我ら「いかづち」は、「強い艦」「来たる任務の完遂」を目指し、日夜、訓練に

励んでいます。ここで掲載した写真は、横須賀海上訓練指導隊、第51航空隊の

訓練指導を受けた際に撮影したものです。

多くの訓練作業の中から搭載航空機の発着艦を紹介します。

 

行甲板の着艦準備を完了させ、母艦に近接する航空機を待つ艦上整備員。

 

飛行甲板の左側(ファイナルポジション)に近接を完了させた航空機。

ローターの回転が巻き上げる波しぶきが見事な虹を作り出しています。パイロットと艦上で待つ整備員が緊張する瞬間です。

飛行甲板に進入を始めた航空機。

艦の後方にウエーキ(航跡)が見えるとおり、この際の母艦は、航行したままで、パイロットは、艦の速力に合わせながら、飛行甲板上数十フィートの高度を保ちつつ、飛行甲板に狙いを定め進入します。

飛行甲板の真上でホバリング中の航空機。

画面下部にある着艦拘束装置の約1メートル四方の枠の中に、航空機側のプローブ(拘束用の棒)が入るように着艦しなくてはなりません。

主操縦士は前方を、副操縦士は側方を注視しながら、連携して機体を保持します。

正しい着艦位置の上数メートルの高度を保ちながら、飛行甲板が水平になるのを待ちます。

発着艦管制官の「LAND NOW」の指示に合わせ見事着艦。

艦と航空機が一体となった瞬間。艦上整備員は、すばやくタイダウンチェーン(機体拘束用チェーン)を掛けます。

艦上整備員による機体の固定作業。

着艦後、発着艦管制官と艦上整備員の息の合った連携、チームワークの見せどころです。艦上整備員は、速やかにこの作業を完了させ、次なる任務飛行の向けた航空機の点検作業にかかります。

縦25メートル、横16メートルの飛行甲板に、縦20メートル、横16メートルのSH−60K型航空機が次なる発艦に備え、羽を休めています。

愛機を見つめる艦上整備員。

海がどんなに荒れても、航空機を万全な状態に維持するため全力を尽くす。

鋭い視線の中に、彼らのプライドとプロフェッショナリズムがうかがえます。

発艦直後の航空機、航空機が巻き上げるダウンウォッシュの向こう側に、薄っすらと僚艦(すずなみ)の艦影が見えます。

 

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