大臣臨時会見概要

平成26年5月31日(13時46分〜13時56分(日本時間))

1 発表事項

 なし。

2 質疑応答

Q:日米韓の会合を終えましたけど、どのような成果があったのか、簡単にお願いできますでしょうか。

A:日米韓3カ国が連携して行くことが、北朝鮮の問題を含め東アジアの安定には大変重要だということで一致しました。

Q:大臣から北朝鮮に関連して、昨日は日米豪で拉致の話も若干されたと思うのですが、今日はどのような話を北朝鮮に関してされたのでしょうか。

A:私の方から、これは日本と北朝鮮の間での拉致問題の進展の状況についての説明をしました。ただ、私ども従前からこの問題というのは、拉致・核・ミサイル、これが全て解決の方向が一致しなければいけないということで進めておりますし、この問題で日米韓が、やはりしっかりとした連携を取ること、これが益々重要だと思っております。

Q:日米韓に関しては情報共有という点もありますけれども、今日の会談ではどのようなお話だったのでしょうか。

A:これは、情報共有の方向については一致をいたしました。ただ、政治的な様々な環境がなかなか進まない中、この問題についても実は途中で話が止まっていることも事実であります。日本としては、このGSOMIA(軍事情報保護協定)も含めて、情報共有が重要だということ、おそらくこれは3カ国同じ方向だと思っています。いずれにしても、少しでも前に進むための何らかの作業部会のような、そのようなものを作っていくこと、それが重要だということでは認識は一致したと思っています。

Q:会談に先立ちまして、大臣は本会合の演説をされましたけれども、その中で、ミリタリー同士の協力と並んで、力による現状変更は許さないという姿勢を改めて明らかにしました。そのような演説された意図と、会場の反応についてどのような感想を持ったかお願いします。

A:まずこれは安倍総理もおっしゃっておりましたが、「力による現状の変更は、これは許されない。法による支配、対話による解決、これが重要」だと。これは会場からも大きな歓迎の雰囲気がひしひしと伝わってまいりました。昨年のこの会合では、どちらかというと日本と中国という、そういう印象の会議だったと思いますが、やはりこの一年間の安全保障環境の中で、日本だけではなくてASEAN全体がこの問題については強い関心を持つ。そして周辺国が、アメリカもそうでありますが、更にまたこの問題については、強い考え方を持っていただける状況になっていると思っています。今日のヘーゲル国防長官のスピーチも、大変力強いメッセージが伝わったのだと思います。

Q:日米韓の3カ国ですけども、東シナ海の現状ですとかそういったことについては意見交換されたのかということと、先方の方からは、もし回答があったのだとすれば、どういう話があったのでしょうか。

A:もちろん私の方からは、中国軍機が日本の自衛隊機に近接したこととか、あるいは最近の北朝鮮の状況とか、こういう安全保障環境についての話をさせていただきました。またそれぞれの国からは、それぞれの考え方が示されたということであります。決して方向性が違うわけではありません。ただ、相手国の話でありますので、あくまでも私の方からの議論ということで、私の発言については、こういう発言をしたということで承知をしていただきたいと思います。

Q:力による一方的な現状変更は容認できないということについては、3カ国で一致できたということでしょうか。

A:これは特に異論がある話ではありませんので、いずれにしても、どの国にしても、やはり力による一方的な変更というのは、これはあってはならないということだと思います。

Q:先ほど作業部会のことを言及されましたけれども、これをその軍事情報を共有するために、日米韓の3カ国による作業部会を設置するということで認識を一致したということでしょうか。

A:そういう方向性です。それは重要だという認識は3カ国ともに持ったと思います。政治的な環境でなかなか前に進まない、そういう状況で例えば北朝鮮に対しての様々な脅威に対応するときに、日米韓の3カ国が大変重要です。そういう政治的な問題と、軍同士の関係は切り離してしっかり対応していかないといざというときにそれぞれの国民を守れないのではないか。そういう思いは共通認識だと思っています。

Q:集団的自衛権について先立つスピーチは、質問も相次いだこともあって、シーレーンの機雷除去などとPKOの駆け付け警護など必要性が訴えられましたが、今の3カ国の会議の中ではどのように説明されたのでしょうか。

