大臣臨時会見概要

平成27年1月19日(21時10分〜21時18分)(日本時間)

1 発表事項

なし。

2 質疑応答

Q:今回、視察を終えてどのように率直に思われて、それをどういうふうに今後政策に活かしていきたいというふうにお考えでしょうか。

A:非常に暑い所、水も無い、電気もない、またこの道路を改修するにしても、土も遠くまで取りに行かなければいけないという非常に厳しい環境の中で、マンデートに基づいて、国連からミッションを与えられますけれども、整斉と着実に作業をしている隊員の姿を見まして、非常に誇らしく、また真面目に任務を果たしてくれているということで、非常にありがたいなというふうに思いました。今日、UNMISSの司令官から状況を聞きまして、まず任務においては、文民支援とか避難民の保護、それに伴うことになっております。特に施設の整備とか、またこの現場は国連が給水車を運ぶために非常に必要になるということで、道路を直して欲しいというような、そういった関連に絞られますけれども、司令官は特に、日本部隊の安全、これを守るということを優先して考えているという話がありました。それから治安については、キール大統領とまた副大統領の紛争協議がありますが、これは特に私は心配するような事態ではないと認識しました。というのは、両グループの会談が行われておりますし、アフリカ全体の和平の会議も並行してやっておりまして、こういった東アフリカ地域の政府開発機構なども合わさった会議と連携して進んでいますので、特に急激に治安が悪化するような状況ではないなというふうに思いました。司令官に日本に対する希望はないかと聞いたところ、一つは部隊のキャンプ地の造成、今後中国の歩兵の部隊がジュバに増えてきますので、そういった関連か、あとはアクセス道路、そういった整備ということであります。5月以降マンデートがどうなりますかと聞きますと、それはまだ決まっていないということですので、5月以降も、当面今の関連の内容の事業が進んでいくと思いますが、やることはたくさんあるので、国連の組織の一員としてこのミッションに忠実にやっていただきたいと思いますが、しかし日本の得意分野というのも他にあります。医療とか、そういった分野において、今は民生支援に限られていますけれども、日本がやるODAとかそういったことに対する仕事も手伝えばいいのですけれども、こればっかりは国連のマンデートのミッションの中で活動していきますので、そういった国連の指示に従ってやっていければいいと思っています。

Q:もう一つ、先程の訓示もこれからの安保法制について少し触れられていたので、それについてもお伺いしたいのですけれども、今後の安保法制によって、駆け付け警護やそれに伴う武器使用などの緩和ということも検討していると思います。南スーダンでそれが直ちにということはなかなか無いと思いますけれども、将来的にわたってこれまでのPKOでの、特に南スーダンでの活動内容が変わっていく可能性ということもあるというふうにお考えでしょうか。

A:PKOに関しても、自公で話し合いをして駆け付け警護とか任務遂行の武器使用というのは変わっていくのだということを、もう閣議決定で書きましたので、憲法上の整理はできたと思います。したがって、今回の法律においてこれらの項目をしっかり書き込んで、より活動範囲が広がっていくように、当然活動における安全性というのは最大限考えますけれども、今でも中国とか韓国とかインドは、中北部の地域で活動しておりますが、日本はジュバ周辺に限っていますけれども、まだまだやれる能力もありますし、支援項目もありますので、そういったときに法律の改正で求められたことに対して対応できるようにしていくべきだと思います。要するに、もっともっと広げておいて、選択をすればいいと思います。

Q:つまり、今までは日本は憲法上制約があるので、PKOでもこういうある程度一定の制限の下での活動しかできなかったものが、これから他国と同じように治安維持なども含めてやると。

A:そうですね。武力行使の一体化もまだ整理されていなかったのですね。特にゴラン高原なども、こういった道路の工事も、隣の国と並んだら武力行使の一体化になるというようなことで、非常に決断できなかったのですけれども、それは明確に相手が国とか国準(国に準ずる組織)でない場合は、武力行使の一体化はしないのだというふうに整理しましたので。やれる内容は格段多くなると思いますし、まだ国連のニーズにも応えられるものになるのではないかと思います。

Q:法制を巡って、今回、こうやって現場を視察したことで何か気持ちの中で変わったこととか、こういうことをやってみたいというふうに思われたことはありますか。

A:日本で考える以上に各国が積極的に活動しています。そして、調整も進んでおりまして、日本だけ「こういうことはできないのだ」と言っても他の国から「どうしてこのようなことくらいできないのか」というくらい、成果が付いているのですね。したがって国連の枠の中のPKO活動でありますので、そういったことにおいて、より幅広く他国と協力をしたり、他国でやっているようなことを肩代わりしたり、そういうことをやれるような段階、レベルにきていると思います。


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