大臣臨時会見概要

平成27年11月4日(18時35分〜18時45分)(日本時間)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:会談のことについて。

A:ADMMの全体会議が終わりまして、その後オーストラリア、そしてマレーシア、中国との防衛相会談を実施を致しました。まず、オーストラリアのペイン国防大臣とは、先週、金曜日に電話で会談しましたが、直接、初めて会談を致しました。会談では、日豪の両国間の特別な戦略的パートナーシップの下に、今後とも日豪間におきまして防衛協力を深めていくことで一致を致しましたし、日米豪の3ヶ国の協力が地域の平和と安定に重要であると。また、当然、日豪の関係も重要であるという点で一致を致しました。様々な分野での協力が進展していくことを歓迎をし、これらを踏まえまして、今後、共同訓練、また防衛装備・技術協力など分野で協力を一層深めていくということで一致を致しました。そしてマレーシアのヒシャムディン国防大臣とは、本年2回目の会談でありますが、私としては、今回の会議の議長としての活動ぶりに対して感謝申し上げ、また参加させていただいたことにも敬意を表するということで、大臣の来日をお伝えを致しました。そして、災害救援分野や海洋安全保障をはじめとする様々な分野での協力の可能性を模索していきたいという旨を述べまして、南シナ海の情勢をはじめとする諸課題に対して、ASEAN諸国が一体となって取組むことを支援していく旨をお伝えをさせていただきました。更に、これらを踏まえて、日本とマレーシアの防衛協力・交流が更に進むようなお話をさせていただきました。そして日中の防衛相会談は、2011年6月のシャングリラ会合以来4年ぶりということでありまして、常万全国防部長との会談が、私は今回初めての会談となります。会談では、私から、「先だってソウルで日中首脳会談が行われて、両国首脳間で日中関係をより改善をしていくことで一致をしたことは意義深いことである」と述べた上で、防衛当局が協力して防衛交流を促進をしていくことで、二国間の関係が発展をしていくための良好な環境を醸成をしていきたい旨お伝えを致しました。また、日中間の諸問題についても、意見を述べ、率直な意見交換を行ったところでございます。そして、双方は、日中の防衛当局間の海空連絡メカニズムの早期運用開始をはじめ、戦略的互恵関係の強化のために、日中の防衛交流を発展をさせていくことが重要であるという認識で一致を致しました。今回の会談を通じまして、米国、中国、ロシア、ASEAN、そういった各国の国防大臣と率直に意見を聞き、そしてこちらも発言をするということで、充実した意見交換ができたと考えております。今後、構築した各国の国防大臣との信頼関係を基礎として、引き続き各国との防衛交流や、また防衛協力、こういったものを進めていきたいと思っております。

Q:中国の常万全国防相との会談なのですが、今回、ASEANの拡大国防相会議でも南シナ海の問題というのは一つ大きなテーマになりました。大臣自身もそれについて発言をされました。これについて大臣の方からは。

A:意見としては、会議で述べたとおりでございます。詳細につきましては、各国それぞれ立場がございますので、中国側との関係もありますので、お答えは差し控えさせていただきたいと思います。

Q:中国からは、海洋進出の問題については。

A:やり取りの内容等につきましては、中国側との関係もありまして、お答えは差し控えさせていただきます。

Q:もう一件、会談の内容は別にして、4年ぶりに中国の国防相との会談ができたことについての、改めて大臣としての受け止めはいかがでしょうか。

A:13年前、防衛庁長官だったのですけれども、非常に日中間で、防衛交流とか、協力等がございました。改めて、防衛の協力とか、交流、こういうものはこのアジアの地域の安定のためにも、相互理解する上においても必要なことでございますので、わが方からも呼びかけをし、先方ともそういったことで二国間の関係発展のために努めていきたいと思っております。

Q:具体的な内容はさておきなのですが、南シナ海について日本の立場を説明されたという理解でいいのですか。

A:具体的な内容については、中国との関係もありますのでお答えは差し控えさせていただきます。

Q:今、大臣が「意見としては会議で述べたとおり」とおっしゃったのは、つまり、演説でされていたような航行の自由ですとか、あとは現状変更の試みに対する懸念、そういったことをお伝えしたという理解でよろしいでしょうか。

A:私としては現状等についての考え方は公式の席で述べさせていただきました。

Q:海空連絡メカニズムについては運用開始の目途ですとか、事務レベル協議をいつ再開させるかとか、その辺の具体的な話は今日、ありましたでしょうか。

A:私は、不測の事態のための危機管理メカニズムでありますので、事態が悪化しないためのシステムであると。先方もそういった認識が持たれておりまして、今後、現場レベルで協議をしていくということでございます。早期の運用開始ということでは一致を致しました。

Q:中国との諸問題ということでお話されたということなのですけれども、東シナ海についてはいかがでしょうか。

A:これも先方のやり取りや具体的な内容につきましては、中国側との関係もありますのでお答えは差し控えさせていただきます。

Q:日本の立場は、東シナ海についてもご説明をされたということでよろしいでしょうか。

A:具体的な内容につきましては、控えさせていただきます。

Q:もう一点。安保法制についてはご説明をされたのでしょうか。

A:私も法案担当者でありますので、この平和安全法制の意味とか考え方につきましては説明をさせていただきました。

Q:オーストラリアと潜水艦についてはどのようなやり取りがありましたでしょうか。

A:今回の会談におきまして、日豪の潜水艦協力について幅広く意見交換を行いました。これは先方との関係もありまして、本件のやりとりの詳細については、コメントすることは差し控えますが、オーストラリアの将来潜水艦については競争的評価プロセスに従った手続きが進んでおりまして、日本で建造するのか、それともオーストラリア国内で建造するのか、また、両国で建造するのか、この三つのオプション全てに対応できるように、日本側において真剣に検討を重ねているということを説明させていただきました。

Q:オーストラリアなのですけれども、オーストラリアとの会談で南シナ海の件については、大臣の方からどのようにお話して、先方からどういうお話がありましたでしょうか。

A:公式的に全体会合の中でオーストラリアの立場や考え方、説明されましたので、それ以上深い議論等はございませんでしたが、細かいことにつきましては、相手側の立場もありますので、お答えを控えさせていただきます。

Q:常万全さんとは、次いつ会おうとかという話になっていますか。

A:その点も具体的な話になりますので、お答えは控えさせていただきます。

Q:日中の防衛協力なのですが、防衛交流の重要性について一致したということなのですけれども、具体的に念頭にあるものというのはあるのですか。

A:審議官級というか、防衛当局間等の意見交換とか交流、以前もやっておりました。そういったことなどが頭に浮かびます。

Q:全体会合についてなのですけれども、今回、共同宣言が見送られて、議長声明という形になりました。航行の自由という言葉も入らないということになっているのですけれども、これについて、大臣はどのようにお感じになっていますでしょうか。

A:これは、議長を務められましたマレーシアの国防大臣がまとめるために御判断をしたものでございます。会合では様々な意見がでましたので、議長国であるマレーシアが共同宣言は発出しないと判断を行ったものでございます。わが国からも日本の見解は発信をして、各国もオープンの場で意見交換を行ってきたところでありますので、今回、共同宣言が発出されなかったことにつきましては、残念に思いますが、いずれにしても議長国マレーシアの判断を尊重したいと思っています。


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