大臣臨時会見概要

平成28年1月10日(13時05分〜13時13分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:訓練全体の受け止めをお願いします。

A:非常に動作も機敏であるし、部隊としては高い技量と、そして隊員個々も非常に士気旺盛で、使命感も感じるような、立派な訓練であったと思います。

Q:大臣自ら訓練を体験されましたけれども、率直な感想はいかがだったでしょうか。

A:訓練始めでありますので、自分自身に気合を入れるという意味でも訓練をさせて頂きましたし、またみんなで力と心を合わせて頑張っていこうということで、率先垂範という意味で、訓練の体験をさせて頂きました。

Q:今日の訓示では、北朝鮮情勢についても触れていましたけれども、6日に核実験を行ってからしばらく経ちますけれども、この間の動向についてどのように分析されていますか。

A:今回の核実験というのは、北朝鮮の核開発能力を一層進展させるものでありまして、強く懸念を表明したいと思います。また、このような核兵器の実験や開発というのは、ミサイルの能力の向上とともに考え合わせれば、わが国の安全に対する重大な脅威であるというふうに認識をしております。

Q:北朝鮮情勢に関連して、今日、北朝鮮の朝鮮中央テレビが、金第1書記の発言として実験後、初めて金第1書記の発言を挙げました。その中で、金第1書記は、核実験を正当化した旨の発言をしているのですけれども、これについての受け止めはいかがでしょうか。

A:これは完全に安保理での決議違反でもありますし、六者協議に対する違反でありまして、非常にこういった地域の平和と安定を損なうものでありますので、先ほど申し上げましたけれども、わが国と致しましては、極めて強く懸念するものであります。これにつきましては、国連安全保障理事会に対応等を今緊急会合の開催の要請を受けて、協議がされておりますが、防衛省としましても、国連安全保障理事会での対応も含めて、関係国や関係機関と引き続き連携してまいりたいと思っております。

Q:関連で、韓国メディアがアメリカのB−52戦略爆撃機が朝鮮半島の上空に展開したと報じていて、その爆撃機が核ミサイルを搭載しているというふうに報じていますけれども、これについて、米側から連絡があったのか、また日本政府としてどのように対応していくのか。

A:防衛省としては、米軍の行動や活動について一つ一つ説明する立場にはございません。引き続き、北朝鮮の動向につきましては、一層の情報収集と分析を進めまして、これを関係省庁や米軍と連携をして、今後の状況に的確に対応してまいりたいと考えております。

Q:さらに緊迫感が増すと思うのですけれども、これについて日本側としては警戒監視を高めるということは考えていらっしゃいますでしょうか。

A:日本としましては、地域を安定するためにも、引き続き、情報の収集・分析をいたしまして、関係省庁と米軍と連携を取りつつ、今後の状況に的確に対応してまいりたいと考えております。

Q:一部報道で、南シナ海の情勢を巡って、自衛隊が活動を拡大する、具体的にはアデン湾で海賊対処を行ったP−3Cが日本に帰るときに、ベトナムやフィリピンを優先的に経由するという内容なのですけれども、これの事実関係はいかがでしょうか。

A:ソマリア・アデン湾における海賊対処のためにP−3Cの哨戒機、これは補給を行うために飛行ルートで東南アジア、また南アジアに所在する複数の国を経由しながら、日本とジブチを往復をしているところでございます。実際の経由地につきましては、従来から、P−3Cの哨戒機への補給の適否などを考慮した上で、その都度、受入国や空港との調整を行っているところでありまして、特定の国を牽制することを目的として選定をしているものではありません。また、自衛隊は南シナ海の周辺国と二国間、多国間の共同訓練・演習等を今でも実施したところでありまして、そういう意味におきまして、これまでの訓練も戦術の技量向上を目的として、実施をしたものでありますので、特定の国や地域を念頭に置いたようなものでないということであります。

Q:北朝鮮の潜水艦の弾道ミサイルについて、映像が昨日公開されたのですけれども、韓国の国内では合成ではないかという懸念も示されていますけれども、大臣としては、どのようにご覧になっていらっしゃいますか。

A:現在、鋭意、映像の解析等も含めまして、情報の分析を進めているところであります。北朝鮮は昨年の5月にもSLBMの試験発射に成功した旨、発表しておりまして、引き続きSLBMにつきましては、開発活動を継続していると見られます。しかし、SLBMは高度な技術が必要でありまして、水中で発射した後、空中に放射をされ、そして、じ後空中を飛翔し続ける必要があることから、空中にミサイルを発射した後に点火する、「コールド・ローンチシステム」というのがあります。これは発射がプラットホームとなる潜水艦、これの損傷を避けるために一度地上に出てから、再び点火をされるという「コールド・ローンチシステム」で飛行するわけでありまして、非常にこれは高度な技術が必要とされると。今回の映像においては、水中から発射した後、90度の角度で上昇しておりますので、5月の試験発射よりも、技術は向上しているというような指摘もなされておりますので、防衛省としても注目を致しております。引き続き、北朝鮮の動向においては関心をもって注視をしていきたいと考えております。


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