防衛大臣臨時記者会見概要

平成27年4月30日(06時40分〜06時53分)(日本時間)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:今日、基地を視察されましたが、どのようなご所感をお持ちに。

A:今日は、ノーフォークの海軍基地と、クアンティコの海兵隊の基地を視察するとともに、メイバス海軍長官と会談を行いました。まず、ノーフォークの基地では、来年2月に横須賀に配属をされるイージス艦のバリー、これの視察を致しました。大変性能が高い、現代の、モダンな艦艇だというのが率直な感想です。クアンティコでは、アメリカの海兵隊、これの作戦構想について説明を受けました。特に、水陸両用の機能強化に資する知見を得ることができたということです。この部隊視察については、米海兵隊のMV−22オスプレイ、これによって行いましたけれども、搭乗して、私なりに安全に関する確認というか、乗った感触を得たわけでございます。陸上自衛隊は、今年度の予算で、このV−22、これを導入する予定でありますが、安定性があって素晴らしい機能を有した航空機だということを確認をしたということでございます。それから、メイバス海軍長官とは、3月に引き続きの会談となりまして、昨日の「2+2」と、カーター長官との防衛相会談、これの成果についてお話を致しまして、今後、日米同盟を一層強化すべく、引き続き緊密に連携をしていくということを確認を致しまして、非常に、一連の視察・会談を通じて、成果があったというふうに思います。

Q:私の方からいくつか質問をさせてもらいます。最初にですね。今の視察の関係なのですけれども、E−2D、4機導入することにしていますが、それも視察をされました。早期警戒機ということなのですけれども、ガイドラインにもいわゆる早期、警戒監視活動というものの重要性というのが至るところに謳われているわけなのですが、それについてはいかが思われますでしょうか。

A:現在のE−2Cよりはグレードアップして、能力・性能ともに向上していると思いました。この導入につきましては、もう既に4機、中期防で取得をするという予定でありまして、本年度の予算で1機取得をすることにしております。これにつきましては、我が国の警戒監視、これの能力が強化されるように運用をしていけばいいというふうに思いまして、取得に際しては、日本側から様々な要望をこれからさせていただくことについて、米側の理解と協力をお願いしたということでございます。

Q:ガイドラインにもその警戒監視というのが、かなり強化というのが、平時からですね、緊急事態もそうですけれども、謳われていますが、やはりそこにも資する、警戒監視活動というのは、やはり強化していく必要というのはお感じでしょうか。

A:このE−2Dというのは、東シナ海におけるレーダー、カバレッジですね、これを補うということを念頭に導入をするということを考えておりまして、この点については、相当、要求に沿ったものになるのではないかというふうに思います。

Q:視察の時に少しおっしゃっていたかと思うのですが、中国が防空識別区と、一方的に設定したというところもあって、いわゆる空の警戒監視の重要性というのも高まっていると思うのですが、それについてはいかがですか。中国というかですね。

A:そういった警戒監視の態勢を補うものになっていると思います。

Q:やはり、中国をかなり念頭に置いたという運用になっていくのでしょうか。

A:これは特定の国ではなくて、日本全体における警戒監視活動しておりますので、そういう部分において補うことができるものであるというふうに思います。

Q:しつこくて申し訳ないのですけれども、警戒監視活動の、やはり強化というのはですね、ガイドラインにたくさん謳われているわけですが、警戒監視活動の強化というのは、今の安全保障環境を考えるとやはり重要だというのは、どういうところでお感じになられますでしょうか。

A:それは技術の向上、また、各国の能力の向上などを見まして、我が国の領土・領海・領空、これを守っていくための警戒監視でありますので、そういった能力向上に対して、しっかりと国の警戒監視を補えるものであるというふうに認識しております。

Q:もう1点、今先ほど、オスプレイの、今日搭乗されたというお話もございました。オスプレイというと沖縄からですね、負担軽減というようなお話もあります。沖縄の基地の負担軽減についても、やっぱり進めていきたいという思いを、また新たにされましたでしょうか。

