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  • P-1 ニュージーランド報告派 遣

    ニュージーランド国旗 第3航空隊SQ 機内ブリーフィング 離陸

     第3航空隊は、平成28年11月9日~11月23日の間、千葉真一2等海佐を派遣航空部隊指揮官とする46名の編成により、ニュージーランド海軍主催国際観艦式及び同多国間共同訓練に参加しました。
     今回の派遣は、平成27年3月、第3航空隊にP-1が配備されて以降初めての海外訓練かつ南半球では初となるオペレーション(共同訓練)でした。
     国際観艦式は、今年75周年を迎えるニュージーランド海軍の設立を祝い、アメリカ、オーストラリア、カナダなど計7か国の艦艇や航空機が観閲航行(飛行)を行う予定でしたが、あいにく当日の悪天候のため観閲飛行は取り止めとなりました。
     共同訓練では、戦術技量の向上並びに参加国との相互理解及び信頼関係の強化を図ることができました。
     派遣中の13日深夜0時頃、ニュージーランド南島においてマグニチュード7.8の地震が発生しました。派遣先拠点のウェヌアパイ基地に被害はありませんでしたが、震源地付近の被害は甚大であり、ニュージーランド政府からの支援要請を受け、すぐさま防衛大臣から「国際緊急援助活動の実施に関する自衛隊行動命令」が発令されました。その後、4日間に渡りニュージーランド空軍等との緊密な連携のもと、被災地の状況確認等を実施しました。
     国際観艦式及び共同訓練だけではなく国際緊急援助活動という直接的な活動を通じ、ニュージーランド軍とのより強固で緊密な信頼関係、友好関係を醸成することができました。

  • P-1 ニュージーランド国際観艦式参加のため出国派 遣

    第3航空隊SQ 出国報告 見送り 見送り

     11月9日(水)第4航空群の隊員46名とP-1哨戒機2機(5505号、5508号)が、11月23日までニュージーランド海軍主催国際観艦式と多国間共同訓練「ナタヒ」へ参加するため厚木航空基地を飛び立ちました。
     出発直前の出国行事において、第4航空群司令(海将補 松本 完)は、「アジア太平洋地域における安全保障は不安定要因が顕著化・先鋭化し、わが国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増すなか、一国のみでのこれらへの対応は困難である。共同利益を有する国々が、地域・国際社会の安定のために強調しつつ積極的に対応する必要性が増している。参加国との友好親善を通じて、信頼関係の構築に貢献するとともに、各種訓練・行事等を通じ「P-1」の能力を遺憾なく発揮し、任務を完遂することを期待する。」と訓示を述べ、第4航空群の隊員たちとともに46名派遣隊員を乗せたP-1哨戒機2機を見送りました。