大臣臨時会見概要

平成27年1月29日(19時03分〜19時09分)

1 発表事項

 先程、フィリピンとの防衛相会談を行いました。冒頭は皆さんお聞きになったと思いますが、私が邦人拘束について話したところ、フィリピンとしても「強く日本の対応、姿勢を支持するとともに、全力で協力をする」というお話がありました。その後、東シナ海と南シナ海の情勢について、改めて両国間で認識を確認いたしましたが、その上で「いかなる紛争も力や威圧を用いずに、国際法の基本原則にのっとって、平和的に解決すべきである」という認識を共有しまして、公海における航行及び上空飛行、これの自由の重要性について改めて確認をいたしました。そして、日比間の防衛協力等についても、覚書をしたことにおいて、更なる新しい段階に入ったということで、防衛省の方から5点の提案をいたしましたし、また、具体的にフィリピンの方からも希望がありましたので、その点については「これからよく話し合っていって、協力関係を深めていきましょう」ということで終了いたしました。

2 質疑応答

Q:今の関係で1件伺いたいのですけれども、今、お話もありましたように東シナ海、南シナ海ということで、先程、フィリピンの国防相からも「両国には共通の懸念がある」と。大臣の方も「四方海に囲まれていて、共通の価値を持つ」というようなお話がございました。やはり、念頭にあるのは、中国という海洋進出を活発化させているというところかなと思うのですが、改めてこの動きについてはどのように思われますか。

A:会談については、南シナ海、そして東シナ海の情勢について意見交換を行いましたけれども、詳細については、相手国との関係もありますので、お答えは控えさせていただきたいと思います。

Q:その念頭にあるのは中国なのかなと思うのですが、大臣の思いとしては、今日、フィリピンの国防大臣と会談されて、やはりこの中国に対する海洋進出の活発化に対する思いというのはどういう。

A:いろいろなお話しはしましたけれども、やはり国と国との関係というのは、中長期で話し合う要素もありますので、とにかく日本とフィリピンの防衛交流、それから政策などの協議、それから訓練やいろいろな各種協力、こういったものを数多く実施することによって、地球規模の安全保障等も視野に実施をしたものでありますので、特定の国を念頭に置いたものではありません。

Q:別件になると思うのですが、ISILの関係。先ほどの会談でもお話しが出ましたけれども、「イスラム国」とされる組織からの要求の期限があと5時間ぐらいに迫っています。改めて、時間が本当に迫っているという非常に緊迫した中であると思うのですが、大臣としてどのように。

A:後藤さんの開放につきましては、具体的に向こうから要求もあったわけでありますが、非常に大事な局面に来ていると思います。やはり、早期開放に向けて、政府を挙げて、あらゆるチャンネル・ルート、これを通じて最大限努力を続けているということです。

Q:今、「具体的な要求」というお話がございましたが、今回の要求については、大臣としてどのようにお感じですか。

A:これの見方・分析等は政府で実施をしておりますし、また、ヨルダンを始め、関係国との対応等もありますので、政府でしっかりとこれを踏まえて対応しております。

Q:フィリピンとの防衛交流について、具体的にどういったものを想定して、何を優先的に進めていきたいとお考えでしょうか。

A:当然、陸・海・空自衛隊、それから向こうの陸・海・空軍があります。そういう点で、合同の訓練を実施したり、また、「MM」(防衛当局間)と言いますけれども、指揮官クラスの意見交換、また、ハイレベルで各種の協議等を実施していくということです。

Q:明日、フィリピンの大臣が沖縄を視察されますけれども、それについての狙いですとか意義とか、何かやりとりは出たのでしょうか。

A:これは、先方からの希望に添って準備をしたということで、航空自衛隊、また海上自衛隊の部隊を訪問されるということでございます。わが国の取組とか、沖縄の現状とか、また東アジアの情勢とか、そういうのを直接見ていただければというふうに思います。

Q:本日、東京高裁でアパッチ導入を巡る富士重工業との訴訟で、国側が敗訴と、かなり厳しい内容の判決になっていますが、この件についての御所見と今後のご対応についてお願いいたします。

A:これは12年前に、私が長官の時に発生した事案でありまして、ずっと両者間で話し合いをされたわけでございますが、司法の判断が出たということでありますので、それを省としては検討してまいりたいと思っています。


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