防衛大臣記者会見概要 平成29年9月26日(10時47分〜10時56分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:安倍総理は昨日、「国難突破」を名目に衆議院を解散する考えを表明しました。北朝鮮への高い警戒が続く中ですが、大臣は昨日の会見とその意義についてどのように受け止められましたか。また、国民がどのように受け止められたお考えになりますか。

A:私が所掌しております安全保障問題につきましては、北朝鮮問題について力強い外交を進め、北朝鮮に対して国際社会とともに毅然とした対応をとっていくということについて、国民に信を問うというお話があったかと思います。北朝鮮情勢が緊迫して、国民の皆さまが不安を持っておられるということを常々感じております。防衛省・自衛隊としては、いつ、いかなる時であろうとも、わが国の平和と安全を守るため、万全を期してまいりたいと思っております。また、先程も総理の方から、直接私の方に解散後も基本的に都内におきまして、菅官房長官とともに安全保障の問題について任務に専念するようにと指示がありました。

Q:大臣が閣議の後に総理執務室内に入っておられたのはその件でしょうか。

A:「今回は、特に安全保障の問題について大変重要な局面である」と、「小野寺大臣はまだ8月3日の大臣就任後、一度も地元に戻っていないことはよく知っているけれども、選挙が終わるまで、この状況についてしっかりと対応をしていただきたい。基本的には都内において日本の守りをしっかりしてほしい」という話をいただきました。

Q:それ以外に御指示はあったのでしょうか。

A:特にありません。

Q:総理からの指示は解散後から選挙まで都内に留まるようにという指示ですか。

A:今回は「政治空白」の中で政府として、しっかりと対応することが重要だと。解散及び選挙が行われ、新しい衆議院の方々が選ばれると、そういう空白期の間に何かあったら大変だと、その時にしっかりと対応するようにという指示であると思っております。

Q:それに対して小野寺大臣からどのように答えたのでしょうか。

A:私のできることは全力を尽くして対応いたしますとお話ししました。

Q:昨日の総理の会見で、北朝鮮問題について国民に問いたいと話されましたが、基本的に外交・安全保障は民意に左右されずに一貫して行うものであると思いますが、その信を問うということに対して大臣はどのようにお考えでしょうか。

A:総理も国連での演説を含めて北朝鮮に対する圧力をしっかりかけていくというお話をされていますが、その総理の外交・安全保障の姿勢について国民の信を問うという意味で仰っていると受け止めました。

Q:北朝鮮がアメリカの一連の言動について、「宣戦布告だ」という発言をいたしました。アメリカはこれに反論をしておりますが、こうした言葉の応酬についての受け止めと、「宣戦布告」と見なせるのかどうかについてもお考えをお聞かせください。

A:国際社会が北朝鮮に求めているのは、核実験、弾道ミサイル実験、日本としては拉致問題、これをとにかく国際社会の懸念にしっかり応えるように核・ミサイルの開発を放棄するようにということは一致していると思います。そのスタンスがトランプ大統領の発言でもあり、安倍総理の発言であると思います。その一環の中で北朝鮮として過激に発言をされるのが決して望ましいことではないと思っております。

Q:解散による政治空白の中でも北朝鮮に対しては態勢は万全であると、総理も大臣も仰ってますが、万が一の場合に、例えば在韓邦人の保護といった準備もできていると受け止めてよろしいのでしょうか。

A:私どもは常日頃から、もし万が一の事態が発生した場合にはどのような対応が必要かということを想定し、部内で議論をしております。御指摘の点についてはそのような事態になった場合には、当然、日米韓が連携して対応するということになりますので、わが国だけでなく、関係機関、関係諸国との協議ということも大事だと思っております。

Q:今回の解散に関連してですが、今回の大臣の任期中に、北朝鮮は核実験やミサイル発射を繰り返しており、大臣の任期中に日米「2+2」を行ってきました。今回の内閣は「仕事人内閣」と銘打った内閣でしたが、任期中の実績についてはどのようにお考えでしょうか。

A:実績について私が言及することではないと思いますが、実際に大臣に就任させていただいた後は、北朝鮮の核・ミサイルの問題も発生しました。また、アメリカでの「2+2」も行いましたし、9月になってからはマティス国防長官と3度電話会談を行っております。インドをはじめ各国の国防大臣との協議も行ってまいりました。また、閉会中審査は、衆・参それぞれ確か3回閉会中審査があったと思います。衆議院の1回だけは外交案件で対応できませんでしたが、基本的には国会審議には日報問題も含めて誠心誠意お答えしてきたつもりでおります。

Q:先程の総理の指示を受けて、大臣は地元で選挙を抱えてらっしゃると思いますが、地元に帰られることはないとのことでしょうか。

A:私の理解では、安全保障環境が厳しい状況で総理からの指示は、しっかり国を守ってほしいということでありますので、それを受け止めて対応したいと思ってます。

Q:地元に戻らない選挙戦というのはかなり珍しいと思います。その辺りの難しさであったり、お気持ちの面を教えてください。

A:難しいどころか大臣に就任した8月3日以来、一度も地元に帰っておりませんので、選挙戦のみならず地元の皆さんに本当に御迷惑をお掛けしているのだと思っております。私の地元は今でも震災の復興から復興途中の地域でありますので東京で私としてできることを懸命にさせていただいています。地元の関係者、首長含めて上京を度々していただいて、国でできることをこちらで仕事をしております。いずれにしても地元の皆さんには今回の選挙も含めて大変ご迷惑をかけますし、後援会の皆様には是非御理解をしていただいて、私が不在でも対応していただけるようお願いをしていきたいと思っております。

Q:先程「政治空白」という言葉を使われましたけども、必ずしもこのタイミングで解散しなくてもよかったわけで、結果として「政治空白」が生じてしまうということについてはどのようにお考えでしょうか。

A:「政治空白」というのは、衆議院が解散されるという議会としての内容であり、政府としては今までもミサイル防衛対応をしっかり実施しておりましたし、これからもそれが継続して行われるということになります。なお、国会での承認案件等が今回の平和安全法制等でありますが、それについても衆議院が解散中は、じ後の承認等の規定がありますので問題がないと思っております。

Q:明日、函館視察の予定が入っておりますけど、この時期に行われる狙いを教えてください。

A:解散前の最後の一日ということになります。LR−2の陸上自衛隊の事故がございました。まだ防衛大臣として慰霊に行っておりません。隊員が厳しい環境の中で任務を行う、その中で命を落としてしまうという事案がありました。今後の教訓とするためにも私自身就任して以来、是非慰霊に行きたいと思っておりましたので今回の機会に一つは慰霊に行きたいと思っています。もう一つは、北朝鮮が弾道ミサイルの実験をする場合に北海道の渡島半島上空、函館上空、領空の上を通過させることが過去2度ありました。そういう意味で、函館にペトリオットの部隊を展開しております。その部隊について視察をしながらしっかり対応するように指示をしていきたいと、その目的で明日は日帰りをさせていただきます。


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