厚木航空基地について

  • 厚木航空基地の概要

    全景正門ロータリーマッカーサーガーデン

     厚木航空基地は海上自衛隊と米海軍が共同使用している基地です。
     厚木航空基地の飛行場としての主な機能(滑走路維持整備、航空管制業務)は海上自衛隊が管理しています。総面積約507万平方メートル、南北に延びる約2,400メートルの滑走路を有しており、基地は東側に大和市、西側に綾瀬市と2つの市にまたがって所在しています。
     厚木航空基地には、海上自衛隊航空部隊の総司令部である航空集団司令部をはじめ、航空集団直轄の第4航空群、第51航空隊、第61航空隊及び航空管制隊が所在し、航空機のシステム管理に欠かせない航空プログラム開発隊等、海上航空部隊にとって非常に重要な部隊が集中しています。
     また、第4航空群は、日本本土から遥か彼方の太平洋上に浮かぶ硫黄島及び南鳥島の離島を管理・運営をしています。これらの島を日本国が保有する意義には、主として次のようなものがあります。
    (1)排他的経済水域の確保(半径約370km)
    (2)南東航路帯の防衛拠点
    (3)騒音問題の是正(NLP(ナイト・ランディング・プラクティス)の代替飛行場として硫黄島を活用)
     密集地にある航空基地 首都圏に近い厚木航空基地は、周辺人口の増加と米海軍のジェット戦闘機が飛行する基地であることから、騒音問題を抱えています。任務と訓練に必要不可欠なものを除き不必要な騒音を出さない配慮と、基地周辺に対する各種協力等を積極的に実施し、国民と基地との共存に努力しています。