平成19年新潟県中越沖地震に係る災害派遣について(21時00分現在)
平成19年7月20日

1 一般状況

 16日10時13分頃、新潟県上中越沖(新潟の南西約60km)で、地震が発生し、新潟県、長野県において震度6強を観測した。この地震により甚大な被害が発生しており、新潟県知事から災害派遣要請を受けた自衛隊が活動を実施している。

2 防衛省の対応状況

【16日】
1015
防衛省災害対策室(室長:運用企画局長)設置
1440
防衛省新潟県中越沖地震災害対策本部(本部長:防衛大臣)を設置
1530
防衛省新潟県中越沖地震災害対策本部会議を開催
2140
防衛省新潟県中越沖地震災害対策本部会議(第2回)を開催
【17日】
1130
防衛省新潟県中越沖地震災害対策本部会議(第3回)を開催。
【18日】
1152
防衛大臣が現地視察へ出発

【19日】
1100
防衛省新潟県中越沖地震災害対策本部会議(第4回)を開催

3 自衛隊の対応状況

(1)活動部隊
【陸自】
 東部方面隊、中部方面隊、東北方面隊、北部方面隊、西部方面隊、中央即応集団(第1ヘリコプター団)
【海自】
 自衛艦隊、舞鶴地方隊
【空自】
 航空支援集団、中部航空方面隊

(2)派遣規模
 人員 約3,800名(延べ約13,700名)、車両 約1,030両(延べ約4,040両)、
護衛艦 7隻、輸送艦 2隻、水船2隻、航空機 23機

(3)これまでの主な活動内容
 救出・救助活動、給水・給食支援、崖崩れ箇所の道路啓開、人員・物資の輸送、入浴支援
[1]救出・救助活動(7月16日)
・陸自第2普通科連隊(高田)が、女性1名を救出

[2]人員・物資の輸送
・政府調査団の輸送(市ヶ谷〜新潟県柏崎市)(7月16日)
・総理の輸送(官邸〜新潟県柏崎市)(7月16日)
・負傷者の輸送(柏崎〜新潟県庁)(7月16日)
・民間支援物資の輸送(仮設トイレ200台、ブルーシート2600枚)(7月17日〜18日)
・米国支援物資の輸送(エアコン約100台)(新潟空港〜柏崎第一中学校)(7月18日〜19日)

[3]給水支援(延べ約3,600トン)(7月16日〜)
柏崎市・刈羽村・上越市・出雲崎町の105ヵ所で実施

[4]給食支援(延べ約23万食)(7月16日〜)
・柏崎市・刈羽村の33ヵ所で実施
柏崎小学校、元気館、旧西山役場、比角小学校、鏡が沖中学校、比角コミュニティセンター、 ワークプラザ、松浜中学校、田尻コミュニティセンター、北鯖石小学校、アクアパーク、大洲小学校、 第3中学校、高田コミュニティセンター、田尻小学校、中通コミュニティセンター、半田小学校、 槙原小学校、瑞穂中学校、ラピカ、柏崎高校、枇把島コミュニティセンター、 荒浜コミュニティセンター、半田コミュニティセンター、大洲コミュニティセンター、日吉小学校、 宮川コミュニティセンター、西中通コミュニティセンター、米山コミュニティセンター、 上米山コミュニティセンター、北条北小学校、北条中学校、北条コミュニティセンター

[5]入浴支援(延べ6,700人)(7月17日〜)
・柏崎市・刈羽村の13ヵ所で実施
しおかぜ荘、柏崎小学校、松浜中学校、二田小学校、ラピカ、北条中学校、中川コミュニティセンター、 北鯖石小学校、いきいき館、南部コミュニティセンター、北条北小学校、北条コミュニティセンター 比角小学校
・ 海上自衛隊艦船で実施
輸送艦くにさき(7月20日)

[6]天幕支援(約160張 設置)(7月18日〜)
・柏崎市の4ヵ所で実施
田尻コミュニティセンター、荒浜コミュニティセンター、二田小学校、いきいき館

(7)崖崩れ箇所の道路啓開(7月16日)

