大臣臨時会見概要

平成27年5月31日(12時14分〜12時22分(日本時間))

1 発表事項

Q:防衛相との会談では、どのようなやりとりがあって、何かお話しできたことはありますでしょうか。

A:防衛大臣としては、2009年以来6年ぶりの会談となりました。両国の防衛協力と交流中心に意見交換をいたしました。特に、具体的には実務者交流、そして、部隊間交流が着実に進められているということ、海賊対処活動において、実際に共同訓練も4回もドイツとは実施をしております。また、今後、様々な分野で協力をということで、特に、NATOにおいては今、日本においてドイツが担当国として、ドイツ大使館が窓口となってやっていると。私の方から2点質問をいたしました。ドイツにおいて国際貢献をやるようになったわけでありますが、これについて国民の皆さんがどう考えて、そして、大臣としてどう思っているのかということについて、ISAFに派遣されたけれどもどうか、という質問をいたしました。これは、憲法は変えていないと言われたのですね。今の憲法の中でやっていますと。歴史を見て、国家の責務として国際貢献をしているんだと。つまり、大量殺戮とか紛争の予防とか、一国では対処できないような時に同盟国として、ドイツはNATOと言われましたけれども、行っているんだと。そして、もちろん外交、経済の努力はするのですけれども、軍事的な対応におきましては、やはり、この統一された行動の中で、統一された範囲の中で、他国との経済関係の利益等も含めながら、国益として判断をして、こういった対応をしているということの認識を持っているということでした。もう1点、ウクライナについて伺いました。私から日本とドイツは、ロシアという国の西と東に接しているということで同じですが、ウクライナ問題の対応等について、ドイツがイニシアティブをとられているけれどもということでありましたが、やはり、ロシアの将来、平和的に解決されることを望んでいるということですが、クリミアの統合は受けることができませんと。そして、ハイブリッドの戦争も受け入れられませんということで軍事的解決で答えは出ないんだと。ロシアが交渉のテーブルに戻ってくるべきであるということで、今後、ドイツもこういった努力を続けていくというような話でありました。

Q:大臣、この会議の関連なのですけれども、中国軍の高官が演説の中で、埋立てについて、軍事防衛上の必要性を満たし、かつ海上救難などの国際的義務も果たせる。埋立ての速度、規模は大国としてふさわしく、合法的だというふうにして埋立てを正当化した上で、各国は対立をあおるべきではないという発言をしているんですが、これについて受け止めをお願いします。

A:これは、内容について報告を概要ですけれども受けました。私としては、昨日スピーチしたシャングリラ・ダイアログ・イニシアティブ(SDI)これを率先して実行に移して、地域の諸国とともに協力をして解決をすべきであると。この内容、3点言いましたが、まずは、地域の空と海における共通のルールを、法規を波及をさせる。そして、空と海の安全基準、そして、地域における災害の対処や能力の向上であります。昨日も申し上げましたが、南シナ海において、大規模な埋立て、港湾、滑走路の建設が急速に進められていることについては、関係諸国は、大変不安を抱いているということで力による一方的な現状変更に強く反対を致します。それとともに、法の支配に基づいた平和的解決の重要性を今回、各国と意見交換し、その認識を確認を致しました。私としては、昨日会談を致しましたが、米国、オーストラリア、ASEAN諸国とともにこの地域の平和と安定と発展のために、取り組んでいきたいと思っております。

Q:関連ですけれども、中国はまだ南シナ海において、航行の自由には影響は出ていないという認識を示しているのですけれども、大臣としては、もうすでに影響が出ている。もしくは、今後出るということは考えてらっしゃらないのでしょうか。

A:こういった大規模な埋立てが行われていることは事実でもありますし、港湾や滑走路の建設が、今急速に進められているということも事実でありまして、こういったことに関して、関係国または特に周辺国から非常に不安と懸念の声が挙がってきているというふうに思います。

Q:すでに航行の自由に影響が出ているという認識ですか。

A:こういったことに対する関係国の懸念が出ているということです。

Q:日米がそういうことを主張しても、なお今日も中国が正当化していることについて端的に大臣としてどういうふうにお考えですか。

A:こういった国際会議の場でありますので、率直な意見とか各国の考えが表明をされた訳ですから、中国もそれはしっかり聞いて、お帰りになられると思いますので、今後、こういった会議を通じて出たご意見を踏まえて、やはり、国際社会の中で、国家としての各国から信頼をされ、そして地域の平和と安定が壊れないような、しっかりとした対応をされていくべきだと考えます。

Q:大臣としては、この行為というのは大国にふさわしいというふうにお考えですか。

A:やはり、法律に基づいて秩序というものはできているわけでありまして、それを現状変更を力によってなすと必ず地域の不安や心配が増えて参りますので、その辺はやはり、主権国家として、それにふさわしい地域全体を平和的に維持をしていくという考えは、大変大事なことだと思います。

Q:どういうふうにお考えですか。

A:こういった国際社会におきまして、この地域の平和と意思をしっかりと維持をし、反映をし他国と相互に協力関係を構築をしていくということは極めて大事なことだと思います。


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