防衛大臣臨時記者会見概要 平成29年12月15日(05時41分〜05時51分)(日本時間)

1 発表事項

 本日は日英「2+2」会合を行うとともに、新任のウィリアムソン大臣とは初めてとなる防衛大臣会談を実施いたしました。まず、北朝鮮の核・ミサイル開発については、特に日英「2+2」会合において、集中的な議論を行い、これらは、地域及び国際社会に対するこれまでにない重大かつ差し迫った脅威であり、断じて容認できず、引き続き国際社会が連携して対処すべき点ということで一致をいたしました。また、今回新たに策定しました、日英行動計画を歓迎するとともに、この内容を着実に実行、実現すべく、日英双方が努力して一致していくことの認識を共有しました。具体的な防衛協力の展望としては、来年予定される英海軍フリゲート艦「サザーランド」及び「アーガイル」のアジア太平洋派遣や、日本国内で初実施となる日英陸軍種共同訓練について、実施に向けた協力を確認いたしました。防衛協力・技術面については、新たな空対空ミサイルJNAAMに関する共同研究プロジェクトの実現可能性に関わる研究の第二段階の進捗を歓迎し、その他の共同研究も含め、引き続き、協力を進めて行くことで一致をいたしました。地域及び国際社会を取り巻く安全保障環境は厳しさを増す中、今回、英国との間で協力の更なる強化が確認できたことは、大変有意義だったと思っております。

2 質疑応答

Q:バイ会談で特出して協議したような話があれば御紹介いただけますか。

A:北朝鮮の脅威認識とその対応について、それから、日英協力についての具体的な内容について、また、インド太平洋の開かれた海を目指すための対応について、特に中国問題については、かなり突っ込んだ議論が出来たと思います。

Q:中国問題では、どのようなやり取りがありましたでしょうか。

A:中国が今どのような活動を南シナ海、あるいはインド洋、そして、アフリカで行っているか、そのことについての日英両国の認識を共有して、今後の展開について、様々な意見交換をさせていただきました。

Q:日英「2+2」でも東シナ海、南シナ海の話は出ていたかと思いますけれども、それにプラスするような話というのはバイ会談でやられたのでしょうか。

A:さらに詳しい内容について議論がありました、特にイギリスのフリゲート艦が日本を含めた、アジア太平洋地域に展開するということが重要ですし、私の方からは明日視察させていただく、イギリスの空母「クイーンエリザベス」を是非、アジア太平洋地域に展開していただくことがプレゼンスを示す、大変重要な意味があるということをお伝えをし、先方もそのことについては日本と同じような考えを持っていただいていると思っております。

Q:アジア太平洋地域に展開というのは、具体的に日本に寄港することも含めてでしょうか。

A:まだ具体的なことは決まっていませんが、いずれにしてもアジア太平洋地域に、その存在感を示すということは大変重要なことだと思っています。

Q:バイ会談について、イギリス側が空母を「航行の自由」に絡んだ形で派遣するような話はあったのでしょうか。

A:イギリスはもとより、「航行の自由」について、イギリス自身が今までのイギリスの歴史の中で、そのことを世界の一つの役割として果たしてきたという自負があるという認識を持っていらっしゃいます。この「航行の自由」については、今後もイギリスは世界に対してしっかり貢献していく、その役割は果たしたいという話があったと思います。

Q:空母を展開する時期とか、そのあたりについてのやり取りというのはあったのでしょうか。

A:まだ具体的な運航スケジュールについての明確な言及はなかったと思いますが、少なくとも任務が今後、遂行される中で、大西洋、太平洋を含めてしっかりと展開していきたいというお話がありました。

Q:陸軍種の共同訓練に関しては、具体的な内容あるいは時期的なもというのは、何か大雑把に出てたのでしょうか。

A:時期は来年ということになります。陸軍種の内容につきましては、日英が初めての陸軍種の日本における訓練ということになります。内容については詳細に詰めております。

Q:装備品のその他の研究についてですが、次期戦闘機の共同スタディについてのやり取りはどのような話がありましたでしょうか。

A:次期戦闘機については、様々な要素を含めた研究をこれからもしていこうということは、日英両方とも同じ意識を持っていると思います。私の方からは、X−2の今の日本の開発状況については御説明させていただきました。まだ、具体的な内容は決まっているわけではありません。

Q:空対空ミサイルの試作品等もバイ会談でも話は出たと考えてよろしいでしょうか。

A:JNAAM、これは空対空ミサイルでありますが、日英の協力の中で試作品を作って行き、その性能を確認するということ、これは日英で共同研究することが確認されたと思います。

Q:普天間での窓ガラスの落下についてですけれども、その後の調査をどう受けていらっしゃいますでしょうか。

A:13日、沖縄県宜野湾市の普天間第二小学校における米軍CH−53Eヘリの窓が落下するという事故の発生は、学校の関係者、児童、保護者の方々のみならず、沖縄県民の皆様に不安を与えるものであり、あってはならないものだと考えております。防衛省としては、事故発生後、速やかに現地に沖縄防衛局の職員を派遣し、情報収集を行うとともに、山本防衛副大臣からマルティネス在日米軍司令官に対し、飛行の自粛を申し入れたところであります。また、本日14日でありますが、福田防衛大臣政務官を沖縄に派遣し、沖縄県副知事、宜野湾市長、普天間第二小学校の校長に対し、防衛省の対応等について御説明させていただくとともに、在沖米軍に対し、日米間で合意されている普天間飛行場の場周経路どおり、学校等の上空を避けて飛行するよう、しっかりと申し入れたところであります。現在、米側は、機体の安全を確認するため、すべてのCH−53Eの徹底的な点検を実施しているところであり、現在も同機の飛行は行われていないと承知をしております。防衛省としては、引き続き、情報収集に努めるとともに、米側から詳細な情報が得られ次第、沖縄県をはじめ関係者の皆様に丁寧に説明してまいりたいと考えております。

Q:近く閣僚資産公開がありまして、資産公開されてからということで、コメントを頂けないかと思うのですけれども、公開される資産についての御感想と制度について、それから大臣規範として、いろいろな規制があることについてお考えをお聞かせいただければと思うのですけれども。

A:大臣等規範は、公職にある者としての清廉さを保持し、政治と行政への国民の信頼を確保する等の観点から、国務大臣等が自ら律するべき規範として定められたものであり、国民の信頼を確保するために必要なものであると考えております。また、大臣等規範において、国務大臣等は国民全体の奉仕者として公共の利益のためにその職務を行い、公私混淆を断ち、職務に関して廉潔性を保持することとされており、資産を公開することは大変重要であり必要なものと考えております。前回の就任時に公開しました資産と変更はなく、特に家族や私自身の資産について申し上げることはございません。

以上


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