大臣会見概要

平成28年4月8日(10時03分〜10時25分)

1 発表事項

 まず、U−125の事故につきまして、本日、朝から捜索を続行しております。現場は、曇りのち晴れという天候であると聞いており、陸上部隊は、陸自約250名、海自約20名、空自約150名、合計約420名の態勢で活動を行っております。また、航空部隊といたしまして、P−3C、UH−60、U−125A、陸自のUH−1映像伝送ヘリが、それぞれ離陸をして空から活動を行っております。これまでのところ、昨日4名の方が発見されました。本日9時26分、さらに1名発見されまして、計5名という一報がございました。この情報につきましては、しっかり確認ができ次第、正式にお知らせをいたしますが、一報というかたちでご報告をさせていただきます。 また、空からの捜索につきましては、6時30分、御岳山山頂東側の約600m付近の急な崖、これを帯状に削るように黒くなっているところに、U−125と思われる一部、これは原形をとどめておらず、破片が広範囲に広がっている状況でありますが、いわゆる残骸がいくつもあるという報告がございました。防衛省といたしましては、U−125が墜落したと判断をし、引き続き、細部を確認しておるところでございます。
 また、昨日発見されました4名につきまして、搬送作業、これを順次実施をしておりまして、ヘリによりまして、ホイスト、吊り上げによって収容し、「これまで2名、鹿屋基地に搬送を済みました」という報告を受けております。現時点におきまして、このような報告を受けていることにつきましては、誠に残念無念でなりません。引き続き、残りの隊員の無事を祈りつつ、引き続き、捜索活動に全力を尽くしてまいりたいと考えております。以上です。

2 質疑応答

Q:関連で何件か伺わせていただきます。まず、墜落したと判断したということですけれども、原因については、何か考えられることはあるでしょうか。

A:現在、残りの人員の発見に全力を挙げているところでございます。今後、機体の残骸、また、現場の状況を確認をした上で、今般の案件の原因を、究明していきたいと考えております。一昨日、4月6日に、航空幕僚監部の監理監察官を長とする航空自衛隊航空事故調査委員会が、調査を開始いたしまして、現地調査団、約20名を鹿屋航空基地に派遣をしたところでございます。これは、一昨日の4月6日水曜日、委員会が調査を開始したということでございまして、現在、この救助、また、この状況において、確認作業をしながら、今後、原因の究明にかかりたいと考えております。

Q:関連ですけれども、2名の方が鹿屋基地に搬送されたということですけれども、死亡の確認など、心肺停止ということだったと思うのですけれども、確認や、また、人定などについて、公表できることがありましたら、お知らせください。

A:現場の状況を、判断次第、搬送は行っております。鹿屋基地には、医官も待機をしておりまして、これらの医官の対応等をしながら、逐次、鹿屋基地に搬送を進めていきたいと考えております。

Q:今朝、新たに一人が発見されたということですけれども、この方の状況ですけれども、この方は、心肺停止の状況なのでしょうか。

A:こちらのところには、9時26分に更なる1名を発見したと一報がありました。細部につきましては、現在確認中です。

Q:どの辺りで発見かという情報は入っていますでしょうか。

A:更に、1名発見という速報しか、私のところには来ておりません。

Q:機体の破片があった付近とみられる、ということでよろしいでしょうか。

A:場所については、まだ報告は来ておりません。今、状態について、心肺停止だという報告がありました。

Q:原因について、調査中だと思いますが、高度が880mということで、山より低いので、山に激突したのではないかという見方もあると思うのですが、それについて、現時点において、どのようにお考えでしょうか。

A:現在、空幕の事故調査委員会が入って、今、調査を致しておりますので、現時点において、この原因がなんなのかということについては、まだ調査中であるということでございます。

Q:原形をとどめていない機体ということですけれども、その機体のどの部分が発見されたのでしょうか。

A:先ほど言いましたように、山頂の東側の600m付近の急な崖を、帯状に削るように黒くなっているところに、U−125と思われる機体の一部が発見されましたが、これは、原形をとどめることではなくて、破片が広範囲に広がっている状態で、残骸がいくつもあるという状態だと報告を受けております。

Q:広がっているというのはどれくらいの、帯状というのはどれくらいの長さなのでしょうか。

A:現時点におきまして、300mに渡ってバラバラな状態にあると。そして、特に100mは、黒い、黒焦げ状態になっておりまして、燃焼の跡があるということでございます。機体かどうかにつきましては、白い、そして赤いラインなどの塗装を通じて、機体であるということが判明できるという報告が上がっています。

