増やします。(本艦の場合、計8本とります。)

 今回は「しまかぜ」の隣に係留しました。

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 真珠湾攻撃開始の暗号文「ニイタカヤマノボレ1208」を送信したと言われている「針尾の無線塔」です。最近では文化財として保存しようとする動きがあるようです。

佐世保は観光地としても有名で、佐世保バーガーや九十九島、独楽、ハウステンボスなど・・・。海自隊員の間でも一二を争う希望者の多い勤務地です。

 

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