防衛大臣臨時記者会見概要

平成27年4月29日(06時16分〜06時29分)(日本時間)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:今日はカーター国防長官とどういったお話をされたのでしょうか。

A:先程ペンタゴンで、約1時間にわたりまして、カーター国防長官と会談を行いました。今回の会談では、安保法制、また、宇宙、サイバーを含めた新ガイドライン策定後の取組、地域の情勢、米軍再編、防衛装備技術協力などについての協議を行いまして、同盟国においての日米同盟が、わが国の安全と地域の平和、安定確保のために引き続き重要であるということを確認し、同盟を一層強化すべく、緊密に連携していくということを確認致しました。まず、新ガイドラインの意義について、これは、同盟の抑止力と対処力を強化すると。そして、直ちに共同で実施をしていくことが必要であると。そして、日米両国が、そのスタートラインに立ったということを確認致しました。その上で、新ガイドラインを実行していくために、共同計画の策定、新しい同盟調整メカニズムの設置、そして、ACSAの迅速な交渉等に向けて取組を進めるということで一致を致しました。また、安保法制の整備について説明をしまして、カーター長官からは、「日本の取組を歓迎し、支持する」という発言がありました。次に、私とカーター長官は、新ガイドラインの下で、宇宙、サイバー空間における防衛協力を更に強化していくことを確認するとともに、宇宙に関する防衛当局間の新たな作業部会である「日米宇宙協力ワーキンググループ(SCWG)」これが設置されたことを歓迎を致しました。次に、アジア太平洋における安全保障環境については、南シナ海情勢について意見交換をし、東南アジア諸国との協力を引き続き強化をしていくことで一致を致しました。また、引き続き日米韓防衛協力、これを進展させていくことを確認を致しました。次に、米軍再編につきましては、キャンプ・シュワブへの移設が、普天間飛行場の継続的な使用を回避するための唯一の解決策であるということを再確認を致しました。私からは、沖縄の負担軽減について引き続きの協力を要請し、私とカーター長官は、沖縄の負担軽減のために、引き続き協力していくことで一致を致しました。防衛装備技術協力につきましては、互恵的な防衛調達の枠組みの早期合意を目指すとともに、二国間の装備・技術協力を更に深化していくことで一致を致しました。最後に、昨日の「2+2」、そして、今日の防衛相会談の成果を踏まえまして、今後ともカーター長官と信頼関係を一層増進をして、強固な日米同盟を構築してまいりたいと思います。そして、次回、シンガポールでのシャングリラ会合でですね、再びお目にかかることを誓って、終了を致しました。

Q:地域情勢についてですね、東南アジア諸国との連携とか、日米韓の防衛協力の進展ということをおっしゃってましたが、具体的にどういったことをイメージされてますでしょうか。

A:南シナ海をめぐる問題でありますが、これは、東南アジアとしても、地域の平和と安定に直結をするし、日米及び地域共通の関心の問題であるということで、法の支配、これの重要性について、まず、認識の共有を致しました。具体的にはですね、特に、東南アジアにおいて、パートナーに対する能力構築支援等について、日米で連携をしていくと。また、中国については、国際的な規範を遵守・共有をしながら、地域やグローバルな問題、課題に対して、より建設的かつ協調的な役割を果たすように働きかけていくことが重要であると考えております。次回のシンガポール・ダイアログにおいても、日米韓でですね、この点において提案をしていくと。また、ARF、その後、ADMMプラスで、行動規範、コード・オブ・コンダクトと言いますけれども、COC、これの策定に向けて日米で緊密に協力をしていくということで一致を致しました。日米韓につきましては、私のほうから、北朝鮮の核ミサイル開発が継続をされているということが、わが国にとっての大きな脅威になっているということを踏まえまして、引き続き、日米韓の緊密な連携に加えて、日米韓ですね、この三か国の協力を進展させていくということで一致を致しました。昨年末に、「北朝鮮の核ミサイルに関する情報共有取決め」、これが署名をされましたが、今後は、共同訓練、海賊対処、HA/DR、人道支援や災害救援といった分野での日米韓防衛協力を強化していくことが重要であると考えておりまして、私とカーター長官は、来月行われるシャングリラ会合で、日米韓防衛相会談の開催を追求していこうということで一致を致しました。

