防衛大臣記者会見概要 平成29年11月2日(15時21分〜15時28分)

1 発表事項

 海賊対処行動の継続について御報告いたします。本日、国家安全保障会議及び閣議が開催され、ソマリア沖・アデン湾における自衛隊による海賊対処行動が1年間延長されることとなりました。防衛省・自衛隊としては、引き続き、関係省庁と関係各国と連携しながら、海賊行為の防止に万全を期していきたいと思っています。また、平成30年3月上旬から6月下旬までの間、CTF151司令官として、将補クラスの海上自衛官を派遣する予定であります。この派遣は本年に引き続き3回目となります。以上です。

2 質疑応答

Q:海賊対処はこのところ、対処件数を見ても落ち着いているようにも見えますが、1年継続を決められた理由というのはどのようなところにあるのでしょうか。

A:海賊行為が減っているというのは、むしろ自衛隊を含めて各国の海賊対処行動があって初めて減少しているものと思っています。最近、数は多くありませんが、海賊事案も見受けられます。いずれにしても、シーレーンの確保については日本も積極的に貢献していきたいと思っています。

Q:改めまして大臣就任おめでとうございます。再任にあたって、現在の御心境、あるいは今後の意気込み等に加えて、昨日、総理から指示をいただいていると思いますが、どのような指示だったのかお聞かせいただけますでしょうか。

A:大臣として再任をすることになりました。今、北朝鮮の核・ミサイルの問題については、大変緊張感を持って対処しているところであります。改めて、身が引き締まる思いであります。また、本日も中国の公船が尖閣において領海侵入を行いました。中国に対しても、引き続き、緊張感を持って、私どもは対応していきたいと思っています。このように安全保障環境が大変厳しい中でありますから、しっかりとした対応が必要だと思っております。総理からの指示でございますが、昨日、前回同様の指示がされました。大綱の見直しや次期中期防の検討、また、特に北朝鮮の脅威を抑止するための米国との関係の更なる強化、そして沖縄を始めとする地元負担軽減の実現、「日報」のような事案の再発防止、そして平和安全法制に関する事務の担当など、総理から具体的な指示をいただきました。

Q:大綱の見直しですけれども、引き続きということになると思いますが、改めて、今後のスケジュール感や検討の進め方についてどのようにお考えでしょうか。

A:大綱、中期防の見直しについては、来年末ということで想定をしておりますので、それに向けて省内で準備を進めて行くということだと思います。中期防については、来年末を一つの目途として検討してまいりますが、大綱については、継続的に検討はしております。これから日程のスケジュール感について、どのような形になるかについては、まだ検討中であります。

Q:補正予算について総理の会見の中で言及がありましたが、防衛省として補正予算の規模であるとか具体的に特出ししたいものがあれば教えてください。

A:平成29年度の補正予算については、これからの検討ということになります。他方、防衛省としてミサイル防衛の能力向上については、最速のスケジュールで整備に着手できるよう、早急に検討を進めていきたいと思っております。

Q:大綱は、見直しをするかどうかも含めて検討という段階なのでしょうか。

A:これは継続的に不断の見直しを図るということになっております。まだ大綱をどのような形で今後検討するかについては、省内で検討中です。

Q:大綱に関してですれけども、敵基地攻撃能力、反撃能力について、現在のお考えをお願いします。

A:これは、総理から従前言及されておりますが、その能力については現在のところ保有をする検討はないということであります。

Q:2020年代前半に、沖縄のキャンプ・ハンセンに水陸機動団を配置するという一部報道がありましたが、これについて、事実関係と検討状況をお願いします。

A:これは島嶼防衛を含めた様々な形で対応するために、水陸機動団を新編するということは既に決まっておりますし、今年度末に新編する予定になっております。これは2個連隊の整備となります。約2,100名となりますが、長崎県相浦をその場所として考えております。3個目については、まだ新編するかどうかも検討しておりませんので、そういう意味では何も決まっていないということだと思います。

Q:3個目を検討することになった場合、沖縄の米軍基地というのも候補地に成り得ますでしょうか。

A:まだ、3個目を検討するかどうかも決めておりませんので、さらにその先の場所についても検討しておりません。

Q:5日からトランプ大統領が来日されますけれども、日本訪問中、あるいはアジア歴訪中に、この北朝鮮が何らかの兆発行動に出る可能性についてどのように見ていらっしゃいますでしょうか。

A:北朝鮮は、このところ従前と比べて核・ミサイルの実験については、今少し小康状態を保っているのだと思っています。ただ、いずれにしても、様々な今後動きがあった場合には、速やかに対応できるように、私ども備えておくことが大切だと思っております。特にトランプ大統領が日本、韓国、中国、そしてASEANの重要な会議があるこのタイミングにおいては、警戒監視をしっかりする、その役割が私ども課せられていると思っていますので、この連休中もしっかり監視をしていきたいと思っています。

Q:先ほど出た敵基地攻撃、反撃能力のことですけれども、これは大綱見直しのプロセスの中でも検討課題には、現時点では上がってこないということでいいですか。

A:総理が言及されているのは、現在のところ、そのような能力を持つということを検討してはいないということであります。

Q:将来的には、わからないということですか。

A:それは、総理の発言に尽きるのだと思います。

以上


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