防衛大臣とNATOストルテンベルグ事務総長との会談(概要)

平成29年1月5日

 平成29年1月5日(木)、稲田防衛大臣は、ブリュッセルにおいて、イェンス・ストルテンベルグNATO事務総長と会談を行い、日NATO防衛交流及び地域情勢について意見交換を行ったところ、概要以下のとおり。

1.冒頭
ストルテンベルグ事務総長から、稲田大臣の訪問を歓迎しつつ、国際社会の平和と安定において日本が果たしている役割はより大きく重要になっており、日本の取組について感謝している旨述べた。また、新たな脅威の台頭により世界をとりまく安全保障環境が変化する中、パートナー国との連携はますます重要となっており、日本と引き続き活発な交流を行っていきたい旨発言した。

これに対し、稲田大臣から、日本の「信頼できる必然のパートナー」であるNATOへの防衛大臣の訪問は10年ぶりであり、世界の安全保障環境がより厳しさを増す中、日NATO協力の重要性は高まっている旨発言した。その上で、稲田大臣から、日米同盟は日本の安全保障の基軸である一方、NATOは欧州と米国を結ぶ重要な同盟システムであり、この米国が国際社会の主要なプレーヤーとして世界の平和と安定に関与し続けることが重要である旨指摘し、更なる関係強化に向けてストルテンベルグ事務総長と連携していきたい旨述べた。

また、稲田大臣から、日本の平和安全法制の成立・施行について説明し、ストルテンベルグ事務総長から、新たな安全保障環境を反映した平和安全法制を歓迎している旨述べた。

2.日NATO協力
双方は、今日の安全保障上の諸課題に対処していく上での日NATO協力の重要性を確認し、海賊対処を含む海洋安全保障、サイバー、人道支援・災害救援(HA/DR)、女性・平和・安全保障(WPS)をはじめとする様々な分野における協力を推進していくことで一致した。また、稲田大臣から、これらの協力を継続・強化していくためにも、欧州連合軍最高司令部(SHAPE)への連絡官を配置するとともに、2014年から行っているNATO本部への自衛官の派遣を継続したい旨述べ、ストルテンベルグ事務総長から歓迎の意が示された。

3.地域・国際情勢
双方は、北朝鮮や東シナ海・南シナ海情勢について意見交換を行い、国際法に基づく紛争の平和的解決の重要性で一致するとともに、今後とも双方を取り巻く情勢について継続して認識の共有を図っていくことを確認した。


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