防衛大臣記者会見概要

平成28年8月4日(11時15分〜11時28分)

1 発表事項

 みなさん、どうもありがとうございました。1年8ヶ月の大臣の勤務でありましたが、この間、いろいろことが課題となっておりましたけれども、私なりには、精一杯やってきたつもりでありますし、私なりの考えに基づいて、私流のやり方も貫かさせていただきました。非常に自衛隊というのは、わが国を守る大変重要な組織でありますので、こういった時代の変化にしっかり答えられるように、そして、国を守れるように、これからも私自身も努力してまいりたいと思いますけれども、防衛省自身が、しっかりとした組織になるように全力で支えていきたいと思っております。記者の皆さんは、国民の代表のマスコミといたしまして、知りたいこと、そして言いたいこと、そういうことを伝えていただくというような大変重要な組織でございます。私のような政治家にとっても、マスコミやメディアというのはパートナーでありまして、お互いに緊張関係を持ちながら、真剣にその役割を果たすために、こういう場で、激しく意見を交わすこともありますし、質問に答えることもございました。記者会見におきましても、様々な観点で質問もいただき、私なりには、精一杯答えたつもりでございますが、まだまだ不十分な点がございましたら、心からお詫びし、また、これからも勉強してまいりたいと思っております。そういう意味で、大変、期間中に皆さんにお世話になったことを、心から感謝と御礼を申し上げまして、挨拶とさせていただきます。どうも大変お世話になりました。ありがとうございました。

2 質疑応答

Q:1年8ヶ月の中で、記者会見やぶらさがりで、印象に残っていることは何かありますでしょうか。

A:やはり自衛隊というものが、どういう存在で、どういう役割を果たしていかなければならないのか、いろんな経緯があります。自衛隊というのは、その誕生のときから、しかもそれが、憲法の問題にかかっておりますので、国会でも、この憲法と自衛隊の関係、未だに議論のテーマになっているわけでありますが、非常に大事なテーマでありまして、そもそも自衛隊があるべき本質論につきまして、質問を受けて、私の考えは、お話をいたしましたけれども、そういう思いが国民の皆さんにも伝わるように、そういう希望は持ちました。特に、実オペレーションで、北朝鮮のミサイルの対応、また、南西海域の警戒監視や南スーダンでのPKO活動、本当に隊員の皆さんが、懸命に現場で務めている中で、そういうことに対して、率直な質問や御意見、そういうことがありました。私なりには、精一杯答えたつもりでございますが、まだまだ、そういう点におきましては、課題やこれからの検討事項があるなという思いであります。

Q:後任の方に期待することをお願いします。

A:稲田さんは政調会長をされていますので、非常に政策に明るい方でもありますし、弁護士でありますので、法律においては非常に詳しい方であります。防衛政策や安全保障については、国際法にしても国内法にしても、全て根拠というものを基に考えていかなければなりませんので、そういう意味では、法律の専門家として、十分に検討して、省内でも課題を持って、こういった日本の防衛の政策については、前向きに進めていただけるのではないかなと。そして、非常にリーダーシップがあるし、はっきり意見も言う方でありますので、非常に頼もしい存在だと認識しております。

Q:あえてお聞きするのですけれども、一番辛かったなと思うようなことというのは、在任中、何かありますでしょうか。

A:やはり国会の審議中で、毎日長時間、国会の中で質疑に立ちました。周りを見渡すと、担当大臣と外務大臣、2人しかいません。官僚の答弁は認められないということで、私の言葉で答えるしかないということで、非常に精一杯考えさせられたわけでございますが、数にして222回、国会が審議ストップしたと言われていますけれども、それは質問する方が聞きたいということでございますので、私なりに精一杯答えたつもりですけれども、なかなか分かってくれなかったということで、その辺が非常に辛かった時期がありました。

Q:会見のときに、いつも周りで皆さん支えてくださっている方がいましたけれども、その中でも特に小杉秘書官、1年8ヶ月ですけれども、共にされましたけれども、秘書官はどういう存在だったのでしょうか。

A:厳しい秘書官でした。非常に、私が何かする前に、必ず一言アドバイスがありまして、おかげで失敗することがなかったということでありますが、やはり、そういう補佐役は、非常に厳しい人を持つということは、非常にありがたいことでありまして、私の至らない点について指摘をしていただいたということで、心から感謝を申し上げます。おかげさまで、任務を全うできました。報道官も、皆様からの質問に対して、非常に私も答えるときに、窮するときがありましたが、適切にアドバイスをいただきました。どうもありがとうございました。