Q:それは、上空からの発見だけでしたでしょうか。それとも、陸上から、だれか近くまで行かれているのでしょうか。

A:これは、両方の情報を総合した話でございます。

Q:もうその現場には、地上からも隊員の方が確認作業をしているということ。

A:先ほどの情報は、上空から見た情報です。

Q:地上は、まだ行けていないという状態で。

A:まだ地上部隊からの報告としては受けておりません。

Q:今、2名搬送されたということですけれども、残りが2名プラス、今日発見されたお一人ということなのですが、機長はどちらに。

A:その報告は、まだ来ておりません。

Q:墜落と判断されているのですよね。

A:こういう形状でもちまして、防衛省として、U―125が墜落したと判断しております。

Q:それは、黒焦げになっている部分とか、空中分解ではなくて、そういった部分があるから、墜落したと見ているということでよろしいでしょうか。

A:機体が散乱しておりますが、塗装で、白と赤の部分もございますので、そういうことを総合的に判断しまして、墜落したと判断しております。

Q:帯状に、削るようにという意味が分からないのですけれども、これは墜落して崖が削られたかもしれないのですか。

A:斜面があって、そのままの表現をしますと、その斜面を削るようになっているということです。

Q:側面からぶつかって、崖を削っているという感じですか。

A:削るように黒くなっていまして、そういうところに機体の一部が散乱していると。

Q:横から、かするようにというか。帯状になっていると。

A:急な崖を帯状に削るように黒くなっていまして、そういうところに機体の一部が散乱していると聞いております。

Q:その場所というのは、昨日、4名の方が発見された場所と、どれくらい離れているのでしょうか。

A:場所としては、御岳山の山頂の東側、約600m付近に機体の一部、残骸がいくつも発見をしておりまして、その付近にあるとみられております。

Q:「その」というのは、昨日、4名の方が発見された場所の付近になるのでしょうか。今日の帯状の場所になるのでしょうか。

A:その付近を捜索しておりまして、その結果、その隊員を発見したということでございます。

Q:黒焦げになっているということなのですけれども、今はもう、消火されている感じですよね。

A:100mに渡って、黒く焼けているということでございます。

Q:今はもう燃えていないと。

A:はい。

Q:今日、発見された一人は、搬送はこれからということなのでしょうか。

A:もちろん、状況に応じて適切な処置をされると思います。先ほど、隊員の発見場所でありますが、昨日の時点で、報告をさせて頂いていますが、その発見された場所は、御岳山の東側500m付近であったということでございます。隊員の発見された場所は。

Q:ということは、今日発見された場所は600mということなので、大体100mくらい離れているという理解でよろしいでしょうか。

A:事実は事実としてお話をしました。

Q:医務官も行っていると思うのですけれども、4人発見されて、搬送はどのように搬送されているのでしょうか。

A:2人は、鹿屋に搬送済みということです。

Q:それは、医務官も一緒にいらっしゃって。

A:鹿屋基地にいます。

Q:様態は心肺停止のままでしょうか。

A:搬送済みという報告を受けておりますが、それ以降は、現在、確認がされていると思います。

Q:改めて、今回のこうした事故が起きた受けとめをお願いいたします。

A:任務中に、前途有意な、優秀な隊員がこのような事故によって、巻き込まれた事につきまして、非常に残念で、無念に思っておりますし、この原因が何なのか、当然これから解明をいたしますし、また、こういった事が二度と起こらないような対応につきましても、全力で取組んでまいりたいと思っております。とりわけ、わが国の国防の任に就いていた隊員が、このような事故に遭ったことについて、大変残念に思っておりますし、また、ご家族、そして、関係者の皆様方に、本当にお言葉がございませんけれども、非常に、防衛省としましても、申し訳なく思っております。

Q:事故原因の調査ということになると思うのですが、残骸になった物はどこかに回収して調べるというような形になっているのでしょうか。

A: 現在、ようやく現場に到達しまして、大規模に、捜索も含めて活動が継続しております。取り急ぎ、まだ発見されていない方を救いたいという気持ちで取組んでおります。こういった状況を踏まえまして、現場で、先ほど申し上げましたけれども、原因の解明、また、再発防止については全力を尽くしますが、この現状等につきましては、元の状態に復旧をさせるということは当然のことだと思っております。

