大臣臨時会見概要

平成28年6月9日(17時09分〜17時16分)(日本時間)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:今、基地の視察を終えられましたけれども、キャパ・ビルについて、自衛隊が、まさに、技術指導もして、施設も造っていますが、いかがでしたか。

A:私は、14年前の2002年に、防衛庁長官として、PKO活動の現場を激励、視察に来ましたけれども、あれから14年で、このような立派な海軍が編成されて、皆さん、それぞれ任務を持って活動しているということについて、非常に、嬉しく思っております。そういった中で、日本は、キャパシティ・ビルディング、能力構築支援活動を続けてきたわけでございます。先ほど、日本のキャパ・ビルで造られた施設を拝見させていただきましたが、非常に立派で、すでに、こちらの現場の海兵隊が使用しているわけであります。この他にも、豪州が実施している「ハリィ・ハムトゥック」に、昨年から参加しておりますが、今年も、引き続き、行っていきたいと思いますし、また、秋には、日本の海上自衛隊も、こちらに寄港できるように、調整をしていきたいと思っておりますが、いずれにしても、こういった能力構築支援が非常に重要である、この地域の平和と安定のために、日本としても、今後も支援していきたいと思いました。

Q:これまで、ASEANの各国を訪問されて、東ティモールは、ASEANではありませんが、やはり、この地域での能力構築支援を、さらに強めていきたい、関係構築というのは大事だと思いますし、この地域の、ASEANとの話もありましたが、いかがですか。

A:キャパシティ・ビルディング、能力構築支援は、二国間の協力、そして、地域の安定化、このためには、非常に有意義なものでありますが、わが国は、自衛隊の能力を活用して、平素から継続的に人材の育成、また、技術支援、こういったことを通じて、その国自身の能力の向上を図ること、これは、わが国との関係を、より強固にするということもありますが、東南アジアにおける能力支援におきまして、地域の平和と安定にも資するということで、引き続き、この活動を継続、発展していきたいと思いますし、また、アジア太平洋という視点においても、より積極的、能動的に、安全保障環境の整備を作ることに、全力を挙げてまいりたいと思っております。

Q:別件ですが、中国の艦艇が、接続水域に、中国の軍としては、尖閣周辺の接続水域に初めて入った事案なのですが、これについて、中国がコメントしていまして、中国は、尖閣諸島は固有の領土だとしたうえで、「合理的かつ合法であり、他の国がとやかく言う権利はない」とまで言っているのですが、これについては、大臣、どう思われますか。

A:自制的にしないと、極めて危険な状態が発生してしまいます。これまで、わが国の接続水域に、中国の海軍が入ったことはなく、今回が初めて域内に入ったということで、これは、緊張感を一方的に高める行動で、非常に深刻な懸念であると思います。政府としては、すでに、中国に対して、厳重な抗議を申し入れているわけでありますが、防衛省・自衛隊としては、いたずらに事態をエスカレートさせないよう、冷静な対応を続けると同時に、しっかりと、わが国の領海・領土・領空を守り抜いていく体制は、しっかりしていきたいと思いますし、また、中国に対しては、米国をはじめとする国際社会と連携して、このような緊張を、一方的に高めるようなことにつきましては、自制していくように、さらに、働きかけを強めてまいりたいと思います。

Q:もう一点、沖縄の軍属の死体遺棄で逮捕された男なのですが、今日、殺人の容疑などで再逮捕されました。改めてこの事件について。

A:このような、残忍で凶悪な犯罪、これは、起こってはならない、言語道断のことでありまして、私も、この事実については、強い怒りを持っておりますし、また、犠牲になられた被害者の方々の御葬儀に、私も参加させていただきましたけれども、改めて、強い怒りを感じております。もう二度と、このような事件が起こらないように、日米当局間でも話し合いをいたしましたけれども、実効的な再発防止策を、しっかり執られることであろうと思っておりまして、より、日米間で協議し、スピード感を持って、本当に、二度と起こらないような体制を、とっていきたいと思っております。

Q:いま、スピード感というお話がありましたが、カーター長官と合意したものですが、いつまでに、というのはございますか。

A:カーター長官とは、二国間で、米軍人・軍属による事件・事故の再発防止について、実効的な内容において、扱いを集中的に協議しようという、基本的なところがまとまりましたので、内容をしっかり詰めていく、今後、モニタリングやコンプライアンス、罰則強化など、考える限りの知恵を絞って、こういった再発防止のために、全力を挙げたいと思いますし、また、こういった中でも、飲酒運転や、いろいろな犯罪も起こっておりますが、しっかりと、こういったことが、本当に、日本では社会悪であって、法律を守らないと、信頼も得られないということを、十分理解していただくように、綱紀粛正、また、精神教育、こういったことも徹底したいと思います。できる限り、速やかに、とりまとめたいと思います。

以上


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