大臣臨時会見概要

平成28年6月4日(16時39分〜16時48分)(日本時間)

1 発表事項

 イタリアのピノッティ国防大臣との会談につきましては、今年、日伊国交150周年の節目を迎えます。また、海上自衛隊の練習航海部隊がイタリアに寄港します。また、防衛装備・技術協力をはじめとする、日伊の防衛協力・交流を進めていきたい旨を述べました。ピノッティ国防大臣からは、海賊対処、PKO活動含む、日本の安全保障面における取組みを歓迎、そして、本年の秋に、訪日をして、現在調整中の、防衛協力・交流の覚書に署名をして、協力をさらに進めていきたいという話がありました。私から訪日を歓迎すると述べました。南シナ海情勢について、説明いたしまして、ピノッティ国防大臣からも、本問題は、地域においての課題であるという話がありました。続きまして、フランスのル・ドリアン国防大臣との間で、昨年3月以来2度目となる防衛相会談を行いました。私から、アジア太平洋の常続的な軍事プレゼンスを有する、唯一のヨーロッパの国として、フランスの、この地域における軍事プレゼンスの強化を歓迎し、ル・ドリアン大臣からは、引き続き、この地域において、プレゼンスを維持するという話がありました。また、共同訓練、寄港、防衛装備・技術協力をはじめとする、防衛交流・協力を促進していくということで一致いたしました。私から、南シナ海の状況について、深刻な懸念を伝達いたしまして、ル・ドリアン大臣からは、航行の自由の確保は、フランスの本地域における、プレゼンスの維持にとっても重要であり、守っていく必要があるという話がありました。続きまして、韓国につきましては、3月の日米韓の首脳会談がありまして、それを踏まえたものでございます。ハン長官とは、昨年10月に、私が訪韓して、会談いたしましたが、日韓・日米韓の安全保障・防衛協力をより一層、前進させていく必要性を確認し、北朝鮮の対応につきましても、認識を一致いたしまして、引き続き、緊密に連携・協力をしていくということでございます。また、核実験とミサイル発射の対応に対して、日韓防衛相電話会談を実施いたしました。非常によかったということで、今後、両省間の連絡・調整をさらに適切なものにするために、日本防衛省と韓国国防部間の、緊急連絡体制を強化するということで一致いたしました。また、各種、防衛協力・交流につきましては、昨年から、両国の協力・交流が、様々なレベルで活発化をしております。各幕僚長も訪韓し、部隊指揮官も訪韓や訓練を行っておりますが、引き続き、国連PKO、海賊対処、HA/DRの分野における連携強化、部隊指揮官交流、航空機の相互訪問、韓国海軍練習艦隊の訪日、訓練におけるオブザーバーの相互参加、音楽隊交流等を含めまして、今後も機会を捉えて、日韓両国で協力を進めていくということで一致いたしました。さらに、地域の平和と安定のために、海洋安全保障における協力、今年、韓国が、拡大ASEAN会議の海洋部門の議長国になりまして、こういった分野でさらに進めていくと、そして、最後に私から、ハン長官の年内の訪日招聘をしまして、ハン長官からは、訪問を実現できるように努力したいという御発言がありました。以上です。

2 質疑応答

Q:韓国とは海洋安全保障分野でもお話しされたと思いますけども、南シナ海についてはどういった意見交換があったのでしょうか。

A:これは、ADMMプラス等の中で、韓国も海洋安全保障の分野で担当されますので、そういった、認識はお持ちだと思っております。

Q:具体的に法の秩序など守っていくという、共通の認識というのはお持ちだったのでしょうか。

A:今回のシャングリラで、韓国としては、そういう点も踏まえて、スピーチを行っております。この、拡大ASEAN国防相会議の海洋安全保障専門家会合の、次期共同議長国に決定したという話をいたしました。このような、韓国の国防部のリーダーシップを防衛省としても歓迎しまして、必要な協力を進めていくという大きな方向性で一致したということでございます。

Q:北朝鮮の弾道ミサイルについて、GSOMIAなどの情報共有については、お話はされたのでしょうか。

A:この必要性につきましては、私から、申し述べました。韓国からは、そういった場合に、両国間の態勢、また、情報共有や、必要性の話がありました。その点につきましては、現在、日米韓の情報を共有するという枠組みがありますので、そういった枠組みを活用するという話もありましたけれども、GSOMIAにつきましては、引き続き、協議していくということでございます。

Q:緊急連絡体制をとるという話ですけれども、それは、大臣同士のホットラインを開設するというような意味合いでよろしいのでしょうか。

A:韓国の国防省と防衛省が緊密に連携するようにということで、緊急連絡電話、こういったものも、ミサイル発射などの安全保障上の緊急事態が発生しましたら、両国の防衛当局間の連絡・調整が必要な場合に使用するということでございまして、防衛大臣、そして、韓国国防部長官の間も含めた緊急連絡電話の増設を念頭に置いております。

Q:それは、今、現在はなくて、新設するということなのでしょうか。

A:現在は、防衛省と韓国国防軍の間では、防衛政策局次長と韓国国防部国際政策官の間で緊急連絡電話が設置されております。これは、直通電話であります。今回は、これらの既存の回線に加える形で、防衛大臣、国防部長官を含めて、両当局間の緊急連絡電話、直通電話を増設・整備することを考えております。

Q:これは、メインとしては、ミサイルまたは核実験という。

A:緊急事態です。

Q:今回の会談で、南シナ海の話はありますか。

A:今日は、オープンな場で、各国の代表が意見を述べ、また、中国も代表がこられて、明日、意見発表されますけれども、関係者も率直に質問されて、意見交換ができたということは、大変、大きな意義があったのではないかと思います。

以上


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