若宮副大臣の南スーダン・バーレーン訪問(概要)

平成29年1月19日
防衛省

 平成29年1月15日(日)〜17日(火)、若宮防衛副大臣は南スーダン共和国の首都ジュバ及びバーレーン王国の首都マナーマを訪問したところ、概要は以下のとおり。

1.南スーダン共和国(平成29年1月15日〜16日)

 南スーダンにおいては、我が国派遣施設隊の活動状況を確認するとともに、キール南スーダン大統領、タバン・デン第一副大統領、マニャン国防大臣等並びにスマレUNMISS事務総長特別代表代理と会談を行った。

(1)キール大統領(於:大統領府)
 キール大統領からは、派遣施設隊の活動及び開発援助を通じた日本からの支援について謝辞が述べられるとともに、引き続き日本と友好な関係を保ち、南スーダンの発展に尽力していきたいとの発言があった。また、同大統領が昨年12月に発表した国民対話について着実に実施していくこと、訪問直前に発表された4州を新しく設置する施策について、人民の意見をより正確に反映させるためであるとの説明があった。

 若宮防衛副大臣からは、南スーダンにおける治安情勢の向上を依頼したほか、同国が多大な発展の可能性がある国であること、また日本が戦後復興において国際社会から支援を受けつつ、円滑な関係を保ち、尽力してきたことを述べ、同様に国際社会と良好な関係を保つよう依頼するとともに、今後とも日本が南スーダンの発展のために支援を行っていく旨述べた。

(2)タバン・デン第一副大統領(於:第一副大統領府)
 タバン・デン第一副大統領からは、日本が南スーダンに行ってきた種々の貢献について謝辞が述べられるとともに、地域保護部隊の受け入れに向けた国連との調整状況及び国民対話の実施について説明があった。また、日本からの開発支援に関する希望が述べられた。

 若宮防衛副大臣からは、南スーダンから派遣施設隊に対し寄せられてきた支援について謝辞を述べるとともに、国内の治安状況の安定及び国民対話を始めとする衝突解決に向けた各種の取り組みを着実に実施することが重要である旨述べた。

(3)マニャン国防大臣(於:国防省)
 マニャン国防大臣からは、南スーダン政府が決定した、地域保護部隊の即時かつ無条件の受け入れについて、南スーダン政府の立場は引き続き変更がない旨の説明があったほか、軍及び治安担当部局による治安維持向上の取り組みの結果ジュバは平穏になってきたこと、また国軍の規律向上のための取り組みに関する説明があった。

 若宮防衛副大臣からは、南スーダン政府による地域保護部隊の受入れや国民対話等の取り組みの促進が重要であると述べるとともに、我が国派遣施設隊を含めUNMISS要員の円滑な入国と移動の自由の確保を要請した。

(4)スマレUNMISS事務総長特別代表代理(於:国連ハウス地区)
 スマレ特別代表代理からは、ジュバ市内の治安情勢が平穏であるとの評価を含め南スーダンの情勢について説明があったほか、日本のUNMISSに対する貢献を歓迎するとともに、派遣施設隊に付与された新任務について、これまでの日本政府による説明により、十分に理解している旨発言があった。

 若宮防衛副大臣からは、昨年12月中旬から開始した補給幹線道路補修における、国連歩兵部隊による支援等について謝意を述べるとともに、引き続きUNMISS司令部やその他派遣国の部隊と協力し、貢献を続けていく旨述べた。

(5)派遣施設隊の視察(於:派遣施設隊宿営地、国連ハウス地区、ジュバ市内外)
 若宮防衛副大臣は、派遣施設隊宿営地を訪問し、南スーダンの現地情勢及び活動状況について状況報告を受けたほか、宿営地を視察し各種装備品等について説明を受けた。また、ジュバ市外においては昨年12月中旬から開始したジュバ〜マンガラ間の補給幹線道路補修の現場を視察するとともに、ジュバ市内においては、カスタムマーケットロードの補修活動及びジュバ大学のグラウンド整備活動を、また国連ハウス地区において、外壁構築活動を現地視察し、派遣施設隊が南スーダンの復興のために極めて有意義な活動を行なっていることを確認した。更に、宿営地での訓示において、過酷な環境で南スーダンの発展のために尽力する隊員を激励した。

(6)その他(ジュバ市内)
 若宮防衛副大臣は、カスタムマーケット、コニョコニョマーケットといった市場の状況を車窓より視察した。ジュバ市内及びこれらの市場においては、多くの商店が営業し、様々な品物が販売されており、また、女性や子どもが平穏に往来していることから、ジュバ市内の治安が比較的落ち着いていることが確認できた。

 また、ジュバ市内の移動の際、カンボジア憲兵隊が、施設隊と共同して警備にあたった。若宮防衛副大臣より、カンボジア憲兵隊に対し、25年前に初めて日本がPKO活動を行ったカンボジアとの間で、PKO現場における協力が進展していることを大変嬉しく思う旨述べた。

2.バーレーン王国(平成29年1月17日)

 バーレーンにおいては、ハリーファ・バーレーン王国国防軍総司令官及びドネガン連合海上部隊(CMF)司令官と会談を行った。また、米国主催国際掃海訓練に参加する海上自衛隊掃海艦等の寄港実績があるミナ・サルマン港の視察を行った。

(1)ハリーファ・バーレーン王国国防軍総司令官(於:バーレーン王国国防軍司令部)
 ジャラフマ国防担当相同席のもと、ハリーファ国防軍総司令官から、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動を通じたこの地域に対する日本の貢献について謝意が示されるとともに、防衛当局間において、今後とも様々な協力を推し進めていきたい旨述べた。

 若宮防衛副大臣から、日本及びバーレーンは海洋国家である等安全保障に関し共通点が多い旨述べ、今後とも防衛協力を推進したい旨述べた。

(2)ドネガン連合海上部隊(CMF)司令官(於:CMF司令部)
 ドネガンCMF司令官から、ソマリア沖・アデン湾への自衛隊部隊の継続的な派遣や第151連合任務部隊(CTF151)への司令官派遣といった各国・各機関による海賊対処活動への貢献について謝辞が述べられるとともに、CMF担当海域の現状やイエメンの情勢等について説明があった。

 若宮防衛副大臣から、日本にとって重要な意義を有する当該地域において、引き続き日米間の緊密な協力を保ち、海賊対処活動に貢献していきたい旨述べた。

(了)


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