大臣臨時会見

平成28年7月14日(18時28分〜18時39分)(日本時間)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:日印防衛相会談を行なわれましたけれども、結果について教えて下さい。

A:本日、パリカル国防大臣と会談を実施しました。約1時間半、あと、昼食1時間ということでありました。パリカル大臣とは、先月のシャングリラの会合以来でありまして、通算4度目の防衛相会談になります。日印は、2014年9月に、日印特別戦略的グローバルパートナーシップを結びまして、その後、地域及び国際社会の課題に取組んでまいりました。今回の防衛相会談におきましては、地域と国際社会の安全保障情勢について、認識を共有するとともに、両国の防衛政策、また、テロ、海洋安全保障、日印の防衛協力・交流、ハイレベルや軍種協力、教育、学術、防衛装備・技術協力など、広範囲に議論をいたしました。まず、地域情勢については、先だってのバングラデシュにおけるテロ事件の、日印両国の国民が犠牲になったことについて、哀悼の意を表するとともに、国際テロ情勢について意見交換を行ない、両国で、このようなテロは許されないと、テロは国際の平和と安全に対する深刻な脅威であり、連携を強化していく必要性を確認いたしました。次に、南スーダンPKOにつきまして、現状について意見交換をしまして、今後、ジュバでの活動についての安全、また、国連PKO活動における協力、こういうことを、お互いに実施することを確認しました。次に、海洋安全保障につきましては、自由で開かれた海洋秩序の維持について貢献するという、戦略的利益を共有していることを確認しつつ、東シナ海、南シナ海を含む、インド・太平洋地域における最近の情勢について意見交換をいたしました。特に、南シナ海の状況については、先日、発表されましたフィリピン・中国の仲裁裁判の最終判断で示された、法の支配の重要性を確認するとともに、紛争の平和的解決を求めていくということで一致いたしました。それから、防衛協力と交流につきましては、防衛相会談を毎年相互訪問して行うということを含めて、ハイレベル交流を継続していくことを確認しました。また、両防衛当局間における海洋戦略協議を新たに設けるということで一致いたしました。そして、各種軍種間の交流も、今後、更に着実に実施するということで、これまで日印の、二国間の共同演習でありました海上共同訓練「マラバール」を日米印、3ヶ国の海上共同訓練とすることにいたしました。また、自衛隊が実施・参加する訓練へのインド軍のオブザーバー招待、航空自衛隊輸送機のインド空軍基地への寄航を含むアセット交流などについても、実現すべく追求していくということで、陸・空軍種も、部隊間の交流を追求していくということでございます。それから、防衛装備と技術協力につきましては、防衛装備庁とインドの国防省、国防生産局との間で、2016年の、早ければ8月にもこの第2回防衛装備技術協力に関する事務レベル協議を開催しまして、具体的な協力案件の特定に向けた議論を進展させることで一致いたしました。また、US−2の飛行艇に係る協力につきまして、私から、インド側の国防調達委員会を早急に開催して、両国の検討を加速させたい旨、申し入れをしました。この件につきましては、政府は、より積極的にこの件につきまして、努力をしていくという旨をお伝えをいたしました。今回のインド国防大臣との会談で、一致をみたものにつきましては、今後、着実に実施をしまして、インドとの防衛交流を更に発展させるべく尽力をしてまいりたいというふうに思っております。以上が、両国防会談でありました。続きまして、南スーダンにつきまして、発表させていただきます。政府は、南スーダンの邦人について、迅速かつ安全な待避のために、あらゆる可能性を追求しておりまして、その一環として、C−130の輸送機をジブチに待機させておりますが、本日、外務大臣からの依頼を受け、在外邦人等の輸送の実施に関する命令を発出し、本日中に、C−130輸送機1機を、南スーダンの首都ジュバに移動しまして、南スーダン邦人数名を乗せて、ジブチに戻る予定であります。その後、現地からの報告によりますと、情勢は比較的落ち着いている状況でありますが、防衛省・自衛隊としては現地の派遣実施の施設隊及び南スーダン在留の邦人の安全確保の観点から、引き続き、緊張感をもって現地の情勢を注視をしていく所存であります。また、現時点で確定しているのは、在南スーダン日本大使館員4名でありますが、引き続き、外務省から現地に滞在している邦人に退避を呼びかけているところでございます。本日中に輸送機1機をジュバに移動させ、退避する南スーダンの邦人数名を乗せてジブチに戻る予定であります。具体的なスケジュールにつきましては、安全運航の観点からお答えは差し控えさせて頂きます。

Q:防衛相会談が終わる前に、南スーダンの件ですけれども、邦人は何人乗せる予定ですか。

A:4名です。

Q:輸送機に4人乗せて戻ってくるということですか。

A:各国等も希望がありましたけれども、それぞれ自国で退避できるということで、現在4名を乗せて帰るということでございます。引き続き、外務省から現地に滞在している邦人に待避を呼びかけているところであります。

Q:外国人の方は乗らない。

A:はい。

Q:今日、輸送機はジブチを出発しているのでしょうか。

A:ジブチを出発をしているかどうかは言えません。

Q:言えない。ただ、日本時間の今日中にジュバに着くということでよろしいですか。

A:スケジュールにつきましては、本日中に輸送機1機をジュバに移動させるということで邦人を乗せて、ジブチに戻る予定ということでございます。

Q:本日中というのは日本時間。

A:本日中です。

Q:ジブチに戻ってくるのも本日中と考えていいですか。

A:なるべく早くということです。

Q:防衛相会談に話が戻るのですけれども、今日、海洋戦略協議なのですけれども、これについては具体的にどんなことを話し合うための機関と考えたらいいでしょうか。

A:これにつきましては、申し出をいたしましたところでございますが、非常に、お互いに、海洋におきましては、インドもインド洋、日本も太平洋が正面にありますが、特に、わが国の場合は、シーレーンがありまして、インド洋においても非常に大事な部署であります。これにつきましては、海洋に関する情勢の認識の共有、情報も含めまして、それの強化、また、政策的協力を強化、これを議論する協議の枠組みとしたいと考えておりまして、これまで日印の間では、まず、防衛大臣会談、また、次官級防衛政策対話、そして、局長級、また、海軍種間幕僚協議をはじめとする、協議枠組みを活用した情勢認識の共有やインドとの海洋安全保障に係る各種連携を強化してきたところでありますが、現在のインド洋、南シナ海、東シナ海における情勢を踏まえて、海洋の安全保障に特化した、新たな戦略協議の枠組みを設けたいということでありまして、協議の詳細につきましては、今後、実務的に検討していくということでございます。

Q:第1回の開催、日印での開催時期であるとかというのは、まだ、今後調整ということになるのですか。

A:そうです。実務的に協議をいたしますが、なるべく、早めに立ち上がるように努力したいと考えております。

Q:南シナ海の仲裁裁判所の判断については、パリカル大臣との間では、中国は受け入れられないと言っているわけですけれども、これについては、いかがお話されましたか。

A:この点につきましては、先ほど、お話いたしましたけれども、国連海洋法条約というものがありまして、その中で、最終判断で裁判で決定をされたということで、パリカル大臣の方も、法の支配、これの重要性をこれで確認されたと、そして、紛争の平和的解決を求めていくというようなことで、ほぼこちらの主張と一致していることを言ったということであります。

以上


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