大臣会見概要

平成26年9月30日(11時23分〜11時37分)

1 発表事項

 私の方からは、御嶽山の災害派遣状況及び有毒ガスへの対策のことについてお話をさせていただきたいと思います。御嶽山の噴火に関する防衛省・自衛隊の活動状況についてお知らせいたします。防衛省・自衛隊は、27日に長野県知事からの災害派遣要請を受けて以降、陸上自衛隊第12旅団の部隊を中心に、航空偵察並びに陸上部隊及びヘリコプターによる人命救助を実施しております。本日、火山性微動の活発化により、長野県の判断で陸上部隊等は活動を中断し、待機しており、ヘリによる航空偵察のみを実施しております。活動が可能となり次第、人員約380名、車両約85両、ヘリ12機態勢により、人命救助等を実施してまいります。活動に際しましては、有毒な火山ガスの発生も確認されていることから、二次災害防止のため、適切な防護措置を実施するとともに、必要に応じ早期に退避するなど、隊員の安全確保に配慮してまいります。防衛省・自衛隊は、山頂に残された方々が早期に下山できるように、関係機関と協力しつつ、全力を尽くしてまいりたいと思っております。以上でございます。

2 質疑応答

Q:報道によれば、日米防衛協力の指針(ガイドライン)の再改定に向けて、10月上旬にも東京都内で外務・防衛局長級会議を開催して、中間報告をまとめるという話が出ていますが、今後のスケジュールについて、改めてお聞きしたいと思います。

A:報道については、承知をさせていただいております。このガイドラインの見直しにつきましては、本年の7月11日に実施された日米防衛相会談におきまして、「しかるべきタイミングで中間報告を発表する」ということで一致しているところでございます。現在、この中間報告のとりまとめに向けて、米国との協議をはじめ、精力的に作業を行っているところでありますけれども、その発表の時期、形式、内容等については、まだ決まっておりません。以上でございます。

Q:冒頭で御嶽山の活動状況についてお話があったのですが、現状の認識を改めてお尋ねしたいのと、今後の活動の見通しについてお願いします。

A:大変被害が大きな状況になっておりまして、まさに亡くなられた方々もかなりの数に上っているということで、その方々のご冥福をまずはお祈りしたいと思っております。と同時に、やはりあの災害発生時の段階から、我々はとにかく二次被害をどう防いでいくかと。それと同時に、登山されている方々の救出をいかに迅速に行うかということで、種々の形で情報を収集しながら対応というのを協議してきているところであります。その中において、私たちができる最大限のことを今やっているというところであると私は思っております。

Q:今380人態勢ということですけれども、当面はこの態勢で安否確認なさると。

A:はい。

Q:今回の災害派遣に関して、陸自が持っている長距離無人偵察システムというUAVが使用されたのでしょうか。

A:そういうことは、私は報告を受けておりません。

Q:元来、この無人偵察システムというのは、大規模災害であるとか、自然発災害において、非常に安全性に有効だということで導入されたのですが、まさに今回のようなケースにどういった使用をするものかと思っていたのですが。

A:実際に使える配備状況になっていなければ、やはりその辺のところは難しいと思っております。そして今現在、情報をきちんと我々は精査しながら、その中においていろいろなことを、どれだけの活動ができるかということを追求しながら頑張っていくということであろうと思っております。今現在、お尋ねの無人偵察機の話があったわけでありますけれども、やはりここは噴石から何からかなり飛んでいるような状況の中において、果たしてそれを活用することが有効になったかどうかという、そういういろいろな観点から我々は考えながら追求しているということをご了解いただければありがたいなと思っております。

Q:話題は変わりますが、今日自民党の国防部会で承認された「特定防衛調達の国庫債務負担行為の延長を認める特措法案」ですけれども、これ閣議決定がいつ頃で提出はいつ頃に。

A:できれば今回の臨時国会、63日間だけでありますので、できるだけ早めに閣議決定をしていただいて、早めに御審議いただけるような形を取れればと思っているところでございます。

Q:関連しまして、これ時限立法ということですけれども、恒久法にしなかった理由は何なのか。

A:関係省庁と一応協議をしながら、まずは時限立法でという形で我々が考えさせていただいたというところでございます。特に今回、10年という形は、実は昨年の防衛大綱・中期防の整備計画においての一層の効率化・合理化ということで進めるということでございますので、一般化させて云々というよりも、まずは時限でやって、その状況も検証しながらという形が大切でないかという、そういうような観点もあるということをご理解いただければありがたいなと思っております。

Q:陸上自衛隊の沿岸監視部隊が配置される与那国町の町議会で、この配備自体の賛否を問う住民投票の動きが、まだ決まったわけではないのですけれども、そういう動きがあるのですけれども、これまだ町長は、まあ容認したとは言いながら反対の声もあるという表れだと思うのですが、これについて大臣どのように。

