防衛大臣記者会見概要 平成29年5月23日(09時24分〜09時29分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:北朝鮮が21日に弾道ミサイル1発を発射しました。北朝鮮は「北極星2型」が開発が完了したと強調していますが、政府としてのその後の分析状況についてお願いします。

A:21日の北朝鮮の弾道ミサイル発射について、昨日、北朝鮮メディアは、「地対地中距離戦略弾道弾『北極星2型』の試験発射を成功裏に行った」旨述べていると承知いたしております。今回の北朝鮮が発射した弾道ミサイルの種類について、飛翔距離や北朝鮮が発表した画像等を踏まえますと、今年2月12日に発射をされたものと同一の新型の弾道ミサイルであった可能性があるというふうに考えております。詳細については分析中ではございますが、今回の発射と2月12日の発射について、北朝鮮が発表した画像はいずれにおいても、装軌式TELから発射される様子や、固形燃料推進方式のエンジンの特徴であるところの、放射状の噴煙、さらに、いわゆる「コールド・ローンチシステム」により発射している様子が確認することができます。北朝鮮が発表した画像から判断いたしますと、発射管から空中にミサイルを射出した後に点火する、いわゆる「コールド・ローンチシステム」の運用に成功している可能性があるということでございます。また、飛翔高度について、詳細は分析中ですが、現時点までに得られた諸情報を総合的に勘案いたしますと、600km程度であったというふうに認識をいたしております。それがロフテッド軌道にあたるものなのかどうなのかということですが、ロフテッド軌道について、必ずしも定まった定義があるわけではありません。今回の飛翔は、通常よりもやや高い高度で飛翔したものと推定いたしているところでございます。

Q:やや高い高度というのは、ロフテッド軌道ではないということでよろしいですか。

A:ロフテッド軌道で、定まった定義があるわけではなく、1,000kmを越えるような特異な高度ではなかったということですが、通常よりやや高い高度だということでございます。

Q:確認ですが、それはロフテッド軌道の可能性もあるということなのですか。

A:特異な高度ではないけれども、通常よりやや高いということでございます。

Q:金正恩総書記が、量産化・実戦配備を指示したと言われております。日本全土が射程圏内に収まるミサイルだとも言われていますけれども、どう受け止められていますでしょうか。

A:その点については、そういった発言を金正恩総書記がしていることは承知しております。いずれにいたしましても、新たな段階の脅威でありますし、また、北朝鮮による核・ミサイルの開発の継続や累次にわたる弾道ミサイル発射は、わが国を含む地域及び国際社会の平和と安全を損なう、総理は世界に対する挑戦という言葉を使っておられたかと思いますけれども、重大な挑発行為であって、断じて容認することはできないというふうに考えておりますし、引き続き、米国・韓国等と緊密に連携しつつ、核・ミサイル開発を含む北朝鮮の軍事動向については、必要な情報収集等に努めてまいります。

Q:ここのところ、北朝鮮は、毎週ミサイルを撃っていますけれども、今週末というのは何か兆候があったりするのでしょうか。

A:今申し上げましたように、情報収集・警戒監視ということをしっかりとやっていくということに尽きるわけでありますけれども、北朝鮮の動向については、注視をしていきたいと考えています。

以上

※橙線部について、会見時の「飛翔距離」を「飛翔高度」に訂正。


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