A:これは、我が国自身が導入をして、購入をするわけでありますが、今日、乗った感想としては、固定翼の部分と回転翼の部分の、両方の長所が活かしうると。例えば、スピードは倍であるし、航続距離は3倍、そして搭載される荷物の量は4倍と。非常にこういった能力が上がってますので、例えば、災害の救援などにも活用できますし、いろいろな対処も可能になってくるということで、かなり柔軟な運用ができると。米国自身も、オスプレイの運用等については、今度、検討していくということにされてますので、そういった面では、非常に有効な装備になるのではないかなというふうに思います。

Q:もう1点。オスプレイと沖縄といいますとですね、さっきの日米首脳会談でもですね、いわゆる普天間基地の移設の重要性について、日米で一致をしました。大臣としても、沖縄に対して、政府全体として理解を求めていきたいというお話がありましたが、視察、大臣自身が翁長知事に会うという調整はいかがですか。

A:沖縄県サイドにお願いをして、調整をしておりますので、できるだけ早いうちに、直接お目にかかって、お話をして、説明をしてまいりたいと思っております。

Q:今、調整しているというお話がございましたが、早ければ、いつ頃というような目途をお考えでしょうか。

A:これは、相手のこともありますし、この点については、まだ決まってないということです。

Q:沖縄の翁長さんと会われたときには、今回の訪米を踏まえて、どういったことを翁長知事にお伝えしたいというふうにお考えですか。

A:一番大きなことは、普天間の移設に関してでありますので、こういった問題において、防衛大臣として、安全保障の観点とか、これまでの沖縄との経緯とか、また、今の政府の考え方とか、今回、アメリカに来て会談をして、ガイドラインを決定したということも踏まえてですね、直接、そういうお話をさせていただきたいと思っております。

Q:オスプレイの関連で、乗った感想として非常に安定性があって、運用にも資するものだとお感じになったということなのですけど、佐賀への配備について、今のところ、やや膠着している状況だと思うのですけど、その辺についてはどのようにお考えですか。

A:私が就任する前からですね、前任の大臣の方も、佐賀県の方にお願いをしておりますし、新空港の運用も、今の目達原、そういったところからの移転等もありますので、その点において、引き続きですね、佐賀県のサイドの皆様に説明をして、理解を求めていければというふうに思っております。

Q:新ガイドラインについてなのですけれど、今回、「2+2」などを経てですね、例えば、カーターさんがグローバルに包括していくとおっしゃったように、非常に米側のですね、自衛隊の役割拡大に対する期待が広がっていると思うのですが、今後、法制なりをやって、実際行動を一緒にやっていくフェーズになると思うのですが、合意したわけですから。例えば、南シナ海とか、自衛隊の役割拡大に十分にですね、今の米側の期待に応えていけるとお考えですか。

A:具体的な地域は別に致しまして、相当、科学技術が向上してですね、それぞれの装備、兵器の能力も上がっておりますし、非常に起こっていること自体が一国のみで対処できるようなものではなくて、やはり、いろいろな国々と協力しながら対処していかなければならないということで、改めて、18年ぶりのですね、ガイドラインの変更ということで、各段階における協力関係を確認をして、文書にまとめていきました。こういった面においては、日米でしっかり協力をして、わが国の安全、また地域・世界の平和のために貢献し得ることを目指して、これからより実効性が上がるように、法律もまだできておりませんが、しっかりと国会で議論をして、今回、決定をしたガイドラインが実行できるように全力を挙げていきたいと思っております。

Q:総理が、米議会で演説をされましたけれども、今回の演説についてですね、意義、閣僚の一人としてはどのように考えていらっしゃいますか。

A:直接、米国の上下院の議員に総理として考えを述べるということは、初めてのことだと思いますし、米国は、非常に議会民主主義のですね、決定の影響が大きい国でありますので、直接演説をして良かったと思っております。内容等については、まだ、直接聞いておりませんので、お答えはできませんが、今回の演説でですね、総理から第二次大戦において犠牲になられた方々に対して哀悼の意を表し、先の大戦に対する痛切な反省を胸に歩んできたこと、歴代の総理と全く変わるものではないといって、この歩みをですね、私は、誇りに思っていると。そして自らの行いが、アジア諸国に苦しみを与えた事実から目を背けてはいけないことを、明確に述べておられるというふうに承知をしております。


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