防衛大臣記者会見概要 平成29年12月5日(08時45分〜08時49分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:先日、アメリカの報道で北朝鮮のミサイルについて再突入の際に分裂したのではないかという米高官の見方がありましたけれども、これに関する大臣の評価そしてミサイルの分析の最新状況をお願いします。

A:11月29日に北朝鮮が発射した弾道ミサイルに関し、米政府当局者が、弾頭が大気圏に再突入した際、複数に分解した可能性が高く、北朝鮮は再突入の技術に依然課題を抱えている旨指摘したとの報道は承知しています。マティス国防長官は3日、記者団に対し、今回発射された弾道ミサイルについて「射程を含めすべての要素について分析中」と述べております。私どもとしても、今回の発射については、再突入技術を実際に実証したかどうかについては、引き続き慎重な分析をしております。

Q:確認ですけれども、大臣は発射当初にミサイルが複数に分かれて落ちたというふうにおっしゃったのですけども、あれは上昇時のことをお述べになったのか、落下時のことをお述べになったのかどちらでしょうか。

A:私があそこでお話をしたのは、質問が多段式と聞いて、いくつかに分かれて落下しましたというお話をさせていただきました。

Q:上昇時であるという認識でしょうか。

A:そうです。

Q:米韓軍事演習が始まりまして緊張が高まってますけども、これの受け止めと評価をお願いします。

A:米韓軍事演習につきましては、12月4日から8日までの間、米韓両軍で相互運用性の向上と戦闘効率の強化を目的とした定例の飛行訓練を行っていると承知しております。私どもとしては、この演習について強い抑止力を示す意味でも米韓が協力して進むことは、地域の平和と安定に資するものとして、わが国としては評価をしております。

Q:政府が敵攻撃能力を可能にするミサイルの導入方針を固めて、来年度予算にミサイルを導入するための戦闘機の改良費用などを計上するという報道が出ておりますが、事実関係をお願いいたします。

A:自衛隊の能力向上に関しては、わが国の防衛に万全を期すため、平素から様々な検討を行っております。現時点では、報道にあったミサイルを導入することとし、関係経費を平成30年度予算に計上する方針を固めているわけではありません。いずれにせよ、いわゆる「敵基地攻撃能力」については、日米の役割分担の中で、米国に依存しており、今後とも日米の間での基本的な役割分担を変更することは考えておりません。また、従前から申し述べておりますように、現在、自衛隊は敵基地攻撃を目的とした装備体系を保有しておらず、また、現時点で保有する計画もないということであります。

Q:ミサイルを導入する方針以前に関連費用を来年度予算に積んでいるということもないということでしょうか。

A:予算を計上する方針を固めているわけではないということであります。

Q:概算要求には積んでいないということでしょうか。

A:概算要求の時点では積んでおりません。

Q:今日、明日と上海で日中海洋協議というのが開かれる予定でして、海空連絡メカニズムも話題になるのですが、協議への期待と、海空連絡メカニズムの必要性について御所見をお願いいたします。

A:海空連絡メカニズムの重要性は首脳間でも、そして、先般フィリピンで私と中国の常万全部長との協議の中でもその重要性は認識しております。この連絡メカニズムが一日も早く結べるような形で、私どもとしては鋭意努力していきたいと思いますし、今回も非常に重要な機会と捉えております。

以上


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