Q:今の日米韓の話ですけれども、大臣の提案に対してですね、基本的に、先方の大臣、国防長官のほうからもご理解が得られて、それを共同でシャングリラ会合で提案をするという流れでしょうか。

A:提案に対して支持と理解が得られました。努力するということです。努力するということを言われました。

Q:三か国の連携というのは、今おっしゃった、訓練とかですね、ありますけれども、今後、新たな枠組みとかですね、そういったものはなにか日米韓で作ったりとかですね、防衛当局間で何かやるというのは何か念頭に置いておられるようなことはありますか。

A:それも相手のあることでありますので、シャングリラでですね、日米韓の防衛相会談が実現できれば、中身については協議をしていきたいと思ってます。

Q:日米韓三か国の防衛協力を進展させていくということを確認したというのは、南シナ海とはまた別。

A:これは、日本にとっては、北朝鮮の核ミサイル開発が通じているわけですね。6者協議もあるんですけれども、全くそれを受け入れないので、なかなかこれを停止することができないということで、日米韓の連携が必要ということで私は主張したわけでございます。

Q:南シナ海については、法の支配の重要性ということで一致したというお話がありました。先日、ガイドラインでも取り纏められました。ガイドラインが、改めてになりますが、南シナ海での平和と安定にどういうところが資するというふうにお考えか。

A:ガイドラインというのは、政策の方向性とかですね、今後の指針を述べたもので、具体的な地域については記述がないと思います。平時から緊急事態に至るまで、海洋安全保障という形で項目が立っておりまして、その中で色んな協力項目が並んでおりますので、そういう整理をしたということです。ガイドラインにおいては。

Q:関連で。アメリカ側から、自衛隊のですね、南シナ海における警戒監視等々についての期待感みたいなお言葉というのは、カーター長官からあったのでしょうか。

A:それはないですね、自衛隊に関しては。問題の認識についてということで、この地域は、それぞれ各国の主権がありますのでね、そういう中で対処していくということで、共通の理解を得つつ、やっていこうみたいなことで。特に自衛隊にいろんなことを、というような話はありませんでした。

Q:中国についての言及というのは向こう側からは。一緒に呼びかけていこうというようなことは、先程あったとおりのことなのでしょうか。

A:これは、対話の必要もあるので、きちんと国際社会とか国際ルールの中に入って行動していくべきであるというような話ですね。

Q:東南アジアにおいて、パートナーに対する能力構築支援を日米でやっていこうというのは、これは、南シナ海の問題とかですね、フィリピンと中国の対立とかですね、例えば、船とかですね、人材とかですね、そういったものを念頭においてこういうことをやっていこうという話だったということですか。

A:これまでわが国としても、能力構築に対しては行っておりますし、また、訓練もですね、アメリカもやってますし、そういった取組を引き続きやっていこうというようなことでございます。

Q:今回、宇宙について新しくワーキンググループができましたけれども、宇宙、中国が例えば破壊実験とかをやっていますけれども、そういった現状に対する認識についてはどういったやりとりがありましたか。

A:カーター長官のほうから、「ガイドラインはグローバルになった」ということで、宇宙の分野もですね、協力をしていかなればいけないと。特に、「モダン」という言葉でですね、どんどん近代化をし、また、変化をしているという中でですね、こういう分野の協力も必要であるということで、私としては、このワーキンググループをプラットフォームとしてですね、宇宙の分野における協力をしていきたいというようなことで、非常にこういった分野の協力は必要だということは先方からも言われました。


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