大臣臨時会見概要

平成27年1月18日(22時59分〜23時07分)(日本時間)

1 発表事項

なし。

2 質疑応答

Q:今回視察を終えられて、日本の自衛隊の国際貢献、どのようにしていこうというふうにお考えでしょうか。

A:これは5年程前に、私が自民党の安保調査会長のときに、日本の民間の企業、商船の方々がこの地域の海賊に対して非常に困っていました。そこで「何とか対処を」ということで作った法律なのですが、防衛大臣として来まして、非常に見事に、これの役割を果たしていただいていると。現場で見ましたのは、各国ともそれぞれのやり方で賢明に海賊対策をしておりましたが、日本は日本のやり方で、こういった海域の海賊対処をしておりまして、その結果、非常に海賊の被害が少なくなって、本当に良くやってくれているなということ。それから、自衛隊員、海上保安庁の連携が非常に良くできているということ。そして、現地の方々とも接していますけれども、今日、国防大臣、アメリカとフランスの司令官からもお話をいただきましたが、自衛隊の活動や、また、隊員一人一人の対応等についても大変高い評価のお言葉をいただきまして、これも日頃黙々と訓練を付けている成果ではないかなと思っておりまして、非常に日本としても誇りに思うようなことを感じました。

Q:安倍政権は積極的平和主義を掲げていますけれども、そういう視点からこういう国際支援、国際協力は、より積極的にやっていきたいという思いをお持ちでしょうか。

A:日本はできる能力を持っているのですね。そういう能力を持ちながらやれなかった、またやれないというのでは、非常に国としても残念な面があろうかと思います。積極的平和主義と申しますけれども、この海上の交通の安全についても、まだまだやれるべき点、現実には他の国はいろいろとやっているわけですから、そういうものが限定されるのではなくて、状況に応じて幅広く対応できるように、そのために法律がどうあるべきなのか、まさにこういった点を今、与党で議論していただいておりますが、国民の皆さんもお考えいただいて、日本という国の世界の平和と安定に対する貢献というものについて、そういった態勢をしっかり整備できればいいなと思っています。

Q:今日、各国の司令官の話に出ていたかもしれませんが、アデン湾での活動は対テロという側面も、特にベースなんかは持っている面もあると思うのですが、日本として今後そういった対テロ対処にも参画するというお考え、若しくは可能性というのはあるのでしょうか。

A:それぞれの状況に応じて判断すべきなのですけれども、その目的というのは世界的に、この法の秩序というか自由、平等、博愛、これに基づいた民主主義や、また各国の人々の命を守っていく、平和を維持をしていく、安定をさせていく、こういったものが目的でありますので、そういう中で日本の憲法もよく議論をして、やはりよく議論をして、やはり一つでも二つでも世界のために貢献ができる、そういうふうな体制というのは必要ではないかと私は思います。

Q:より今までよりも関与を強めるという可能性もあるという意味合いで、それは。

A:今は海賊行為に対して法律を作って対応をいたしておりますが、今後そのあらゆる事態、いろいろな事態が発生するかもしれません。また切れ目のない対応というか、「ここはできないのです。しかしできる能力はあります。しかし日本はできないのです。」ということで本当にいいのかどうかですね。やはり国家として、そういった平和とか、地域の安定とか、海の安全とか、そういうところに積極的に関わっていける部分があるのではないかと思いますので、そういう点はしっかりと議論をして法律を制定すべきではあるのではないかと思います。

Q:先ほど訓示の中で、「海賊対処活動の法律が無くてできなかった」というお話をされていましてけれども、そのために法律を作ったと。自衛隊の国際貢献が進んで、国際社会のニーズも多様化する中で、これまでのようにその都度法律を作るのではなく、様々なニーズに対応できる一般法、恒久法を制定すべきだという声もありますけれども、政府として決まった方針はないとは思いますけれども、これまでの実績を踏まえて、必要性、検討の可能性についてはどういうふうにお考えでしょうか。

A:日本は武力行使はしてはならないのですね。ところが、こちらへ参りますと、各国がこういった海洋の安全とか、またテロ対策とか、それぞれの国で懸命に取り組んでおりますし、現実的にオペレーションもあって、話し合いをしながら協力をしています。こちらへ来ますと、中国と韓国、これも海賊対策の船を出して、現実に日本と連携をして、情報交換をして、この地域のために貢献しておりますので、そういった点において、日本も積極的に関われるようなことは検討していく必要があるのではないかと思います。

Q:今のは恒久法という形でという意味合いでしょうか。

A:与党の中で今、議論をされておりますが、与えられたテーマというのは、あらゆる事態に対応する切れ目のない対応と。その目的もわが国の平和と安全のため、国民の命を守るため、そして世界の地域の平和と安定を期すため。そういうことに対して、国家として何が貢献できるかという見地でしっかりと議論していただきたいと思います。

Q:フランスでイスラム過激派のテロが最近国際問題になりましたけれども、国際テロの脅威は、このジブチでも高まっていると思うのですが、その点に関してはどうでしょうか。

A:この背景が何であるのか、現在も捜査が続いておりますし、またこれにおいて各国で今、協議もされておりますので、どういう勢力で何が問題なのかという点は、よく分析をして対応すべきだと思います。


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