(4)活動状況
【16日】
1035
陸自OH−6(相馬原)×1機が離陸。じ後、偵察活動を実施。(長岡方面を偵察。)
1046
陸自UH−1(立川)×1機が離陸。じ後、偵察活動を実施。(小千谷、長岡、出雲崎、柏崎、上越を偵察)
1048
陸自CH−47(相馬原)×1機が離陸。じ後、偵察活動を実施。
1049
新潟県知事から陸自第12旅団長(相馬原)に対し、災害派遣要請。
1050
陸自UH−60(宇都宮)×1機が離陸。じ後、偵察活動を実施。(柏崎を偵察。)
1050
陸自第12旅団(相馬原)の初動対応部隊が出発。
1101
海自SH−60J(舞鶴)×1機が離陸。じ後、偵察活動を実施。(舞鶴、能登地方)
1106
空自U−125(新潟)が×1機が離陸。じ後、偵察活動を実施。(三条、長岡、小千谷、十日町、柏崎を偵察。)
1108
陸自UH−1(八尾)×1機が離陸。じ後、偵察活動を実施。(大津、敦賀、金沢を偵察。)
1108
陸自UH−60(宇都宮)×1機が離陸。じ後、偵察活動を実施。(桐生、長岡、宇都宮)
1115
海自P−3C新潟上空に進出中。
1114
空自UH−60(新潟)×1機が離陸。じ後、偵察活動を実施。(三条、長岡、小千谷、十日町、柏崎を偵察。)
1137
陸自UH−1(八尾)×1機が離陸。じ後、偵察活動を実施。(大津、敦賀を偵察。)
1140
陸自第12旅団(相馬原)、第30普通科連隊(新発田)から新潟県庁、長野県庁、飯塚市役所にLO派遣。
1226
陸自UH−1(立川)×1機が離陸。じ後、偵察活動を実施。(秩父、碓氷峠、上田、長野)
1240
陸自第12旅団のLOを新潟県庁に派遣。
1319
政府調査団が防衛省より現地(新潟県柏崎)に向けて出発。陸自CH−47で輸送。
1320
新潟県知事から海自舞鶴地方総監へ災害派遣要請。
1349
海自第24護衛隊(舞鶴)の護衛艦「みねゆき」「あぶくま」が金沢港を出港。
1540
空自新潟救難隊のV−107×1機が負傷者(患者2名、医師1名、看護士1名、付き添い1名)を柏崎から新潟県庁に空輸。
1540
陸自第2普通科連隊(高田)の人員約210名、車両約60両が柏崎市において救出・救助活動、道路啓開を実施。その後、給水・給食支援活動も実施。
1545
陸自第5施設群(高田)の人員約20名、車両約10両が上越市において、給水・給食支援を実施。
1604
空自UH−60J(新潟)×1機が離陸。じ後、偵察活動を実施。
1657
海自第24護衛隊(舞鶴)の輸送艦「のと」が舞鶴港を出港。(非常食搭載)
1700
海自輸送艦「くにさき」を四国沖から呉に回航し、物資搭載後、柏崎港に向けて進出させる予定。
1718
陸自第30普通科連隊(新発田)(水トレーラー3両)が刈羽村において給水支援活動を開始。その後、第30普通科連隊(人員約200名、車両約40両)が救出・救助活動、道路啓開も実施。
2331
海自第24護衛隊(舞鶴)の護衛艦「みねゆき」(非常食約3200食搭載)が物資を陸揚げ。

(16日の派遣規模)人員約490名、車両約190両
(16日の給水実績)約42トン
(16日の給食実績)3,600食

【17日】
0000
陸自第9師団(青森)が柏崎市に向けて出発。(今後、給水支援、入浴支援を実施予定。)
0030
陸自第6師団(神町)が柏崎市に向けて出発。(今後、給水支援、入浴支援を実施予定。)
0120
海自第24護衛隊(舞鶴)の護衛艦「あぶくま」(非常食約2400食搭載)が物資を陸揚げ。
0315
陸自東北方面総監直轄部隊(仙台)が柏崎市に向け出発。(今後、給水支援を実施予定)
0400
海自自衛艦隊「みょうこう」(非常食約4000食)「はるな」(非常食約2500食)「さわかぜ」(非常食約3100食)「はまぎり」(非常食約2000食)が柏崎沖錨泊。じ後、物資を陸揚げ。
0533
陸上自衛隊が柏崎市、刈羽村で給水支援を開始。
0600
陸上自衛隊が柏崎市、刈羽村で給食支援を開始。
0900
空自中部航空方面隊(人員約40名、水タンク車5両)が柏崎市において給水支援活動を実施。
1000
陸自第10師団(守山)が柏崎市に向けて出発。
1044
陸自第2高射特科群(松戸)がみなとまち海浜公園で給食支援を開始。
1315
陸自第101特殊武器防護隊(朝霞)が柏崎市に向け出発。(今後、給食支援を実施予定)
1330
陸自第1ヘリコプター団(木更津)が柏崎市に向け出発。(今後、給食支援を実施予定)
1400
陸自第1空挺団(習志野)が柏崎市に向け出発。(今後、給食支援を実施予定)
1502
海自輸送艦「のと」が柏崎港に入港(主食約10,500食、副食約18,000食、乾パン約5,200食、非常食約350食)。後、物資を荷揚げ。
1600
海自輸送艦「くにさき」が呉港を出港。(陸自第13旅団(海田市)給食支援隊乗船)
1750
陸自第12後方支援隊(新町)、陸自第12対戦車隊(新町)、陸自第6地対艦ミサイル連隊(宇都宮)給食支援を実施。
1822
海自護衛艦「あまぎり」が柏崎港に入港(毛布約2,200枚、主食約5,200食、副食約3000食、カップめん9,400食、非常食約2,000食、仮設トイレ20基)。じ後、物資を荷揚げ
1900
陸自第12後方支援隊(新町)が柏崎市のしおかぜ荘にて入浴支援開始。
2200
陸自東部方面輸送隊(朝霞)が、民間支援物資(仮設トイレ200台)を柏崎市に向け輸送。(0730 みなとまち海浜公園着)