Q:質問が出ているかもしれませんが、フライトレコーダーなどは、すでに回収ないし発見されているのでしょうか。

A:現在、発見されたということは聞いておりません。捜索中です。

Q:飛んでいた最後の高度は、880mということなのですが、なぜ、この高度だったのか、この高度は適切だったのか、昨日も会見で質問が出ていたと思いますが、この件はいかがでしょうか。なぜ880mでその高度だったのか。

A:これは、任務遂行上の所要をしていたと推策はされますが、この原因につきましては、航空自衛隊の事故調査委員会、これが調査を開始しておりますので、この原因についてこういった立場から、徹底的に調査してまいりたいと考えております。

Q:別件ですが、佐賀空港のオスプレイ配備に関連した予算について伺いたいのですが、2015年度に執行分、約106億円あったと思いますが、本年度、使える予算はいくらだったのでしょうか。

A:27年度に施設整備関連経費として約106億円、契約ベースで計上しておりましたが、現時点で、「佐賀県側の理解が得られていない」ということなどからですね、同年度の執行を見送ることといたしました。他方、平成30年度末のオスプレイの納入に合わせまして、施設整備を遅滞なく進められるように、あらかじめ、万全の措置を講じておくことを踏まえまして、今年度は、平成27年度の歳出額の全額、約22億円、これを今年度に繰り越しをいたしまして、今年度予算において、佐賀空港への施設整備を念頭に置いて計上している歳出化計費21億円と合わせて、約43億円の経費を確保していくことにいたしました。この他の所要経費につきましては、今後佐賀県等への説明の進捗等を踏まえながら、平成29年度以降の防衛関係費の中で、改めて措置するということを念頭においております。これにつきまして、地元の皆様方に丁寧に説明してまいりたいと考えております。

Q:事故機の話に戻りますが、事故機はどのような飛行計画で飛行していて、その飛行計画の中には、高度の定めなどもあったのでしょうか。

A:これは、無線の状態を検査するという業務を実施中であると聞いておりまして、当時の計画、また、実施状況等におきましては、今後、専門的に解析を進めてまいりたいと考えております。

Q:一部報道で、北部訓練場の年内の部分返還を目指して作業を進めているというような報道がありますけれども、事実関係をお願いします。

A:これは平成8年にSACOの最終報告で、約7,500ヘクタールある訓練場のうち、その過半の約4,000ヘクタールを返還することとなっておりまして、現在、返還予定地に所在する着陸帯の移設工事を進めているわけでございます。先般、3月26日に、私も沖縄を訪問しまして、この北部訓練場の位置しております東村、また、国頭村の村長と直接、お話をさせていただきました。いずれも、この訓練場においては、早期返還を求めておられます。これにつきまして、昨年12月に、沖縄における施設・区域の返還に関する日米共同報道発表におきましても、北部訓練場の過半の返還の意義、緊急性など、日米間で再確認をしたわけでございまして、この作業をずっと、20年近くSACO合意からなるわけですが、現時点においては、入り口となっている県道に、車両や物件が違法に放置をされておりまして、長期にわたって、工事、また、出入り口の通行、これが妨げられておりまして、工事に必要な資材の搬入ができません。私も、もう4回くらいになりますが、直接、翁長知事に、「県道を管理している道路管理者でございますので、その辺を管理者に適切に対応していただきたい」という要望もさせていただきました。いずれにしても、広範囲の基地返還になるところでございますので、防衛省としては、一日も早く北部訓練場が返還できるように努力してまいりたいと考えております。

Q:関連で、今まだ残り4つ、ヘリパッド残っていると思うのですが、工事をする業者も決まっていない部分があると思うのですけれども、工事している人たちの車が、資材が運べるようになれば、年内のヘリパッド完成というのも可能という。

A:これは現場において、計画を立てて準備をしております。それに対して、物理的な妨害行為がありまして、それが実施できない状況になっておりますので、こういった障害を除去すること、そして、違法であるということについてですね、しっかり対応することによって、工事が実施できるようになりますので、それを目指して、できるだけ早く、ヘリパッドが完成して、返還に繋がるように努力していきたいと考えております。

Q:関連ですが、大臣、それを目指してというふうにおっしゃいましたけれども、年内を目指してという、そういう意味。

A:これは、SACOの最終報告で、返還をすることに日米間で合意もしておりますし、また、防衛省としては、地元の皆様方とも話し合いをしまして、事業を進めておりまして、特に、地元であります東村、また、国頭村、両村長にもお目にかかりまして、早期に返還を要望されております。いずれにしても、過半の返還というのは、沖縄の基地負担の軽減に繋がることでありますので、それを実現すべく、できる限り、全力で取組んでいくということであります。

以上


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