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海上自衛隊 Japan Maritime Self-Defense Force

海上自衛隊         
第4護衛隊群

第4護衛隊群創設45周年記念45th anniversary

第4護衛隊群創設45周年記念メッセージ

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  第4護衛隊群は、旗艦「てるづき」第9護衛隊「あやなみ」「うらなみ」、そして、 第11護衛隊先代の「たかなみ」「おおなみ」「まきなみ」の計6隻にて編成され、その総排水量は1万トンを僅かに超える程度のものでした。 一方、今日の当群は、第4護衛隊「いなづま」「さみだれ」「さざなみ」「いせ」及び第8護衛隊「きりさめ」「すずつき」「しまかぜ」 「ちょうかい」あわせて8隻の総排水量は4万9千トン余りと、創設当時のおよそ5倍の規模にまで成長しています。

 創設当初の20年、我々の先輩方はいわゆる米ソ冷戦下において黙々と訓練に励み、対潜術科を中心にその技量の向上に努めました。今は当たり前の 如く使われる“日米同盟”という言葉は、この時期、その使用さえも憚られるものでした。若い世代の方々には想像もつかないかもしれませんが、 その当時の国民の自衛隊に対する理解、支持は決して高いものではなかったと思います。そんな中にあっても海自の諸先輩方は歯を食いしばって、 日米同盟の要石としての海自と米海軍の連携強化に尽力しました。

 4護群が創設20周年を迎えた1991年暮れにソビエト連邦が崩壊し、国際社会はいわゆる“ポスト冷戦”と言われる時代に突入しました。と同時に、 海上自衛隊は自衛隊海外派遣の魁として、掃海部隊をペルシャ湾に派遣、そのさらに10年後である2001年からは足掛け8年、インド洋における 有志連合国海軍部隊への洋上補給活動、そして2009年からは一日も欠くことなくソマリア沖アデン湾において海賊対処行動に従事しています。

 4護群の歴史における後半の四半世紀は、このように海自が“訓練の時代”から“実働/実任務に従事する時代”への移行期とまさに一致しています。 当群もこの間、インド洋での補給活動に2回、北朝鮮による弾道ミサイル発射対応に2回、海賊派遣には隷下の護衛隊が6回、東日本大震災、フィリピンでの 国際緊急援助活動等、国内外を問わない激甚災害対応、そして海賊対処にかかる多国籍部隊である第151連合任務部隊(CTF151)への群司令部派遣等、 実任務においてもリーディングフォースであり続けています。

 私の第4護衛隊群司令としての勤務方針の第一は「伝統の継承」であり、二点目は「変化への挑戦」です。これは当ウエブサイトを立ち上げた際の挨拶でも 申し述べたところですが、その繰り返しをお許し頂きたいと思います。

 「伝統の継承」は、ややもすれば「伝統墨守」つまり、取り敢えず前動続行、今あるものは変えない、というネガティブな思考に捉えられがちである。 しかしながら、私の言うところの「伝統の継承」は、あくまで「より良い組織」、つまり「より素晴らしい第四護衛隊群」を後進につなぐ、というところにあります。 この観点で、日頃私が隷下の隊員に伝え続けている明るく、そして闊達な組織作りの根幹をなす、「良き社会人」としての元気な「挨拶」とピリッと一本筋の通った 規律の維持された組織に欠かせない、「良き自衛官」としての美しい「敬礼」の重要性について、この機会に改めて強調したいと思います。

 その二点目は「変化への挑戦」です。正直申し上げ、私が幹部自衛官に任官したばかりの頃、自らが多国籍部隊の指揮官になろうとは予想しませんでしたし、 想像だにできませんでした。今の若手幹部、そして、中堅・若手海曹士がシニアな世代となる四半世紀後、つまり第4護衛隊群が創設70周年を迎える21世紀半ばに 彼らは2016年初頭の今とまったく異なる安全保障環境下にその身をおいているかもしれません。世間一般的な視点に立てば、変化には「対応」することが多いわけですが、 この「対応」は受動的であることが多く、私の言うところの「挑戦」は、様々な情勢の変化に能動的かつ主体的に取り組もうというものです。隷下の隊員には、ベテラン、 若手、男性、女性隊員を問わず、公私にわたり自らを取り巻くあらゆる変化に果敢に挑戦してもらいたいと思っています。

 私はこれまで歴代群司令をはじめ、各級指揮官並びに歴代乗員が築いてこられた第4護衛隊群の輝かしい伝統をさらに発展させるとともに、真に戦うことの出来る、 より素晴らしい組織として後進に引き継ぐべく変わらず全力を傾注していく所存です。

        平成28年2月1日

             海上自衛隊第4護衛隊群司令







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