(17日の派遣規模)人員約2640名、車両約920両
(17日の給水実績)約248トン
(17日の給食実績)33,700食

【18日】
0130
陸自東部方面輸送隊(朝霞)が、民間支援物資(ブルーシート2,600枚)を柏崎市に向け輸送。(0640 柏崎港着)
0400
陸自中央即応集団(朝霞)、陸自第101特殊武器防護隊(朝霞)が給食支援を開始。
1015
空自中部航空方面隊(入間)が柏崎市において給水支援開始。
1152
防衛大臣が防衛省より現地(新潟県柏崎)に向けて出発。陸自CH−47及び空自C−1で輸送。
1315
陸上自衛隊が業務用天幕を柏崎市の4ヵ所(田尻コミュニティセンター、荒浜コミュニティセンター、二田小学校、いきいき館)で展張。 1400
陸自第3後方支援隊(新町)が柏崎市の柏崎小学校及び松浜中学校で入浴支援開始。
1640
陸自需品教導隊(松戸)が刈羽村のラピカで入浴支援開始。
1825
空自CH−47(入間)×1機が米軍支援物資(エアコン約50台)を新潟空港から柏崎第1中学校に輸送。
1830
陸自第6師団(神町)が柏崎市の二田小学校において入浴支援を開始。
1900
陸自第12後方支援隊(新町)が柏崎市の中川コミュニティセンターにおいて入浴支援を開始。
2000
陸自第9師団(青森)が柏崎市の北条中学校において入浴支援を開始。

(18日の派遣規模)人員約3,300名、車両約940両
(18日の給水実績)約405トン
(18日の給食実績)31,000食

【19日】
0700
柏崎市海浜公園で輸送艦「くにさき」搭載のLCACによる物資の卸下開始。
1159
空自CH−47(入間)×1機が米軍支援物資(エアコン約50台)を新潟空港から柏崎第1中学校に輸送。
2237
空自中部航空方面隊の水タンク車5台が到着、じ後給水支援を実施。

引き続き、柏崎市、刈羽村及び出雲崎町における61ヵ所で給水支援を実施し、33ヵ所で給食支援を実施し、12ヵ所で入浴支援を実施した。また、柏崎市の4ヵ所(田尻コミュニティセンター、荒浜コミュニティセンター、二田小学校、いきいき館)で、追加的に天幕を600帳集積。海上自衛隊は、柏崎港岸壁において、護衛艦「みねゆき」「あぶくま」輸送艦「くにさき」が給水支援を行った。

(19日の派遣規模)人員約3,500名、車両約1,040両
(19日の給水実績)約1,900トン
(19日の給食実績)約72,500食

【20日】
0745
柏崎港において輸送艦「くにさき」にて入浴支援開始。
1253
輸送艦「のと」が柏崎港入港。じ後、支援物資を陸揚げ。

引き続き、柏崎市及び刈羽村及び出雲崎町における105ヵ所で給水支援を実施し、33ヵ所で給食支援を実施し、輸送艦「くにさき」と13ヵ所で入浴支援を実施した。海上自衛隊は、柏崎港岸壁において、護衛艦「みねゆき」「あぶくま」輸送艦「くにさき」が給水支援を行うとともに、水船23号ほか1隻が真水300tを積載し舞鶴港を出港した。


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