防衛大臣臨時記者会見概要 平成29年12月15日(22時35分〜22時41分)(日本時間)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:まず視察の感想からお願いいたします。

A:さきほど、英海軍空母「クイーン・エリザベス」を外国の大臣として、初めて視察をさせていただきました。この空母は先週7日に就役したばかりであり、初めにまず乗船できたのは大変光栄に思っております。私自ら同行した8月末のイギリス、メイ首相による日本の護衛艦「いずも」への乗船に続き、私が本日「クイーン・エリザベス」に乗船したことは日英防衛協力の更なる深化を国内外に発信する上で大変意義のあったことだと思っております。この空母につきましては、将来的にアジア・太平洋地域に派遣される可能性もあります。昨日の会合で私自らその実現をお願いいたしました。また、その際、護衛艦「いずも」との共同訓練等も実現できれば、日英防衛関係の更なる深化を示すことができると考えております。今回の2+2会合、日英防衛大臣会談及び「クイーン・エリザベス」の乗船を通じて、日英防衛協力が一層強固になりつつあることを確認しております。また、このような日英の強固な関係がわが国の抑止力を高める大変重要な役割を示すものだと思っております。

Q:「いずも」との共同訓練ですが、今回の日英「2+2」あるいは日英防衛相会談でそういった話は出たのでしょうか。

A:私の方から、是非この「クイーン・エリザベス」を太平洋地域にも展開していただきたい、また、その際、「いずも」との共同訓練もお願いしたいと話をいたしました。この空母は就役したばかりでありますので、今後、様々な運用訓練を行う中で、検討していただけるものと考えております。

Q:もし、その訓練が実現した場合、これは安全保障協力にとってどのような意味があるとお考えですか。

A:まず、わが国周辺は北朝鮮の問題を含めて、様々な安全保障問題の脅威があります。また、南シナ海を含めてインド・太平洋の「航行の自由」を私どもしっかり確保することも大切だと思っております。そういう様々な意味で日米だけではなく、この日英の協力も大変意義のあるものだと思っています。

Q:安倍総理が大綱について、年明けから検討を本格化させると、従来の延長線ではなく、何が必要か検討していくという表明をされましたけれども、具体的な検討はどのように進めて行かれるのでしょうか。

A:安倍総理からは、私が大臣就任した際に、既に「防衛大綱の見直しや、次期中期防の検討を行う」よう指示がありました。私どもとしては、総理の指示の下、現在の安全保障上の課題等を的確に把握をして、政府部内でよく議論をしながら、不断の検討を進めて行きたいと思っております。

Q:「従来の延長線上ではなくて」という総理の表現は、どのような安全保障環境を踏まえてのものだとお考えですか。

A:例えば、北朝鮮の弾道ミサイル・核の能力の開発が大変進展しているということ、そしてまた中国の軍事力の増強、また、日本周辺を見ればロシアの北方での活動も活発化しております。こういうことを考えて、それに適応する形で対応して頂きたいというのが、総理のお考えだと思っております。

Q:来年は中期防の見直しも行われますけれど、防衛費が年々過去最高を更新する中で、防衛装備品の価格等のあり方が課題となっていますが、この見直し等についてはどうお考えていらっしゃいますでしょうか。

A:厳しい安全保障環境を踏まえ、防衛関係費はこれまで5年連続増加をしてきております。平成30年度政府予算もしっかりと所要の経費を計上すべく、私どもは調整をしております。一方、防衛装備品の調達については、一層の効率的な取得が重要となっています。装備品の単価を抑制することにより、より装備を多く、そしてより早く調達することができます。これはわが国の防衛力整備に直結する課題だと思っております。装備品の調達には、国産、ライセンス国産、FMS、一般輸入など、様々な方法がありますが、装備品の取得全般にわたって、更なる効率化を検討させていきたいと思います。来年度の次期中期防の策定に向け、防衛装備庁を中心に諸外国の調達状況などをよく調査させて、コスト縮減のための一層の努力に取組んで行きたいと思っています。

Q:確認ですが、外国から導入する装備品だけではなくて、国産の装備品についても、何らかの見直しをする必要だとお考えですか。

A:国内での装備調達に関しては、更なる効率化が求められていると思いますので、一つ一つよく精査をして、更なる効率化を進めて行きたいと思っています。

Q:装備品の見直しですが、具体的に言うと調査というと、どのような調査になっているのでしょうか。

A:既に、例えば国内で調達しているもの、あるいはライセンス国産で調達しているもの、色々な形の調達の方法があるのですが、海外から直接輸入すればかなり安く取得できるものがあれば、また、むしろ国産を目指した方がよりライフサイクルコストを考えた場合には、むしろ効率的なものもあります。そういうものを一つ一つ精査をしていきたいと思っています。

以上


ご意見ご要望
大臣記者会見概要一覧へ戻る
新着情報一覧へ戻る
トップへ戻る

(C) 防衛省・自衛隊