防衛大臣臨時記者会見概要 平成29年9月27日(14時16分〜14時21分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:今日、PAC−3を視察されましたけれども、今後さらに北朝鮮が弾道ミサイルを発射する可能性、特にICBMの発射の可能性についてはどのようにお考えですか。また、そのコースについて、また北海道南部の上空を飛ぶ可能性というのはあるのでしょうか。

A:北朝鮮がこのような弾道ミサイルの発射実験を繰り返すということは断じて許してはいけないことだと思っています。ただ、北朝鮮がこれからも核・ミサイル実験を続けるということを国際社会に向けて喧伝しているということは事実であります。8月29日、9月15日、2度にわたる北朝鮮の弾道ミサイルが、丁度この函館周辺の上空を通過したということもございます。今後とも北朝鮮が太平洋に向けての訓練をする場合、実験をする場合に、当然この地域、私ども、イージス艦でしっかり守ることが基本でありますが、しっかりとした態勢をとるためにも、PAC−3の部隊をこの函館にも展開したということであります。

Q:北海道の上空を2度通過したということで、道民にとってもかなり関心の高いことであります。選挙の争点にもなると思うのですけれども、道民に向けてのメッセージなどあればお願いします。

A:私どもしっかりとした対応をとっていくということがこれからも重要だと思っております。北海道の皆様には、8月29日と9月15日、2度にわたる北朝鮮の弾道ミサイルがこの北海道函館付近の上空を通過したということで、Jアラートを含め、大変御心配をかけていると思っています。様々なことに対して、しっかり防衛省・自衛隊が対応できるように私ども全力を尽くしてまいりますので、そのことを是非受け止めていただき、これからも私どもについて、しっかりと御支援していただければと思っております。

Q:アメリカのダンフォード統合参謀本部議長が、北朝鮮のICBMの獲得は近いという見解を示されましたが、これは日本としても同じ見解でしょうか。

A:ダンフォード氏もそうですが、累次私どもは米軍の様々な指揮官レベルとの意見交換をする中で、アメリカ側のそのような警戒感を共有しております。また、防衛省・自衛隊としても、過去の事案を含めて様々な情報分析をしておりますが、私どもとしては北朝鮮の技術がかなり向上している、そしてこのままいくと、やはりICBMの能力を獲得するところがそう遠くないのではないかと分析しております。

Q:過去2度ほど上空を飛んでいますけれども、今後もミサイル実験を太平洋に向けて繰り返すのであれば、ここを通過する可能性というのはあると見てよろしいのでしょうか。

A:私どもとしては、北朝鮮の意図はわかりませんが、少なくても弾道ミサイルの実験を太平洋に向けて行う中で、2度、丁度この上空を通過しているということであれば、今後とも長射程を含めた実験を繰り返すとすれば、この地域に万全の備えをする必要がある、そう思って函館に今回はPAC−3の部隊を展開させていただきました。

Q:他にも機動展開していて、地元の関心としては、おそらく何か万が一、軌道を反れるとか、デブリとか飛んできた時に対応できるのかということだと思うのですが、PAC−3で軌道に備えての手立てとかは万全にできているとお考えでしょうか。

A:まず、BMD対応の基本はイージス艦での対応ということになります。イージス艦で対応した中で、万が一の備えということでPAC−3の展開ということですので、私どもとしては、この2段構えでしっかりと守っていきたいと思っています。

Q:選挙で防衛態勢に空白ができるのではないかと批判がありますが、それについてはいかがでしょうか。

A:私どもは、今回は衆議院の解散ということになります。ただ、政府はそのままの態勢で警戒監視を務めておりますし、また、私ども国家安全保障会議のメンバーは、基本的にしっかりいつでも参集できる態勢をとる、安倍総理からは、菅官房長官、そして防衛大臣は基本的には東京において、いざという時の対応に備えてくれという指示が出ておりますので、私どもとしてはしっかりこれからも、遺漏のないように態勢を整えて行きたいと思います。今日は解散前の最後の日ということですので、今、PAC−3の部隊を展開して、緊張感ある対応をしてくれている、この函館のペトリオットの部隊、それからやはり陸上自衛隊のLR−2の事故がございましたので、その慰霊ということで、この反省を踏まえて、これからも万全の部隊運用に努めてまいりたいと思います。


ご意見ご要望
大臣記者会見概要一覧へ戻る
新着情報一覧へ戻る
トップへ戻る

(C) 防衛省・自衛隊