Q:先ほどの離任式で、黒江次官のお話に、個人的に非常に心に染みました。大臣は、最後の黒江次官の御挨拶をどのように受け止められましたか。

A:原稿を読まずに、自分の言葉で心の中から語っていただきまして、そういう真心や誠意が通じました。私もあまり涙を流すような男ではありませんけれども、やはりそういった気持ちが通じたということで、非常に感激をいたしまして、今まで一緒に仕事をしてきた仲間であり、彼は、防衛省の職員で、自衛隊員で、自衛隊の代表、防衛省の代表でありますが、私は、政治家として、来ているわけでございますので、非常にそういう意味におきましては、そういう目で感じていただいたということについては、非常に嬉しく思っております。それから、やり残したことはたくさんあります。その中で、一番大きなことは、沖縄の問題でございます。非常に沖縄は、累次の選挙を通じて、民意が示されているということは事実でございますが、しかし日本の国の安全保障という点におきまして、累次説明をしておりますけれども、米軍基地の問題や、また、普天間の移転の問題は、わが国の安全保障上、必要なことで、一日も早く普天間の移設は進めることが一番大事なことでありまして、私も懸命に沖縄にも行ったり、知事さんにもお話をいたしましたが、その点におきまして、未だに普天間の移設が進んでいないということは、非常に心残りなことでございます。しかし、こういった基地の抱える沖縄県に対する寄り添った考え方や気持ち、こういうことは持ちながらも、こういった点で、沖縄の皆様と話し合いをしながら、しっかりと無事決着、解決ができなければならないということは、私の一番大きな至らなかった思いであります。沖縄の件で何かありますか。

Q:先ほど、離任式の方で、答えは一つじゃなくて、みんなで探せば何かが出てくるのではないかというお話がありましたが、辺野古という唯一の解決策についてはいかがですか。

A:もう20年以上、これは、沖縄県と国と話し合いをしながら、やってきた経緯がありますが、普天間を移設しなければならない、これは国も沖縄も同じ思いであります。国の方もあらゆる努力をしてきた結果、辺野古への移設、これが一番早くて唯一の解決方法であるということでございまして、その点については、答えは一つだと思っておりますが、しかし、それを解決するための手段というのは、まだまだ、いろいろな手段がありますので、その点は、国としても沖縄としっかりと話し合いをしながら、ぜひ御理解をいただくように努力をしていきたいと思っております。

Q:1年8ヶ月、防衛大臣はあまり地元の方にも帰れず、ずっとここに待機というのもあったと思うのですけれども、これからは少し時間の余裕もできると思いますが、何か打ち込みたいこととか、どういったことに時間を使いたいとかありますでしょうか。

A:やはり地元の人の意見を聞いてみたいと思います。去年1年でも地元に帰ったのは4、5回の数回だけで、あまり地元の有権者の御意見を伺う機会が無かったのですけれども、自分が言ってきたこと、やってきたこと、どういうふうに捉えておられるのか。また、有権者の皆さんがどういう希望とか意見があるのか、そういうことは、ぜひ聞いてみたいと思いますので、これからは地元に多くいて、よく意見を聞いていきたいと思っております。特に、高知はよさこい祭が8月の10日前後にありますが、あれは日本一楽しい、自由に、開放的な祭でありますので、よさこい祭に参加して、高知の県民に戻って、いろいろなことをまた考えてみたいと思っています。

Q:先ほどの普天間飛行場の移設問題についてお伺いしたいのですけれども、解決する手段はまだまだあるということをおっしゃっていたのですが、辺野古が唯一以外にもあるということをおっしゃったのでしょうか。それとも別の、県に理解を求める手段が必要だということをおっしゃったのでしょうか。

A:移設先というのは、散々検討しても辺野古が唯一の場所であると私もこれは確信を持っています。ここでまたやり直したり、計画を変更すると、それだけで5年、10年かかってしまいます。一向に普天間の危険性、また騒音等が無くならないわけでございますので、私としては一日も早く辺野古に移設をするというのが唯一の手段でございますが、そのことを理解していただくということで、いろいろなことを考えていきたいということです。

以上


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