日南スーダン防衛相共同記者会見概要

平成27年1月19日(16時57分〜17時09分)(日本時間)

1 発表事項

(マニャン国防大臣:仮訳)
 皆様、報道の方々、このたび我々は、日本の防衛大臣に最初の国外の訪問先として南スーダンを訪問していただくという光栄に預かりました。我々は、日本が南スーダンの平和に重要な役割を担っていることを承知しています。なぜなら、UNMISSとともに活動する陸上自衛隊がいるからです。そしてここジュバにおいて、陸上自衛隊は大変活躍し、彼らの活動が我々の助けとなっており、嬉しく思います。そしてこのたび閣下に南スーダンを訪問していただきました。我々は、南スーダンの情勢について、昔よりはるかに良くなったと閣下に伝えました。南スーダン情勢について、誇張して伝えるメディアもある中で、大臣御自身の目で現状を把握していただくことは素晴らしいことだと思っております。南スーダンの7つの州は完全に平穏であり、残りの3つの州は比較的平穏であるとお伝えしました。我々は、停戦合意を履行すべく努力しています。しかしながら、反政府勢力側による合意違反が度々行われている状態です。しかし我々は、国の平和と安定に取り組んでおり、IGAD(Inter-Governmental Authority on Development:政府間開発機構)の仲介の下、真剣に対話に臨んでおり、我々としては、平和はもうすぐ訪れるだろうと信じております。南スーダンの国民は、これまで大変苦しんでいました。我々は日本にぜひとも、IGADによる和平交渉に対する支援を継続してもらいたいと考えています。我々は、閣下に南スーダンの人々が直面している課題についてもお伝えました。それはマチャール(元副大統領)による反乱以前から、南スーダンに存在していた不安定要素です。それは住民同士の生きるための争いであり、具体的には、牛や水源の奪い合い等です。これらは、はるか昔から南スーダンで日常的に起こっていたことです。和平協定が今結ばれても、国民の間に武器が蔓延している以上、真の意味での平和は訪れないでしょう。我々はまた、二国間関係を強化し、日本の経験、高いガバナンス能力から学びたいと考えており、協力をお願いしたい旨お伝えしました。技術協力も期待しています。我々は自衛隊からの教育訓練も受けたいと考えています。今後とも日本からの訪問は大いに歓迎するとともに、今後とも相互訪問や交流を通じ、日本との関係を深めていきたいと思っています。本日はお越しいただき、大変ありがとうございました。

(中谷防衛大臣)
 私の方からは、この南スーダンのUNMISS及び自衛隊の派遣が始まってから3年になりますが、これまでの間にこの南スーダン及びSPLAという南スーダン軍からいただいた支援とか、御厚情に対して、感謝と御礼を申し上げました。やはり南スーダンの安定というのは、アフリカ全体の安定に繋がるわけで、そのためにこの国際社会が懸命に活動していくということが必要でありまして、わが国もこういった国際的な活動に参加をして貢献をするという意味で、この南スーダンのPKOの派遣、非常に意義のあるものであるし、また様々な面で貢献をしてきたと思っております。マニャン大臣の方から「引き続き自衛隊がこの地で支援を継続をしていただきたい」ということをお願いいただきました。そしてもう一つは、今後更に日本と南スーダンの友好関係が発展して、深めていきたいという話がありましたので、「私も同感です」ということで、この点は二人の会談としては合意をしたということです。マニャン国防大臣の方から「治安状況は改善しつつある」と。「これは政治的な紛争ではなくて、経済的な問題があって、共に平和にコミットして、実現するために努力をしたい」ということ。それから、政府軍は「敵対行為を禁止することを重視する」と言っているのですが、反乱軍はこれを守っていなくて、家畜の強奪などは続いているようでありますが、私としましては、「是非、オペレーション、これの成功をお祈りします」と。それから、この改革、「基地の中から後方支援を行う」と言っていましたが、そういった面で改革の推進のために、貢献していきたいと思っております。いずれにしましても、国連のUNMISSミッションの中で、南スーダンの地域の安定と、また国の復興、発展のために貢献したいと思っています。

2 質疑応答

Q(仮訳):大臣、一つ質問があります。私は国営放送の代表で来ています。政府が平和の実現に向けて取り組んでいる一方で、反政府勢力は停戦合意に違反する行為を繰り返しています。防衛大臣として、特にマチャール(元副大統領)率いる反政府勢力に対してまた、和平交渉を調停している国際社会に対してコメントをお願いします。

A(中谷防衛大臣):今、日本は、国際協調主義と、そして積極的平和主義の元に世界の平和と安定のために貢献をしたいと考えておりまして、こういった、実際に自衛隊が派遣して、それが実現できればいいというふうに考えております。

Q:日本のPKOの派遣期間は来月末までとなっています。また、司令部の要員は今4人です。派遣期間を延長するお考えはあるか、また、司令部の要員の増員をお考えでしょうか。

A(中谷防衛大臣):今日、この目で状況を見てまいりたいと思います。しかし、そういう中でまで、地域のミッションが継続をしておりますので、日本だけ中断して、撤収するということはないのですが、今後のことについては、状況を見ながら判断してまいりたいと思います。

Q:何らか延長については検討はしていきたいという。

A(中谷防衛大臣):はい。南スーダンの方からも要望がありましたので、充実をして継続する方向で検討していきたいと思います。


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