大臣臨時会見概要

平成27年2月7日(14時49分〜14時57分)

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:今回、安全保障法制の整備・検討が進む中で、この機雷掃海の訓練を視察されたわけですけれども、このタイミングで視察された意義と、率直な御感想をお願いします。

A:この訓練自体は、もう既に計画されていたものでありますけれども、私自身が自衛隊の隊務を把握をし、また、現場の状況をこの目で見てみたいということで、本日参ったわけでございます。やはり、現場を見るということは必要なことであります。現に、この視察を通じて、現場の作業を見ましたけれども、大変高い技能と、そして士気を持って行動している隊員を見まして、非常に力強く、また、頼もしく思いました。特に、一人一人の作業を見まして、みんなの協力がなくしてこの船は動かないし、また、自衛隊の船が動かなければ、わが国の安全は保つことができないということを痛感いたしました。

Q:集団的自衛権の行使を可能にする法整備を進めているかと思うのですけれども、国際的な掃海活動に参加する上において、どのような法整備を進める必要性をお感じでしょうか。

A:非常に今日の視察を通じて、この掃海技術を持つということは、大変重要なことだと思います。まず、何よりもわが国の平和と安全を保つ上において、わが国がこういった掃海技術を持っておくこと自体、非常に重要で必要なことだと思っております。しかし、わが国は海に囲まれた国ですから、当然、必要なものは海外から輸入をしなければならない。そのためには、シーレーン、これを確保しておかなければならないわけでありますが、やはり、こういったシーレーンを維持をしていくという上において、ありとあらゆる、また、切れ目のない状態で対応できるということが必要でありますので、この観点で、国内法の整備は検討していくべきだと思っております。

Q:シーレーンの機雷掃海については、与党内からも三要件に当てはまらないので、なかなか集団的自衛権の枠組みでやるのは難しいのではないかという慎重論もあるのですけれども、どのような場合であれば掃海活動が集団的自衛権の行使の一つとしてできるというふうにお考えでしょうか。

A:今回は、閣議決定に基づいて検討しているわけでありますけれども、その中でも、わが国の存立にかかわる事態とか、国民の生命・自由・幸福の追求の権利、これが根底から覆されるような事態、そういった危険、そういう事態に際して、わが国として必要な場合は、考えておかなければならないと思います。特に、中東から原油の8割、天然ガスの2割を輸入をしているわが国にとって、この経済においても、いろいろな事態が想定をされるわけでございますが、そういった事態がこの三要件に該当する場合において、しっかりとした対応はする必要があるというふうに思っております。

Q:大臣、機雷掃海は、国際社会が日本あるいは自衛隊に期待する分野の一つだと思うのですけれども、来週にも与党協議の再開が指摘されている中で、国際社会における自衛隊の活動の拡大には、慎重論も依然、根強いと思うのですけれども、機雷掃海をはじめとする国際社会への貢献という意味で、政府としてどのような議論を今後与党に対して望んでいかれますか。

A:まさに、あらゆる事態に切れ目のないような対処・対応ができるための国内法の整備ということで、政府は検討をいたしておりますが、与党でしっかりと議論をしていただいて、その議論を反映はしていきたいと思っておりますし、また、国会でも議論がされていますし、野党の皆様もいろいろなお考えがあるわけでありますので、様々な御意見を反映していきたいと思っております。

Q:政府としては、国際社会への貢献を拡大する形で法制の整備に努めていきたいというお考えでしょうか。

A:あらゆる事態に、切れ目のない対応がしっかりとできるような法律にしなければならないと思っております。

Q:先程、経済的な場合でも三要件に当てはまることがあり得るというお話でしたが、例えば、どういう場合であれば、シーレーンの機雷除去が集団的自衛権の行使の一つとしてできるようになるというふうにお考えですか。

A:ホルムズ海峡というのは、わが国のエネルギーの安全保障の観点から、極めて重要な輸送経路になっているわけです。仮に、このホルムズ海峡に機雷が設置をされて、そのまま除去をされないでいた場合は、石油の供給が止まってしまいますので、国民生活に死活的な影響が生じて、わが国の存立が脅かされたり、また、個人の経済活動も含めて、自由、そして幸福追求の権利、こういうものが根底から覆されるという事態という、すなわち新しい三要件、そういう事態を満たすということは生じるというふうに思っております。経済というのは、国の存立基盤で、この基盤自体が脅かされるかどうか、これは判断の対象になると考えますが、いずれにせよ、実際に発生した事態の個別具体的な状況に判断をしていくことが可能であるようなものではないかなというふうに思っております。視察を通じて感じるのは、自衛隊の隊員一人一人が使命感を持って、実にきびきびと、しっかりと対応している姿を見ました。結局、自衛隊の船というのは、そういう隊員一人一人の行動なくして動かないと。一人一人にそれぞれの役割があって、みんながチームワークを持って、船全体が一丸となってこの船を動かしているのだな。また、掃海作業も、非常に危険を伴う作業でありますけれども、非常に厳しい環境条件の中で、あらゆる事態に対応し得るように、隊員一人一人ががんばってくれている姿に、非常に感銘を受けましたし、また、それを指導している幹部の対応も見まして、非常に頼もしくて、非常に心強く思いました。それが感想です。


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