A:特にこの問題については、韓国国内でも様々な不安の声もあると承知をしております。私どもとしては、集団的自衛権の基本でありますが、相手国の同意なしで相手国に入ることは決してありえない。あるいは、日本がこれから、やはり様々な装備を充実させていく中でも日本の専守防衛という基本的な考え方、これに沿った形で進めていく、このような説明をさせていただきました。

Q:それに対して、韓国側からどのようなリアクションと言いますか。

A:これは、しっかり頷いて聞いていただけたと思います。

Q:2点あるのですけれども、北朝鮮に対してのミサイル防衛については3カ国で一致したことはあるのでしょうかというのと、あと、中国なのですが、海洋進出を強めていますけれども、3カ国でどのような意見交換をされて、一致した点があれば、2点お聞かせ下さい。

A:これは、あとでブリーフィングのペーパーが出ると思いますので、それを見ていただければと思います。 (秘書官)作業部会といったような言葉が出て、議論はしていません。単にそういう議論を今後も深めていくと。

A:何らかの作業、情報共有の方向性が共有出来るような、そういうことを今後とも進めて行きましょうという議論だったと思います。

Q:会談が始まる前に、廊下の国旗の前で、ヘーゲル国防長官と2人で顔を寄せ合って若干お話しされていましたけれども、差し支えなければ、どういったお話だったのでしょうか。

A:それは、2人の個人的な会話でありますので。

Q:フェリーの話。

A:これは、ヘーゲル国防長官とは個人的な縁故親しいので、会話をしました。キム長官とは、先般のフェリー事故の問題。これは、本当に多くの日本国民が心からお見舞いとお悔やみを思っていますと。私も同じ高校生の子供を持つ親ですので、わが身の事と思って、本当につらい思いで見ておりましたというお話をさせていただきました。

Q:キム・グァンジン国防相とは、日米韓の会談の前に一度立ち話をされているのでしょうか。

A:そうですね。会場でもお話しましたし、ここでも、ちょうどまだ会場がセッティングできていなかったので、しばらくの間、立ち話をさせていただきました。

Q:それはどういったお話をされたのでしょうか。

A:今回のフェリー事故についてのお悔やみ、お見舞いの話。それから少し時間があったものですから、日本の安全保障環境の問題とか、今国内で行われている議論とか、そういうことについてのお話をさせていただきました。

Q:集団的自衛権の議論も含めて説明されたということですか。個別に。

A:そうですね。今日本の国内で行われている議論について説明をさせていただきましたし、また、拉致問題の進展が少しありましたので、そのことについて、今、こういう状況ですという説明はさせていただきました。

Q:軍事情報の関係なのですけども、日韓で例えばイージス艦の情報共有ですとか、必要なことはいろいろあると思うのですが、具体的に大臣としてどういう面で期待しているのか。大臣としては、政治関係が冷え込む中では、先ほどおっしゃたような作業部会のような仕組みが必要だとお考えなのか。

A:私どもしては、最終的にこれは締結直前までいっておりましたが、日韓のGISOMIA、これが締結されることが重要だと思っています。ただ、そこまで、両国の政治環境がなかなか整わないのであれば、それに向けた対話、これを続けていくことは、とても重要だと思っています。

Q:確認ですけど、日米韓の3カ国の中でも拉致問題の日朝政府間協議の進捗について大臣から説明をされたということでしょうか。

A:これは外務省の所管でありますので、詳しい話ではありませんが、一応、先日そのような形での議論は行われたと。だた、私ども従前から日本として北朝鮮に対して常に発しているメッセージは、拉致・核・ミサイル、この完全なる解決でありますので、そのスタンスが変わらないとうことを説明させていただきました。

Q:その話に関してですね、キム長官は何らの反応をされましたでしょうか。

A:そういう姿勢については、当然同一歩調で考えていただけるものだと思っています。

Q:北朝鮮に対しての日本の政策を、韓国もアメリカも理解をしたということでよろしいでしょうか。

A:私の方から、拉致の問題だけでなくて、拉致・核・ミサイルが完全なる解決行われることが、日本が従前から北朝鮮に求めているものだということは紹介しました。

以上


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