防衛大臣記者会見概要 平成29年7月18日(11時22分〜11時31分)

1 発表事項

 防衛省・自衛隊としては、7月5日に福岡県知事及び大分県知事からの、人命救助等にかかる災害派遣要請を受け、関係省庁及び自治体と緊密に調整・連携しながら、約4,000名態勢の派遣規模を維持し、これまで人命救助、行方不明者捜索、道路啓開、給水支援等を全力で行っているところです。現在まで658名を救助したほか、生活支援として、断水が続く朝倉市、東峰村で給水支援、入浴支援等を実施しております。なお、15日をもって朝倉市の給食支援は終了いたしております。一昨日の7月16日には、警察、消防等と連携して、福岡県朝倉市の赤谷川、筑後川沿いを中心に集中捜索を実施したところです。先日、福岡県朝倉市に出向き、発災以降、断続的に強い雨が続く中、あるいは高温の環境の中で、被災現場において全力で活動している隊員を激励いたしました。また、被災された住民の方々から、自衛隊の活動について感謝の御言葉を直接いただきました。今回の視察で、一帯を襲った凄まじい豪雨の被害を目の当たりにし、改めて被害が甚大であることを再認識し、今後の活動を指示するにあたって、現地の状況を確認することができたと考えております。防衛省といたしましては、引き続き関係省庁及び自治体と連携し、行方不明者の捜索に全力で対応するとともに、給食、給水、入浴支援、道路啓開など、被災者のニーズに合わせた効果的な生活支援活動を行ってまいりたいと思います。

2 質疑応答

Q:中国公船が15日に対馬に、17日には青森で日本領海に侵入しましたけれども、第一義的には海上保安庁の対応かと思うのですが、防衛省として把握している事実と、対応についてお願いいたします。

A:7月15日午前11時50分頃から午後0時20分頃まで、対馬の南において、中国海警1304がわが国領海内を航行したことを、海上自衛隊第4航空群所属のP−1哨戒機が確認をしました。また、その後、中国海警1304及び海警2506が同日に沖ノ島の北のわが国領海内を、17日に津軽海峡付近のわが国領海内を航行したことを、海上保安庁の巡視船が確認いたしております。対馬の南のわが国領海内を航行する当該公船については、P−1哨戒機が警戒監視を行うとともに、無線による呼びかけを実施いたしました。沖ノ島の北や津軽海峡付近のわが国領海内航行については、海上保安庁により適切に対処されたものと承知しております。防衛省・自衛隊としては、平素より、現場を含めて警戒監視活動により得られた情報を海上保安庁と共有するなどして連携の強化を図っており、今後とも必要に応じ、関係省庁と連携の上、情報共有など適切に対応してまいりたいと考えております。

Q:領海侵入した中国公船等についてはどのように分析しておられますでしょうか。また、2月には中国海軍の情報収集艦も津軽海峡で領海侵入していますけれども、関連はどう見ていらっしゃいますか。

A:中国公船によるわが国の領海内航行の目的については、確たることをお答えすることは差し控えたいと思います。更には、今御質問の連携についても同じように考えております。

Q:南スーダンの「日報」問題ですけれども、前回の会見でも鋭意作業中とのことでしたけれども、8月上旬の内閣改造までに公表できる見通しというのは立ちましたでしょうか。

A:内閣改造に関しては、総理の専権事項でございますので、私の立場からお答えすることは差し控えますが、私としてやるべきこと、また、なすべきことはしっかりと緊張感を持って行っていきたいとこのように考えております。今御指摘の南スーダンの「日報」でございますけれども、現在防衛監察本部が徹底的な調査を行っているところでございます。これまで国会での議論を踏まえまして、できるだけ早く監察結果を報告するように指示をいたしているところでございます。正確かつ公平な調査の実施の観点も重要だと考えております。その点も踏まえて、そのあり方を適切に検討しているところでございます。

Q:テレビ朝日の世論調査を含めて、各種メディアの世論調査で内閣支持率が30%を切るなど、危険水域と言われるようなところにも入ってきていますけれども、この数字について、大臣はどのように考えられますでしょうか。

A:そういった国民の皆様の声について、しっかりと受け止めた上で、緊張感を持ってやるべきこと、なすべきことをやってまいりたいと考えております。

Q:大臣の発言等がこの支持率の低下に影響していると御自身ではお考えになりますか。

A:そういった批判の声もあることも承知をいたしております。そういったこともしっかりと受け止めた上で、やるべきこと、なすべきことを緊張感を持ってやっていきたいと考えております。

Q:今後、支持率回復のために、安倍内閣としてどういったことが必要だと大臣はお考えでしょうか。

A:今まで安倍内閣が進めてきております、経済政策、さらには、しっかりとした安全保障政策もそうですけれども、国民の皆様方にしっかりと理解していただく、また、謙虚に、そしてやるべきことを一つ一つこなしていくということに尽きると思います。

Q:閉会中審査に総理が出席されますけれども、それが回復の一つになると思われますか。どういった姿勢が望まれると思いますか。

A:今言ったことに尽きるのですけれども、国会での議論、これは国会がお決めになることでありますけれども、総理も仰っているように、一つ一つ丁寧に説明をしていくということが重要だと思います。

Q:稲田大臣は、第2次安倍政権発足以降、政調会長、防衛大臣として一貫して重要なポストを務められてきたわけですけれども、安倍政権が今月の支持率が国民の心から離れている状況について、改めて大臣はどういう理由で国民の心が離れてしまったとお考えでしょうか。

A:いろいろなご批判があると思います。その上で、私はそういった批判にしっかりと耳を傾けて、さらには、今進めているところの安倍政権の政策というものについても、一つ一つ丁寧に進めて行くことが重要だと考えております。

以上


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