日仏防衛相会談(概要)

平成29年1月5日

 平成29年1月5日(木)、第3回日仏外務・防衛閣僚会合(「2+2」)出席のためにパリを訪問中の稲田防衛大臣は、ル・ドリアン仏国防大臣と会談を行い、両国の防衛政策及び日仏の防衛協力について意見交換を行ったところ、概要以下のとおり。

1.冒頭
 ル・ドリアン大臣から、稲田大臣の訪仏を歓迎するとともに、基本的価値を共有する日本との防衛分野における協力強化を重視している旨発言した。

 これに対し、稲田大臣から、フランスは欧州の一員であるとともに、アジア太平洋地域にも領土を有する太平洋国家であり、国際社会における安全保障上の諸課題に対処していく上で、「特別なパートナー」である日仏防衛当局間の関係強化の必要性はますます高まっている旨述べた。

2.両国の防衛政策
 両大臣は、それぞれの防衛政策について説明し、両国が世界の平和と安定において果たしている役割を歓迎した。また、稲田大臣から、我が国の安全保障政策は、@防衛力整備、A日米同盟、B各国との協力関係の推進を柱としている旨説明し、日米同盟については、日本の安全保障の基軸であり、日米同盟やNATOといった同盟システムこそが、世界秩序の基盤となっており、米国が世界の平和と安定に積極的に関与し続けることが重要である旨発言し、ル・ドリアン大臣から、賛同の意が示された。

 さらに、両大臣は海洋安全保障について意見交換し、力ではなく、法の支配の原則に基づいた紛争の平和的解決の重要性について認識を共有したほか、海賊対処活動においても密に連携していくことを確認した。

3.日仏防衛協力
 両大臣は、近年の日仏防衛協力・交流が着実に進展してきたことを歓迎しつつ、防衛・安全保障分野における協力を更に強化していくことで一致した。両大臣は、昨年12月の防衛装備品・技術移転協定の発効を歓迎しつつ、防衛装備・技術分野における初の具体的な協力案件として、次世代機雷探知技術に関する共同研究について具体化していくことを確認するとともに、厳格な技術保全や輸出管理が極めて重要との点で一致した。また、両大臣は、更なる防衛協力を行っていく上で、日仏ACSAを含めた制度面の土台強化の重要性について確認した。

 さらに、ル・ドリアン大臣から、アフリカにおける日仏協力を推進していきたい旨発言があったのに対し、稲田大臣から、ジブチにおいて活動する自衛隊に対する仏軍の支援に感謝するとともに、中東・アフリカ情勢について引き続き意見交換を行っていきたい旨述べた。

(了)


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