A:この住民投票のことにつきましては、これはあくまでも町議会でお決めになることでありますから、その件に関しましては、それが行われるかどうか、そういう観点も含めて、お答えは差し控えさせていただきたいというふうに私は思っております。ただ、この部隊配置等につきましては、もう我々も御地元の皆さん方の御理解、御協力を得なければ前に進まないということは重々承知の上で、ですからこそ、これまでも町側とも調整しながら、住民説明会とか、あるいは関係者の方々の協議をしながら、この理解が進むようにということで努力してきたということは、皆様方もお分かりのことだろうというふうには思っております。その中において、防衛省としては、この27年度末までにできれば部隊配置を実現したいということで、今鋭意努力している最中でありまして、今後とも我々は、この与那国の皆様方の御地元の御理解を得られるように最大限努力してまいりたいというふうに考えているところでございます。

Q:御嶽山の関係に戻るのですけれども、基本的に災害派遣に関しては、自治体からの要請ということだと思いますが、今回も含めて、今後大臣の判断による自主派遣のやり易さの拡充ということも、今後の課題としてあり得ると思いますか。それとも今回の御嶽山の派遣で、自治体とのやり取りで上手くいかないとか、今後こうしていくべきだという反省点はありますか。

A:まずは、我々はいざというときのための情報収集というのは、しっかりしていかなくてはいけないだろうと思っております。ただ一義的には、御地元からの要請ということが大事であろうと思っています。ただ、もう皆様方が御承知の通り、ある程度の規模の地震が発生したときには、我々は即、情報収集のために活動をさせていただくという形になっているものですから、そういう観点も踏まえながら、これからも省内において検討させていただきたいと思います。また、こういう災害等々のこともこれからいろいろ懸念される事項もあるものですから、関係省庁ともしっかりと協議をさせていただきながら、あるべき姿というものを追及していきたいというふうに考えております。

Q:予算関係で質問なのですが、滞空型無人機、あとティルト・ローター、それから水陸両用車、これらが今年の概算要求で要求が出ているかと思うのですが、通常、この手の新しいものが出る場合は、ある程度の金額が出ているのですが、今回出ていなくて、また自主的にほとんど調査もしていない状態で導入が決まっているというのですが、この辺そういうことで手順とかに関して違和感というのは感じないのでしょうか。

A:防衛大綱・中期防等々におきまして、我々は新たな防衛省改革の流れ、それから部隊の新設等々において必要なものということで決定させていただいて、それが中に書き込まれた部分、その中において、まずはどういうものを調達するかという部分、その辺のところにおいての調査・研究の費用とか、いろいろな部分を含めながらの概算要求というふうになろうかと思っております。今ご質問の点につきましても、現在一応、参考品とかその他、特に水陸両用車は導入して、それら調査を進めているところであります。無人偵察機等々においても、提案説明書、いろいろなものを、これから年末に向けてきちんと精査させていただきながら、その中において、方向性というものをきちんと積み上げていきたいというふうに思っております。また、細かい中身云々は、どうぞ、報道官の方にきちんと聞いていただければありがたいなと思っています。

Q:実は、こういった話というのは、滞空型無人機に関しても報道官にお尋ねしたのですが、「運用する部隊も決まっていない、調達数もわからない」というところで、何のためにどのような目的で使うかもわからない、という話だと思うのですね。あとは、予算レクチャーの時には、個々の装備に関して、「いくつの装備の数を入れるのか、いつまでに入れるのか、総額もわかりません」と。とりあえず、まずは入れてから、あと必要であれば買い足しますみたいな話をされているのですが、ということは、総合的な運用とかですね、調達の受け手がないというふうに思えるのですが、それからあと、各候補に関して、「これら3つに関して候補は決まっていません」とおっしゃるのですが、じゃあ、他にどういう候補があるのですかというと、「それはいえません」。実質的には、各滞空型無人機は「グローバル・ホーク」、ティルト・ローターは「オスプレイ」、水陸両用車は「AAV7」以外はないはずなのですが、一つずつしかないにもかかわらず、候補はこれから選びますというのは、ちょっとどうか、理解できないのですが。

A:お尋ねの件なのですが、一つずつしかないということでは別に私はないと思っております。数が少ないというのは確かであろうと思っています。今、一つしかないという限定的なお話だったわけでありますけれど、私はそうではないというふうに思っております。また、これからの今後の方策として、やはり、実際に部隊運用等々のことも考えていきながら、年末までの中において、その方向性というのをきちんと決めるという形になっております。また、大変申し訳ございませんけれども、やはり、これからの部隊の運用とか様々な防衛省改革、その他の流れの中において、この辺のところというのを年末までにきちんと我々は精査しながらやっていこうと思っておりますので。そういうところも踏まえて、報道官に「もう少しわかりやすいように答えてください」と言いますので、あとでお聞きになっていただければありがたいと思っております。よろしくお願いします。今、うなずいてましたから。大変申し訳ございません。今日は本会議もありますので、よろしければ、ある程度のことでお願いしたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。

以上


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