防衛大臣臨時記者会見

平成27年11月30日(12時06分〜12時16分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:まず、この海栗島の基地を視察した御感想、受け止めをお願いします。

A:現地に参りまして、改めて、国境に接する最前線の部隊だと。韓国の釜山まで50kmということでありまして、非常に朝鮮半島に近いところに位置し、国境に接する離島であると。この第19警戒隊は、1年365日24時間態勢で、周辺の空域の警戒監視を行っておりまして、隊員も非常に責任感を持って、誠実に整斉と勤務をしていたということでありますが、非常に生活環境が不便でありまして、不自由をしながらも、使命感に基づいて黙々と任務に精励をしておりまして、改めて、この意識の高さに敬意を表したいと思っております。また、空の守りにおきましても、大変しっかりしているということを確認致しました。対馬では、陸・海・空それぞれの部隊を丁寧に視察をしまして、一人一人の隊員を、できる限り激励させていただきましたけれども、こういう中で頑張っている、その支えになっているのは、地元の島民の皆さんの、自衛隊に対してとても温かく、そして御理解と御協力をいただいているということでありまして、心から感謝を申し上げたいと思います。そして、それぞれの部隊につきましては、国境の最前線に位置をしているということで、わが国の防衛任務に欠かせない存在でもありますし、是非、国民の皆さんに、ここで自衛隊員が頑張っているのだということを知っていただき、そして、それ以上に隊員も、任務に精励していただきたいということを感じました。

Q:今日、実際に大臣もレーダーサイトをご覧になられまして、ちょっと古いというか、痛んでいる部分もあったとは思うのですけれども、改めて、昨日もお聞きしたのですけれども、新型レーダーの必要性、実際にご覧になってどうでしょうか。

A:当地のレーダーは、昭和59年に建てられた施設であります。全国に28箇所設置されているレーダーでありますが、要は、全国の空域を常時継続的に警戒監視ができなければならないわけであります。現在あるレーダーはFPS−2でありますが、これをFPS−7に整備して能力向上をする計画を進めておりまして、こういった近代化に伴って、必要な作業はしっかりとやっていかなければなりません。現在は、本部庁舎の耐震工事を行っており、平成28年度概算要求においては、地質の調査や敷地造成のために15億円を計上しております。レーダー本体の整備についても、平成29年度に計画をされているということで、こういった装備面の更新・充実はしっかりやっていかなければならないと思っております。

Q:やはり北朝鮮の弾道ミサイルの脅威というのは、実際に改めて現場に来て、そういったことというのは感じになられましたでしょうか。

A:弾道ミサイルのみならず、航空機の対応等も、しっかりレーダーで見張ってくれていますので、幅広く防空という意味で、航空の警戒監視はやらなければなりませんし、また北朝鮮の弾道ミサイルの数も増えています。それから能力も向上しております。核実験も進行させていっているということでありますので、わが国の安全に対する重大かつ差し迫った脅威と認識しておりますので、この点はしっかり警戒監視はしていかなければならないと思っております。

Q:今日、一部報道で、海賊対処のジブチを拠点にしているところについて、他国が海外で展開している海外の拠点について、民間と調査して、ジブチの拠点化に活かすというような報道がありましたが、その事実関係等お願いします。

A:ジブチの拠点の活動につきましては、平成25年に作成されました25防衛大綱におきまして、「国際平和協力活動等を効果的に実施する観点から、海賊対処のために自衛隊がジブチに有する拠点を一層活用するための方策を検討する」とされております。これを受けまして、本年度におきまして、諸外国が海外の拠点を活用している事例等について調査をするために、委託の研究を実施しているところであります。防衛省としましては、このような調査研究の結果等も参考にしつつ、具体的な活用の在り方につきまして、検討を進めていく考えでありまして、現時点では、具体的な時期、また内容等が決まっているわけではございませんが、広く海外の拠点において、諸外国がどうであるのかという事例について調査はしているということでございます。

Q:安保法ができて、海外での邦人救出、邦人保護なんかもできるようになりましたが、それに向けての関連するような調査になるのでしょうか。

A:これは、その以前に防衛大綱で、今後の国際平和協力活動を効果的に実施する観点からやっているわけでありまして、現在も国際平和協力活動を実施しておりますが、私はまだまだ日本ができること、また求められていることが可能だと思っておりますので、そういう観点で、幅広く国際平和協力活動の在り方等について調査検討しているということでございます。

Q:関連なのですけれども、特に具体的な内容というのは決まっていないということでしたけれども、拠点を強化するに当たって、大臣としては、例えばどういった点、これまでは備蓄倉庫であるとか輸送の観点という報道もありましたけれども、どういった点に念頭を置いて調査を進めていきたい考えでしょうか。

A:ジブチにつきましては、海賊対処の拠点としておりまして、こういった活動は、当然他国と協力をしたり、情報交換をしたり、また与えられた任務の中でいろいろな協力要請などもやって参りますので、こういったことに答えることができるような視点・観点、これを持って対応しているということでございます。

Q:話は全く変わって恐縮なのですが、日豪潜水艦協力について伺いたいのですが、今日はオーストラリア政府への提案期限なのですが、もう計画案は提案されたのかどうかという点と、改めて、日豪潜水艦協力の意義についてお聞かせください。

A:本日は、これまで作業をして取り纏めた日本側の提案につきまして、オーストラリア側に提出をする予定であります。現時点で、提出したという報告は、まだ受けておりません。この内容等につきましては、これまでも申し上げているとおり、日豪、日米豪の戦略的協力に繋がるということ。そして日本は4,000トン級という世界最大の通常の動力型潜水艦を建造して、かつ運用している唯一の国でありまして、世界トップクラスの技術に基づく、リスクの小さい提案をしているということ。日本は、今後も長期に渡り、通常の動力型潜水艦を建造し、運用する予定でありまして、豪州の将来潜水艦のメンテナンスについて、長期的に協力できることであると考えているわけでございまして、このような点をまとめて、提案をするように指示しております。


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